なるべく明るい話を書きたいと思っているのですが、
今日は(も?)暗めの話。
先日、高校の同級生3人と久し振りに会ってお茶をする機会がありました。
そのうち、友人の一人(大学教授)が一通り自分の近況報告をした後、
こう言いました。
「じゃあ次は、ミジンコ(私)の真っ逆さまの転落人生について聞こうじゃないの!」
目が点になりました。
真っ逆さまの転落人生??
言っている意味が分かりませんでした。
とりあえずそこはスルーして自分の近況報告をしたものの、
「真っ逆さまの転落人生」という強烈な言葉が、
ずっと私の心に引っ掛かることになりました。
まあ、順当に出世をしている彼女からしてみれば、
私の人生は地味で平凡で、愚かな人生に見えるのかもしれません。
冗談で言ったつもりでも、本音だったのだと思います。
ただ、彼女にそのような言葉を口にさせてしまったのは、
私にも非があったのだと考えています。
私は彼女に、自分の弱さを明かし過ぎていたのです。
弱さを明かして、自虐的になることで、
プライドが高く、嫉妬心の強い彼女の歓心を得たかったのです。
彼女と友達でい続けるために、
自虐ネタを餌として与え続け過ぎたのです。
自虐ネタを繰り返し繰り返し語るうちに、
そのネタがいつしか本物の呪いとなって、
自分自身を本当にダメな人間だと思うようになっていました。
自虐ネタで人の歓心を得て愛されようとする
卑屈な人間関係の在り方は、
もうそろそろ卒業したいなと思った出来事でした。