東風吹かば 匂いおこせよ梅の花
あるじなしとて春を忘るな・・菅原道真
今日は立春…暦の上ではもう春を告げているというのに・・
春は名のみの 風の寒さや と早春賦が口をついてでてきそうな
むしろ冬の真っただ中と言ったほうがふさわしいように思います。
立春後、一番初めに吹く強い南風が春一番で、日本中トント背中を
叩かれたように慌ただしく、新しい季節に・・・
入っていくような気分にさせられ、春が深まっていきますが・・・
私たち年代は春風と言えば、菅原道真の短歌を思い出し・・
立春の風が氷を溶かし、やがて梅の香りを運び風の温かさと匂いと
美をいっぱいに感じて、浮き立つ心がこめられているような気がします。
節分草・・