久し振りに昔の恋愛指南本である「ルールズ」を読んだ。
失恋して苦しんでいたときに
知り合いから勧められて読んだところ
目からウロコが落ちるとともに
この本に書いてあることを素直に実践したら
とんとん拍子に夫との結婚が決まった。
私に大切なことを教えてくれた本である。
改めて読むと、この本は
自分に興味を持って近付いてくる人を焦らして夢中にさせるテクニックに過ぎず
決して、自分に興味がない人を振り向かせるテクニックについて書かれたものではないということだ。
皆が知りたいのは、後者の方だと思うが、
ルールズによれば、自分に興味がない人にあれこれ関わろうとするのは「時間の無駄」と切り捨てられている。
メールの返信を敢えて遅らせるとか
こちらからは誘わないとか
あざとくてバカバカしいと思う方法も多い。
ただ、「他人に媚びず、自分を大切にする」というコンセプトには大いに共感できた。
恋人に限らず、親でも友達でも上司でも
(そして私の場合、クライエントでも)
関わることで自分が苦しくなってしまう人とは
こちらから機嫌をとるような形で付き合わなくてもいいのではと思えた。
自分を大切にしてくれない人に、
自分の気持ちを捧げる必要はない。
自分が笑顔でいられるような関係を大切にして、
同時に相手にも幸せを感じてもらえばいいんだと思うことができた。
自分が苦しくなってしまう関係を
無理して維持しなくてもいいんだ。