はじめに
今までMTGアリーナをプレイしていましたが、最近、統率者をテーブルトップで遊び始めました。お店に行って楽しく遊んでいるのですが、統率者を始めてみると、マジックのパックの収録内容が違って見えてきたのでそれについて書いておきたいと思います。
よく聞く話で、「最近のパックには統率者向けのカードがスタンダードのパックに収録されることが多くなった」という話。
統率者を始める前はそういうものなのかと何となくの理解でしたが、実際に統率者を始めてみると解像度が高くなってきました。
統率者向けのカードがスタンダードのパックからも出る
例えば、現状の最新エキスパンションの「機械兵団の進軍決戦の後に」で収録されている伝説のクリーチャーはスタンダードの構築で使えるカードよりも統率者で活躍できそうな性能のカードが多い印象です。
↓公式カードリスト
https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000252/
サルカンなどはドランゴンデッキを組めと言っているカードですが、スタンダードではサルカンが入るようなデッキを組むことは難しいです。
ナーセットもスタンでは見かけないカードですが、すべてのクリーチャーに果敢を付与するなど強力な効果が入っています。
海外では構築よりも統率者が人気だという話もあるらしいので統率者のカードがセット内に内包されているのは商品としては正しいものだと思いますが、その分、スタンで使えるカードの収録枚数が少なくなることにもつながっているのでは?という疑問があります。ましてや、リミデッド向けのカードも収録されることを考えるとさらに少なくなると思います。
統率者が人気な理由が少しわかった気がする
私はスタンでいろんなデッキを組んで遊びたかったのですが、今の環境は黒が強くて除去が多いために2ターン目ポンおきなどするとすぐに除去されてしまいます。小粒のシステムクリーチャーは切り崩し一枚で倒されてしまうため、生きていけない状態です。ギミックを使ったデッキが生存しづらい環境になっているためにデッキを作りにくい印象です。
こういうところが正直つまらないなと思っていました。
しかし、統率者をやってみてその見方が変わってきました。
そもそも構築フォーマット自体が、環境の最適解を見つけてメタゲームを戦っていくのが主なフォーマットだということに気が付きました。
正しくは前から気づいてはいたけれど、どうにかスタンダードでデッキ構築の遊びを広げられないか?と考えていましたが、そういうプレイヤーは統率者をやるべきだったんだと気が付きました。
統率者は自分の使いたいクリーチャーをメインにおいて、それに沿ったカードを集めて100枚ハイランダーで構築するという、構築に頭をひねりながらかつ、好きなデッキを自由に組むことができます。
私のようにお気に入りのギミックや、カードを活躍させて遊ぶことを主目的にしている人は統率者は夢のようなフォーマットです。
よく問題にも上がりますが、統率者はレベル分けがあれています。デッキによっては最速2ターンで勝負が決まるものもありますが、逆に何ターンもかけて統率者で殴り勝つような構築で遊ぶレベルもあります。私は5~7くらいで遊んでいます。
私はティミー>スパイクプレイヤーです。ランプデッキで派手な動きをして楽しむにも統率者は適しているフォーマットだと思います。
↓統率者のレベル分け
https://mtg-jp.com/gameplay/format/commander.html
こうやって見ると、デッキを自由に組んで遊びたいプレイヤーは統率者に流れるのだと思います。
そもそも、ウィザーズが提唱しているプレイヤー分けのティミー(ビックアクションが好き)、ジョニー(複雑なコンボが好き)、スパイク(競技が好き)、ヴォーサス(世界観が好き)、メイ(カードの効果と世界観の調和が好き)の割り振りで考えると、スパイク以外は統率者の方が向いているのだと思います。
私の思うスタンダードが人気がない理由
このことに加えて、スタンダードはスタン落ち(3年でカードが使えなくなる)ルールがあるためにカードをそろえてもいつかは使えなくなってしまいます。もちろん、新しいエキスパンションで環境も変わるために、そろえたカードは3か月に1度入れ替えることが求められます。
若者向けには飽き防止として機能すると思いますが、年齢層が上がった昔から遊んでいるプレイヤーはスタンダードは遊ばなくなるのは必然かと思います。おじさんは3か月に1度の早い変化にはついてゆけないのです。(私もそうです)
しかも、スタンのデッキも結構な値段がするため、気軽に始める感じではないですし、パックも他のカードゲームに比べてお高めの値段で、スタンダードを遊びたいプレイヤーからすると、統率者向けのカードも大量に出るために、ほしいカードが出る確率も低くてパック購入<シングル購入になりがちで、パックが剥かれないということはシングルカードの流通量が減ってシングル販売も高くなるというジレンマが発生してそころかは抜け出せなさそうに思えます。(この辺は私の予想です。明確な根拠はありません)
だからこそ、最近のウィザーズの施策としてやっているじゃんけん大会などは有効なイベントだと思います。お金がない若者でもほぼただで環境のカードを手に入れるチャンスがありますし、若者受けしそうな可愛いイラストで集客することは良い施策だは思います。
イベントに参加した人が定着するかどうかはさておき、やっていることは正しいと思います。
私の思う改善点
私の意見としては、
パックの収録内容の構造を変える→スタンで使えるレアは確定で3枚は入るとかにしてスタンをプレイするユーザーからはパックを向いた方が得になるようにすることでパックの売れ行きは良くなり、市場にもシングルカードが出回りシングルカードの値段も下がり活性化するかも?
チャレンジャーデッキを出す→とりあえずこれを変えという商品がないので入り口のして出してほしいできれば半年に1回とか
なんかが良いのではないかと思います。
最後に
私はアリーナでしかスタンはやらないつもりですが、これくらいやりよくなったらやっても良いかなと思えると思います(やるとは言ってない)
今までMTGアリーナをプレイしていましたが、最近、統率者をテーブルトップで遊び始めました。お店に行って楽しく遊んでいるのですが、統率者を始めてみると、マジックのパックの収録内容が違って見えてきたのでそれについて書いておきたいと思います。
よく聞く話で、「最近のパックには統率者向けのカードがスタンダードのパックに収録されることが多くなった」という話。
統率者を始める前はそういうものなのかと何となくの理解でしたが、実際に統率者を始めてみると解像度が高くなってきました。
統率者向けのカードがスタンダードのパックからも出る
例えば、現状の最新エキスパンションの「機械兵団の進軍決戦の後に」で収録されている伝説のクリーチャーはスタンダードの構築で使えるカードよりも統率者で活躍できそうな性能のカードが多い印象です。
↓公式カードリスト
https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000252/
サルカンなどはドランゴンデッキを組めと言っているカードですが、スタンダードではサルカンが入るようなデッキを組むことは難しいです。
ナーセットもスタンでは見かけないカードですが、すべてのクリーチャーに果敢を付与するなど強力な効果が入っています。
海外では構築よりも統率者が人気だという話もあるらしいので統率者のカードがセット内に内包されているのは商品としては正しいものだと思いますが、その分、スタンで使えるカードの収録枚数が少なくなることにもつながっているのでは?という疑問があります。ましてや、リミデッド向けのカードも収録されることを考えるとさらに少なくなると思います。
統率者が人気な理由が少しわかった気がする
私はスタンでいろんなデッキを組んで遊びたかったのですが、今の環境は黒が強くて除去が多いために2ターン目ポンおきなどするとすぐに除去されてしまいます。小粒のシステムクリーチャーは切り崩し一枚で倒されてしまうため、生きていけない状態です。ギミックを使ったデッキが生存しづらい環境になっているためにデッキを作りにくい印象です。
こういうところが正直つまらないなと思っていました。
しかし、統率者をやってみてその見方が変わってきました。
そもそも構築フォーマット自体が、環境の最適解を見つけてメタゲームを戦っていくのが主なフォーマットだということに気が付きました。
正しくは前から気づいてはいたけれど、どうにかスタンダードでデッキ構築の遊びを広げられないか?と考えていましたが、そういうプレイヤーは統率者をやるべきだったんだと気が付きました。
統率者は自分の使いたいクリーチャーをメインにおいて、それに沿ったカードを集めて100枚ハイランダーで構築するという、構築に頭をひねりながらかつ、好きなデッキを自由に組むことができます。
私のようにお気に入りのギミックや、カードを活躍させて遊ぶことを主目的にしている人は統率者は夢のようなフォーマットです。
よく問題にも上がりますが、統率者はレベル分けがあれています。デッキによっては最速2ターンで勝負が決まるものもありますが、逆に何ターンもかけて統率者で殴り勝つような構築で遊ぶレベルもあります。私は5~7くらいで遊んでいます。
私はティミー>スパイクプレイヤーです。ランプデッキで派手な動きをして楽しむにも統率者は適しているフォーマットだと思います。
↓統率者のレベル分け
https://mtg-jp.com/gameplay/format/commander.html
こうやって見ると、デッキを自由に組んで遊びたいプレイヤーは統率者に流れるのだと思います。
そもそも、ウィザーズが提唱しているプレイヤー分けのティミー(ビックアクションが好き)、ジョニー(複雑なコンボが好き)、スパイク(競技が好き)、ヴォーサス(世界観が好き)、メイ(カードの効果と世界観の調和が好き)の割り振りで考えると、スパイク以外は統率者の方が向いているのだと思います。
私の思うスタンダードが人気がない理由
このことに加えて、スタンダードはスタン落ち(3年でカードが使えなくなる)ルールがあるためにカードをそろえてもいつかは使えなくなってしまいます。もちろん、新しいエキスパンションで環境も変わるために、そろえたカードは3か月に1度入れ替えることが求められます。
若者向けには飽き防止として機能すると思いますが、年齢層が上がった昔から遊んでいるプレイヤーはスタンダードは遊ばなくなるのは必然かと思います。おじさんは3か月に1度の早い変化にはついてゆけないのです。(私もそうです)
しかも、スタンのデッキも結構な値段がするため、気軽に始める感じではないですし、パックも他のカードゲームに比べてお高めの値段で、スタンダードを遊びたいプレイヤーからすると、統率者向けのカードも大量に出るために、ほしいカードが出る確率も低くてパック購入<シングル購入になりがちで、パックが剥かれないということはシングルカードの流通量が減ってシングル販売も高くなるというジレンマが発生してそころかは抜け出せなさそうに思えます。(この辺は私の予想です。明確な根拠はありません)
だからこそ、最近のウィザーズの施策としてやっているじゃんけん大会などは有効なイベントだと思います。お金がない若者でもほぼただで環境のカードを手に入れるチャンスがありますし、若者受けしそうな可愛いイラストで集客することは良い施策だは思います。
イベントに参加した人が定着するかどうかはさておき、やっていることは正しいと思います。
私の思う改善点
私の意見としては、
パックの収録内容の構造を変える→スタンで使えるレアは確定で3枚は入るとかにしてスタンをプレイするユーザーからはパックを向いた方が得になるようにすることでパックの売れ行きは良くなり、市場にもシングルカードが出回りシングルカードの値段も下がり活性化するかも?
チャレンジャーデッキを出す→とりあえずこれを変えという商品がないので入り口のして出してほしいできれば半年に1回とか
なんかが良いのではないかと思います。
最後に
私はアリーナでしかスタンはやらないつもりですが、これくらいやりよくなったらやっても良いかなと思えると思います(やるとは言ってない)