【イナイ、イナイ、バァ】ひ孫に向けた顔に、キャッ、キヤッとはしゃぐ、
無邪気な笑顔が返ってくる・・ついついつられてもう一度・・・
くり返すたびに可愛ささが増す・・けれどもいつもそうとは限らない・・
あやして泣かれることもあり、こちらもついシュンとなる。
笑う子と泣く子、どちらがどうということではないけれど・・
次に会ったときは、やはり笑ってくれる子のほうへ手が伸びる
それが人情というものであろう・・・あやしてくれる時に笑わないと、
人はやがてあやしてくれなくなる・・
それはお互い人間関係にも当てはまる人情の機微ではないか。
むろん大人同士あやしあうわけではないが、相手が自分に関心を
向けてくれた時には、こちらも笑顔で応える・・・
相手もほほ笑みを返してくれるそんな関係が築かれてこそ、
二人の間はうまくいく、ともに向上してもいける。
日頃の自分を振り返ってみてはどうらろうか・・・
笑うべき時に笑顔でお返ししているだろうか・・