昨日購入した、この人(デービッド・アトキンソン氏)の書籍を読みすすめています
菅総理の推し進めようとしている「中小企業改革」についての、私なりの意見です
前回、前々回の続きなので、過去の日記もご覧下さい
まだ、アトキンソン氏の著書を全部読んだわけではないのですが、この人の”間違い”の原因が
一体何を間違えているのか?ということが、おぼろげながら見えてきました
藤井聡さんや三橋貴明さんらも、アトキンソン氏を批判していますが
私の見立ては、三橋さん、藤井さんのお二人とも違っています
お二人の意見は、やはり同じく「分析者、アナリストとしての目から見た批判」なんですね
私の言いたいことはね、このデービッド・アトキンソン氏というのは、単なる分析者だということです
政治家は専門家の意見を聞いてもいいが、政治を行う者が、アナリストの意見をそのまま鵜呑みにしてはいけない
という事を、私は言っておきたいと思います
分析者の仕事は、過去の事象を他の事例と比較検討し、もっともらしい理由を導く
ということなんですね
この人は、経済を”過去の”データで見ているんです
それが全部間違いだとは私は言いませんよ、著書を読んで見ると、立派なアナリストであり
しっかりと的を得た意見も言っています
しかし、所詮は経済をデータでのみ見るという、アナリストの限界があるように感じます
彼は、経済の好不況が、人間の心理と密接に関わっているということを見落としています
人口が減るから経済が拡大しない、経済は縮小していく。。これは今の現象面だけを見た判断です
しかし、経済が上向き、活況を呈してきたら、誰もが日本に住みたくなり、人口が増えることもある
そういった可能性があり得るということを、彼は最初から、その可能性を捨てているわけです
分析は結構なんだけれども、悲観主義者が政治をやって成功する例など皆無ですよ
と、私は言っておきましょう
もちろん、ただの楽観主義だけではダメですよ、もちろんね
でも、アメリカのトランプ大統領を見てください
彼が4年前に掲げたスローガンは
Make America Great Again! アメリカをもう一度偉大な国にしよう!
ですよ。。。この言葉がアメリカ人に与えた影響をどう考えますか?ということなんです
分析官。。。アナリストは、人間の意欲の力、意志の力を考慮に入れない。。。つまり
不可知論を最高のものだと思っているんですよ
人間の心には現実を引き寄せる強い力がある。。。ということを
心は目に見えないから。。。という理由で、無視しているんです
こういう人の一番の特徴はね、自分の分析に現実を合わせたくなる
そして、政治家に働きかけて、自分の説を証明しようとする
。。。こういうことなんですよ
最初から、自分の分析を相手の政治家、つまり菅首相に「正しいもの」と思い込ませ
自分の正しさを証明し、力を示そうとしているわけです
こんなの、政治家が踊らされていけば、政治家の悲観的な物の見方が、経済に影響を与えるんですよ
アナリストは所詮アナリストなんです
過去のデータで将来を悲観的に予想しているだけなんですよ
つまり、悲観的フォーキャスター(予測者)なので、意見は参考にするだけでいいんです
本質的なことをいいますね
日本の生産性を上げるためには、ます日本国民の意欲を高める必要があるんです
中小企業でもいいんですよ、「頑張ればもっと儲かる」という、その意欲が必要なんです
アトキンソン氏は、大企業は人材教育にお金をかけているから生産性が高く
中小企業は人材教育にお金をかけられないから生産性が低いという
間違っていますね。。。大企業には大企業なりの大企業病というものがあります
従業員がセクショナリズム化して全体が見えない、小さい分野しか見えない人が多くなります
また、
与えられた仕事だけをすればいい、というのが大企業病で、社員が公務員化してくる場合もあるわけです
大企業の社員を中小企業に引き抜けば優秀な仕事ができるか?というと
仕事の質がまったく違いすぎて、「大企業の社員=優秀」というわけでは、必ずしもない
ということは、私も何度も経験してきました
人によりますが、中小企業の社員は全体のことをやらされるため、オールマイティーな場合もあるわけです
経済をデータでだけ見て、解析して改革することなんか完全には無理です
それこそ「政治が経済をコントロールできる」という、大きな政府主義者特有の勘違いなんですよ
だからこそ、政治は民間の意欲を引き上げるように、補助的な仕事を中心にするべきなんです
これが、小さな政府に代表される「政治家の本当の謙虚さ」なのです
自分が経済をコントロールできる、というのが、そもそも思い上がりなんですよ
そのことを、アナリストも自覚すべきじゃないですかね?アトキンソンさん
菅総理の推し進めようとしている「中小企業改革」についての、私なりの意見です
前回、前々回の続きなので、過去の日記もご覧下さい
まだ、アトキンソン氏の著書を全部読んだわけではないのですが、この人の”間違い”の原因が
一体何を間違えているのか?ということが、おぼろげながら見えてきました
藤井聡さんや三橋貴明さんらも、アトキンソン氏を批判していますが
私の見立ては、三橋さん、藤井さんのお二人とも違っています
お二人の意見は、やはり同じく「分析者、アナリストとしての目から見た批判」なんですね
私の言いたいことはね、このデービッド・アトキンソン氏というのは、単なる分析者だということです
政治家は専門家の意見を聞いてもいいが、政治を行う者が、アナリストの意見をそのまま鵜呑みにしてはいけない
という事を、私は言っておきたいと思います
分析者の仕事は、過去の事象を他の事例と比較検討し、もっともらしい理由を導く
ということなんですね
この人は、経済を”過去の”データで見ているんです
それが全部間違いだとは私は言いませんよ、著書を読んで見ると、立派なアナリストであり
しっかりと的を得た意見も言っています
しかし、所詮は経済をデータでのみ見るという、アナリストの限界があるように感じます
彼は、経済の好不況が、人間の心理と密接に関わっているということを見落としています
人口が減るから経済が拡大しない、経済は縮小していく。。これは今の現象面だけを見た判断です
しかし、経済が上向き、活況を呈してきたら、誰もが日本に住みたくなり、人口が増えることもある
そういった可能性があり得るということを、彼は最初から、その可能性を捨てているわけです
分析は結構なんだけれども、悲観主義者が政治をやって成功する例など皆無ですよ
と、私は言っておきましょう
もちろん、ただの楽観主義だけではダメですよ、もちろんね
でも、アメリカのトランプ大統領を見てください
彼が4年前に掲げたスローガンは
Make America Great Again! アメリカをもう一度偉大な国にしよう!
ですよ。。。この言葉がアメリカ人に与えた影響をどう考えますか?ということなんです
分析官。。。アナリストは、人間の意欲の力、意志の力を考慮に入れない。。。つまり
不可知論を最高のものだと思っているんですよ
人間の心には現実を引き寄せる強い力がある。。。ということを
心は目に見えないから。。。という理由で、無視しているんです
こういう人の一番の特徴はね、自分の分析に現実を合わせたくなる
そして、政治家に働きかけて、自分の説を証明しようとする
。。。こういうことなんですよ
最初から、自分の分析を相手の政治家、つまり菅首相に「正しいもの」と思い込ませ
自分の正しさを証明し、力を示そうとしているわけです
こんなの、政治家が踊らされていけば、政治家の悲観的な物の見方が、経済に影響を与えるんですよ
アナリストは所詮アナリストなんです
過去のデータで将来を悲観的に予想しているだけなんですよ
つまり、悲観的フォーキャスター(予測者)なので、意見は参考にするだけでいいんです
本質的なことをいいますね
日本の生産性を上げるためには、ます日本国民の意欲を高める必要があるんです
中小企業でもいいんですよ、「頑張ればもっと儲かる」という、その意欲が必要なんです
アトキンソン氏は、大企業は人材教育にお金をかけているから生産性が高く
中小企業は人材教育にお金をかけられないから生産性が低いという
間違っていますね。。。大企業には大企業なりの大企業病というものがあります
従業員がセクショナリズム化して全体が見えない、小さい分野しか見えない人が多くなります
また、
与えられた仕事だけをすればいい、というのが大企業病で、社員が公務員化してくる場合もあるわけです
大企業の社員を中小企業に引き抜けば優秀な仕事ができるか?というと
仕事の質がまったく違いすぎて、「大企業の社員=優秀」というわけでは、必ずしもない
ということは、私も何度も経験してきました
人によりますが、中小企業の社員は全体のことをやらされるため、オールマイティーな場合もあるわけです
経済をデータでだけ見て、解析して改革することなんか完全には無理です
それこそ「政治が経済をコントロールできる」という、大きな政府主義者特有の勘違いなんですよ
だからこそ、政治は民間の意欲を引き上げるように、補助的な仕事を中心にするべきなんです
これが、小さな政府に代表される「政治家の本当の謙虚さ」なのです
自分が経済をコントロールできる、というのが、そもそも思い上がりなんですよ
そのことを、アナリストも自覚すべきじゃないですかね?アトキンソンさん