先日、学校でちょっとした事件があった。
小さな白い鳥が、校舎内に飛び込んできたのだ。
先生が鳥を捕獲して、私のところに持ってきた。
ちょうど古い鳥かごがあったので、
組み立てて、鳥を中に入れた。
鳥は、どうやら十姉妹のようで、
人にとてもよく慣れており、
手や肩の上に乗ってくる。
突然の来客に、子供たちも大喜びで、
鳥かごの前に、大勢、群がっては
小鳥をかまって遊んでいる。
小鳥も元気いっぱいで、
かわいい声でさえずっている。
(なお、飼い主を探すために、関係機関への連絡を含め、
色々と手を打っているのだが、
なかなか飼い主が見つからない。)
私は、子供たちが帰った後、
そっと、小鳥を手の上に乗せてみた。
今まで、指に止まってくれる鳥はいたが、
手のひらに止まって丸くなる鳥は初めてだった。
これが本当に、柔らかくて、温かいのだ。
それに、か弱いけれど、きちんと脈打っている。
私は手のひらの上の小さな命に
胸がいっぱいになった。
用務員さんは、
「かわいがってくれる人がいるから、
ここに飛んできたんだよ。」
と言ってくれた。
でも、私は、この小鳥は、
切られたハナミズキの精だと、
密かに思っている。
小さな白い鳥が、校舎内に飛び込んできたのだ。
先生が鳥を捕獲して、私のところに持ってきた。
ちょうど古い鳥かごがあったので、
組み立てて、鳥を中に入れた。
鳥は、どうやら十姉妹のようで、
人にとてもよく慣れており、
手や肩の上に乗ってくる。
突然の来客に、子供たちも大喜びで、
鳥かごの前に、大勢、群がっては
小鳥をかまって遊んでいる。
小鳥も元気いっぱいで、
かわいい声でさえずっている。
(なお、飼い主を探すために、関係機関への連絡を含め、
色々と手を打っているのだが、
なかなか飼い主が見つからない。)
私は、子供たちが帰った後、
そっと、小鳥を手の上に乗せてみた。
今まで、指に止まってくれる鳥はいたが、
手のひらに止まって丸くなる鳥は初めてだった。
これが本当に、柔らかくて、温かいのだ。
それに、か弱いけれど、きちんと脈打っている。
私は手のひらの上の小さな命に
胸がいっぱいになった。
用務員さんは、
「かわいがってくれる人がいるから、
ここに飛んできたんだよ。」
と言ってくれた。
でも、私は、この小鳥は、
切られたハナミズキの精だと、
密かに思っている。
