川崎市岡本太郎美術館は、岡本太郎が晩年に主要作品を市に譲ったことで出来た美術館です。
太郎さんは「芸術は大衆のもの」と言っており、作品はなかなか売らなかったそうです。
川崎市が頼んだ時にも作品は売らずに寄贈したのでした。
最寄駅は向ヶ丘遊園駅。
駅から20分ほど歩いた緑豊かな場所に建っています。
1999年に開館してもう10年以上経ちますが、飽きさせない色あせない独特の美術館。
常設展のみ行っている場合一般500円、高大生・65歳以上は300円。
特別展がある場合変更になるときもあるそうです。
館内は残念ながら撮影禁止。
岡本太郎の雰囲気が存分に発揮された館内は鳥肌もの。
まずエントランスホールから入ると赤い部屋に大きな太陽の顔が迎えてくれる。
迷路のような不思議な館内に様々な作品が展示されていて、
特に好きなのが彫刻が置かれた吹き抜け。
照明や音に凝っていて、ちょっとした異空間です。
若い時計台、樹人などが飾ってあります。
企画展示室で毎年冬に行われる「TARO賞展」がおススメです。
最後にはミュージアムショップもあり、関連の書籍やグッズを販売していました。
野外に展示されているこの美術館のシンボル、母の塔。
大胆な形なのにこの安定感・・
この塔は二子新地付近に建っている、かの子文学碑「誇り」の方向を見ているそうです。
母の塔の前は人々の憩いの場、
いつも記念撮影をする人、お弁当を食べる人、ひと休みする人たちが集まります。
母の塔は角度によって異なる姿を見せます。
曲線の美におもわずうっとり・・・
楽しそうな人たちも絶妙なバランスで立っています。
こちらも敷地内に建っている立体作品「樹霊Ⅰ」
大阪万博開催時、太陽の塔の中に置かれていた作品のひとつです。
太郎作品は自然も似合いますね。
生田緑地にはその他に日本民家園や青少年科学館があり、一日中楽しめます。