安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

心の貧しい時代

2020-05-02 09:24:32 | 政治
毎日、テレビ局のレポーターが飲食店などのお店に突入し
「なんでお店を開けているんですか?」などと質問しているのを見ると心が痛みます
この国はこれほど心が貧しくなりつつあるんだ。。。と残念に思います
テレビ局のレポーターは、まるでお店を開けている人を糾弾し、喜んでいるようにも見えます
確かに、パチンコ店などは永久に閉店して頂けてもいいとは私も思いますけどね(笑
それは魔女狩りなどとは違う意味で、です

一方で、他県から来た車に嫌がらせをする人も増えているとか
「よそから来るなよ」ということなんでしょうね
でも、それだったら、自分の県以外からの物資の流入はすべてシャットアウトするという意味ですか?
何か、経済活動や人の移動を”悪”だとする風潮が広がっていることを、本当に悲しく感じています

昨日、政府が緊急事態を延長すると表明したわけですけれども
私は、これが完全な間違いであると確信しています
政府のやることが絶対に間違いないなんて、私はこれっぽっちも思ってはいませんし
むしろ、今の政府判断は間違いだらけだと思っています
ご異論のある方も、もちろんいらっしゃるでしょう
しかし、コロナウイルスで死ぬ人も、経済苦で死ぬ人も、ともに大切な命です
経済苦で死ぬ人が増えないように、と思っているだけなのですが
なぜかマスコミは経済をストップすることのリスクには触れたがりません
それならいっそ、マスコミ自体も休業してはいかがですか?自粛ということで(笑

テレビ局など、一週間に一度の放映でいいですよ、どうせ感染者が何人増えて死者が何人増えた
ぐらいのことしか言わないんだから(笑
取材もドラマ撮影もできないんでしょうからね
人の恐怖心を煽ってパニックを誘発するぐらいなら自粛して欲しいです(笑

政府が緊急事態を延長したことは、経済に大きなダメージを与えるでしょう
企業が自粛できる範囲ならまだしも、倒産や廃業に至ってしまっては
そこから経済を再開するのは極めて大きなエネルギーと資本と労力が必要だということを
マスコミにも政治家にも理解して欲しいと願っています
まあ、経済活動をやったことのない政治家には
企業倒産の意味も、本当には理解できないでしょうけれども

こんなときこそ、自営業、中小企業の方には強くあっていただきたいと思います
この時代に、勇気を持って店を開けることは本当は素晴らしいこと、賞賛されるべきこと
そう思っていただきたいと思います
これから日本は、本当のサバイバル時代に入ると思います
いや、日本だけじゃなくて、世界中がね
サプライチェーンという言葉がありますが、その意味はね
全てのモノは供給されるまでにいろいろな人や企業がチェーン(鎖)のようにつながっている
という意味なんですよね
つまり、たとえばトヨタがあるのは
原材料を輸入する業者や船がいて、それを運ぶ流通業者がいて
原材料を初期部品に加工する孫請けがいて、初期部品を組み立てる下請けがいて
トヨタが工場で組み立て、製品を運ぶ運送会社がいて、末端のディーラーが売る
この一連の関連企業群をサプライ(供給)チェーン(鎖)といいます
このサプライチェーンが崩れたら、もはや車は製造できなくなります
今、日本はこのサプライチェーンの崩壊が起きようとしているんですよね
下請け孫請けがいなくなってトヨタが存続することはないんです
だから、中小企業を絶対に潰してはいけない。。。安易に休業を強いてはいけないんですよ

サプライチェーンが崩れると、日本の製造能力は一気に落ちます
三橋貴明先生が言っているように、供給能力が戦争などで失われるとインフレが起こる
これは発展途上国でインフレが起きるのと、全く同じ原理です
お金だけジャブジャブ供給しても、製造能力が欠落していたらインフレになります
そうなると、MMT理論は崩壊するんですよ。。。。。。

今ね、海外に依存していた製造部品が日本に入ってこなくなって、ここでもサプライチェーンの崩壊が起きています
日本は安泰だなんて、そんなの、現実から目をそらしているだけなんですよ
日本円は信用があるから暴落しない。。。これも、サプライチェーンあっての信用なんです
つまり、経済を止めることで、日本の崩壊が起きる可能性は否定できないんですよね
だからこそ、これからはサバイバルの時代だと、申し上げています

政府には、緊急事態延長の撤回を要求します
もっと多角的に日本のことを見て、今こそ頑張るべき時なんだと、自覚する人が増えなくてはいけない
私はそのように思っています

コメント
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