
隅田川沿いには江戸時代の文化を伝える施設が多いです。
浅草や両国は有名ですが、
深川なんかも私は好きです。
地下鉄・清澄白河駅からほど近くの深川江戸資料館。
公民館のような建物の中に入り、入館料300円を払って
導入展示室を進むと
突如現れる、江戸の町並み!!
江戸時代末期のこの地・深川を再現した空間です。
眺めるだけでなく階段を下りて地下一階に降りると実際に街の中を歩くこともできます。
建物内ということもあり、外部と遮断されている分、
音響や照明も工夫されています。
照明で町が昼になったり夜になったりするようです。
八百屋。
実際に中へ入ってじっくりと江戸の暮らしを知ることができます。
そのため用具などは細部までこだわっているらしく、
なかなかのこだわりを感じます。
順路などはなく自分の好きなように巡って
気になる建物に入ることもできます。
見学というより体験できる資料館です。
堀の多かったこの地域らしく、一番奥には堀も再現されています。
堀に面した船宿や柳の木が風情を出しているのでしょう。
館内でも人気スポットです。
高さ約10mの火の見櫓。
火事の多かった江戸では重要視されていたそう。
路地裏に入ったり蔵に入ったり、
思い思いに江戸を感じ取ることができる。
長屋の中にも誰かが住んでいるようなそんな気さえしました。
深川江戸資料館は移りゆく東京から消えつつある
“江戸”を復元した、貴重な資料館なのです。