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経済の自由化とマネーゲームの自由化の違いについて

2021-05-13 20:09:23 | 政治
竹中平蔵氏がはやくも、自身が取締役となるパソナを「中小企業統合のための仲介企業」として、登録させていますね
これは要するに、日本の中小企業を海外の投資家に紹介・仲介して、M&Aの手数料で儲けよう、という算段なのだと思います

政治家も経済評論家も、竹中やデービッド・アトキンソンに騙されている方は多いと思いますが
これは経済の自由化と名打った「マネーゲームの自由化」なのですよ
竹中氏は、経済の自由化が何のためにあるのか?それを一から考え直す必要がありそうです

海外からの資本を入れる。。。というのは、非常に聞こえがいいのですが、要するに株の売買ゲームなんです
株を取得して人事権を手に入れ、自分の言うことを聞く人間をサラリーマン社長として経営者を入れ替える
安い海外に工場を移転させ、国内の社員を解雇もしくは派遣に切り替え、短期利益を追求して株主への配当を増やす
これのどこにも日本人の利益など存在しない。。。のですよ

竹中やデービッド・アトキンソンは、金融機関を整理統合させましたが
国内の金融機関、つまり銀行を弱体化させ、体力が弱ると、企業が銀行からお金を借りられなくなる。。。
その代替えの資金調達方法として投資家向けに株を売るようになる、つまり投資家が日本企業を買収しやすくしたわけです
こうやって、戦前に日本が行った「資本家の影響力を削ぎ、銀行の融資を増やす」という政策の逆をやっているわけですね
戦前の日本は、資本家(株主)の力が圧倒的に強すぎて、企業が株主に利益を吸い取られ、長期的な発展を見据えた経営ができませんでした
近欲な株主が利益配当を強く要求してきても、経営者は逆らうことができず、企業蓄積も設備投資も思うようにできなかったのです
その問題点を見た当時の政治家が、日本の企業を強くするために、法律改正で投資家の力を弱め
逆に銀行に積極的融資をさせるように指導していって、産業を強くしていったのです

今の自由化の流れは経済を強くする方向とは逆。。。マネーゲームの自由化になっているのです
今の日本は、18~19世紀の欧米の帝国主義に搾取される植民地そっくりで、構造的に搾取されるようになっているのです
他所の国で作った製品を買わされ、安い労働力で働かされている今の日本人は、かつての帝国主義の植民地そっくりですね
他国からの圧力で法律を変えられ、経済構造を変えられることになったのは、もとはと言えば自分の国の安全を他国に任せたツケなのです
他国に守ってもらっている以上。。。他国に依存している以上、日本は構造を変えられて搾取されるのは当たり前です
自分から進んで他国の庇護をうける植民地になっているのですから。。。。
日本経済の停滞は、実は根本的に他国への依存心に原因があります
ここに多くの人が気がつかない限り、構造的な日本の被搾取構造は変えられません
MMTでいかにお金を沢山配ったところで、依存心を取り除いて自立する人が増えなくては、日本は立ち直りようがないのです

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