【働けどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る】と、
歌ったのは石川啄木だが、当時にくらべると、
現代はずいぶんと豊かになっている‥しかし、豊かになっただけ、
貧しさの基準も上がり、昔では考えられないほどの
物をを持ちながら飢餓感にとらわれている場合が多いようだ。
それに対して【清貧】は、行いが清く、物欲から離れ・・
心の豊かさを大事にしたいがための貧しさのことであり、
カネを持てば物欲が起こる・・物欲は、果てしがない・・
どんなに貧しくとも豊かな心で行きたいと願う人は今は少ない。
そのような人は【濁富】とでも呼びたい・・・