木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

冬芽 鱗の着物

2019-02-09 08:00:32 | 木曽Now
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先日は
たくさんの鱗の着物で
冬芽を守っている
ニシキギを
紹介しました。


冬の間
樹木たちは
休眠して
過ごすので
冬芽のことを
休眠芽とも呼びます。


この中には
葉や枝
花になる芽が
詰まっています。


それらの芽を
寒さと乾燥から
守るため
様々な工夫が
されています。


今回は
ニシキギと同じで
芽を鱗のような着物で
覆っている仲間を
紹介します。


鱗のような着物と
言っていますが
正確には芽鱗(がりん)と
呼ばれています。


身近なドングリの木
コナラは
20~30枚の芽鱗が
重ね合さって
ひとつの冬芽を
包んでいます。





冬でも葉を落とさない
カシワの冬芽は
とても大きいです。





ひとついただいて
カミソリで
切ってみました。


小さな芽を
たくさんの芽鱗で
守っていることが
よく分かります。


サクラの仲間も冬芽は
たくさんの芽鱗でがっちり
ガードされています。

(サクラの樹種不明)


ハナモモの冬芽は
ご丁寧に芽鱗の上から
細かい毛を生やし
二重の防御をしています。


一般的に
たくさんの芽鱗で
芽を守っている樹木は
寒い地方の
落葉樹に多いような
気がします。