日本の80年代はバブルと呼ばれて、とにかく金がうなっている状態でした
私もその雰囲気はよく知っていて、とにかく、そのへんの中小企業の経営者や個人商店のおやじさんまでもが
「不動産を買っとけばそのうち値上がりする」ということを信じていて、とにかく不動産を買い漁っていました
金が余っていたからといって、決してインフレということではなく、一般消費財の値上がりは、それでも緩やかであり
どんどん値上がりするのは、とにかく不動産ばかりでした
ここをご覧の皆様は、日本のバブル時代には、”本当にお金が増えていた”、ということをご存じでしょうか?
金融・貨幣理論をかじった方は自明ですが、実はお金を増やす方法は2つあるのです
一つは政府の赤字を増やす方法。。。政府が国債発行を増やし、税収を減らせば、お金の絶対量は増えます
もう一つは「銀行がお金の貸し出しを増やすこと」なのです
日銀が。。。ではありません、普通の銀行が貸し出しを増やすことでお金は増えるのです
安倍政権が行った「金融の異次元緩和」というのは、この「銀行貸し出しを増やす」ということに目的がありました
難しい話は端折りますが、金融を緩和し、”銀行が貸し出せるお金の枠を増やした”のです。。。これが安倍政権の異次元緩和政策です
ところが、経済は冷え込んだまま。。。何が起きたかというと、「民間企業が銀行からお金を借りなかった」ということなんです
安倍政権の失策は、銀行の貸出枠を増やしたことまでは良かったんだけれども、実際に貸し出しを増やすことまではできなかったんです
つまり、わかりやすく言うと、「貸し出ししないで銀行の金庫にお金をたくさん置いて眠らせていた」というわけです
お金を眠らせた原因の最大原因は、もちろん、2度にわたる消費増税です
銀行が貸し出さない。。。つまり、企業が銀行から金を借りない。。。という状態を見て、安倍政権は行き詰りました
そりゃそうなんですよ。。。上場した大手企業は、銀行からお金を借りるよりも、新規株式を発行して資金調達した方が早いのです
しかも、株式調達はお金を返還する必要がない。。。銀行に借りれば、お金を返さないといけませんからね、金利付きで
つまり、小泉-竹中の取り組んだ構造改革で、企業が新規株式の発行による資金調達をしやすくなり
借り入れのリスクを減らして楽に”株で”資金調達できるようになったわけです
こうして、中小企業までもがベンチャー企業として上場する機会が増え、株の世界がさらににぎわうことになりました
しかしここで大事な視点が欠けていたんです
新株発行による資金調達は、お金を増やさないんです。。。
それは市場のお金をかき集めているだけで、銀行が貸し出ししたときのような信用創造による貨幣の増加が行われないんですね
だから、安倍政権の異次元緩和策は、この点においても、失敗したと言えるでしょう
今は中小のベンチャー企業でも、実態にそぐわない株価がついています。。。これは、マネーゲームの結果がそうなっているだけで
その企業の実績が良いから。。。というよりも、バブル的に株の価値がふくらまされているわけです
今、日本の株式は実体経済にそぐわないほど高騰していますが、それは、余ったお金が株式に流れている。。ということで
マネーゲームがいまだ続いていることを意味しています
しかし、これほどマネーゲームが続いているということは、それだけ投資家にメリットがあるということでもあります
今の株価を支えているのは「株主配当」という意味合いが大きいと、私は思います
株主配当を目的として、投資家が株に投資する。。。つまり、投資家は企業に「短期利益を上げて配当を払えと要求している」ということです
企業が新株発行による資金調達を行う場合のデメリットは二つです
一つは日本全体のお金の総量が増えないこと
もう一つは企業が株主の意向に影響を受け、短期的な利益を上げるために、国益を無視してでもグローバル化するということです
日本はいま、マネーゲーム化によって「お金でお金を稼ぐ」ということが流行しており
「新しい商品、新しい価値を創造することでお金を稼ぐ」という、本来あるべき経済のあり方を逸脱している傾向があるのです
再三言っていることですが、日本復活のためにはマネーゲームではなく、国内の産業復興に力を入れる必要があります
中小企業を資本統合すれば結果が良くなる。。。この竹中の嘘に騙されないようにしましょう
竹中の言っていることは、マネーゲームであり、金を持っている人が勝つ。。。その仕組みを作っているだけですからね
私もその雰囲気はよく知っていて、とにかく、そのへんの中小企業の経営者や個人商店のおやじさんまでもが
「不動産を買っとけばそのうち値上がりする」ということを信じていて、とにかく不動産を買い漁っていました
金が余っていたからといって、決してインフレということではなく、一般消費財の値上がりは、それでも緩やかであり
どんどん値上がりするのは、とにかく不動産ばかりでした
ここをご覧の皆様は、日本のバブル時代には、”本当にお金が増えていた”、ということをご存じでしょうか?
金融・貨幣理論をかじった方は自明ですが、実はお金を増やす方法は2つあるのです
一つは政府の赤字を増やす方法。。。政府が国債発行を増やし、税収を減らせば、お金の絶対量は増えます
もう一つは「銀行がお金の貸し出しを増やすこと」なのです
日銀が。。。ではありません、普通の銀行が貸し出しを増やすことでお金は増えるのです
安倍政権が行った「金融の異次元緩和」というのは、この「銀行貸し出しを増やす」ということに目的がありました
難しい話は端折りますが、金融を緩和し、”銀行が貸し出せるお金の枠を増やした”のです。。。これが安倍政権の異次元緩和政策です
ところが、経済は冷え込んだまま。。。何が起きたかというと、「民間企業が銀行からお金を借りなかった」ということなんです
安倍政権の失策は、銀行の貸出枠を増やしたことまでは良かったんだけれども、実際に貸し出しを増やすことまではできなかったんです
つまり、わかりやすく言うと、「貸し出ししないで銀行の金庫にお金をたくさん置いて眠らせていた」というわけです
お金を眠らせた原因の最大原因は、もちろん、2度にわたる消費増税です
銀行が貸し出さない。。。つまり、企業が銀行から金を借りない。。。という状態を見て、安倍政権は行き詰りました
そりゃそうなんですよ。。。上場した大手企業は、銀行からお金を借りるよりも、新規株式を発行して資金調達した方が早いのです
しかも、株式調達はお金を返還する必要がない。。。銀行に借りれば、お金を返さないといけませんからね、金利付きで
つまり、小泉-竹中の取り組んだ構造改革で、企業が新規株式の発行による資金調達をしやすくなり
借り入れのリスクを減らして楽に”株で”資金調達できるようになったわけです
こうして、中小企業までもがベンチャー企業として上場する機会が増え、株の世界がさらににぎわうことになりました
しかしここで大事な視点が欠けていたんです
新株発行による資金調達は、お金を増やさないんです。。。
それは市場のお金をかき集めているだけで、銀行が貸し出ししたときのような信用創造による貨幣の増加が行われないんですね
だから、安倍政権の異次元緩和策は、この点においても、失敗したと言えるでしょう
今は中小のベンチャー企業でも、実態にそぐわない株価がついています。。。これは、マネーゲームの結果がそうなっているだけで
その企業の実績が良いから。。。というよりも、バブル的に株の価値がふくらまされているわけです
今、日本の株式は実体経済にそぐわないほど高騰していますが、それは、余ったお金が株式に流れている。。ということで
マネーゲームがいまだ続いていることを意味しています
しかし、これほどマネーゲームが続いているということは、それだけ投資家にメリットがあるということでもあります
今の株価を支えているのは「株主配当」という意味合いが大きいと、私は思います
株主配当を目的として、投資家が株に投資する。。。つまり、投資家は企業に「短期利益を上げて配当を払えと要求している」ということです
企業が新株発行による資金調達を行う場合のデメリットは二つです
一つは日本全体のお金の総量が増えないこと
もう一つは企業が株主の意向に影響を受け、短期的な利益を上げるために、国益を無視してでもグローバル化するということです
日本はいま、マネーゲーム化によって「お金でお金を稼ぐ」ということが流行しており
「新しい商品、新しい価値を創造することでお金を稼ぐ」という、本来あるべき経済のあり方を逸脱している傾向があるのです
再三言っていることですが、日本復活のためにはマネーゲームではなく、国内の産業復興に力を入れる必要があります
中小企業を資本統合すれば結果が良くなる。。。この竹中の嘘に騙されないようにしましょう
竹中の言っていることは、マネーゲームであり、金を持っている人が勝つ。。。その仕組みを作っているだけですからね
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