四条大宮には阪急京都線の大宮駅と嵐電の四条大宮駅がありバスのロータリーも存在する繁華街。
とりあえずこの場所で荷物を預けて身軽にならなくては。
地上にコインロッカーが見当たらないので地下に潜る。
地下には阪急線の駅がある。京都の中心を走る鉄道はほぼ地下を走っているという。
幸い地下にコインロッカーがあったので2人分の荷物を一緒にぶち込み身軽に再出発!
ここから嵐電には乗車しないでまたバスで北上。
嵐電北野線の北野白梅町駅を目指す。
千本通りをまっすぐ、二条駅を過ぎて左折して今出川通りへ。
北野白梅町の手前、学業成就で有名な北野天満宮前で下車。
京都の寺社は拝観時間が決まっているゆえ早朝は入れないことが多いが
北野天満宮は朝5時から参拝することができる。
今出川通りに面した入り口から参道を進むとゆるーく右にカーブしていく。
左右には寄進されたものであろう大きさがまちまちの灯篭が建っていて社殿へと誘う。
修学旅行生に人気のこの場所も朝が早いと誰もいない。
時々、散歩中と思しき人たちとすれ違うくらいだ。
参道を進んでいると気になるのが牛の像。
ブロンズのものから石のものまであり、どれもドッシリと座った姿をしている・・・・
これは菅原道真公に関する逸話に基づくものらしく、
どうやら道真公は牛(丑)に縁があったようだ。
そして梅!
梅も道真公のお気に入りだったらしい。
境内には梅園まであるが、残念ながらまだ蕾。
日のあたる場所から少しづつ咲き始めていた。
北野天満宮に祀られているのは菅原道真公。
平安時代に活躍した道真公は、怨霊の代名詞とも言える存在。
彼の怨霊を祀ったのがこの神社の始まりなのに
現在では学業の神様として全国の学生に信仰されている。
1000年前は誰もが恐れる怨霊が今では学問の神様に。
なんだかとってもポジティブ!!
物音すらも聞こえない朝の境内は清々しく、禍々しい気は感じられない。
道真公は1000年という時代の流れをどう感じているのだろうか・・・・
朝の境内に柏手が響いた。