MC68000 Maniacs!
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MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



そういえば,このパーツの記事をまだ書いていませんでした。

SE/30の 030PDSを使用する場合,その筐体の形状上,差込口が非常にタイトな位置に配置されている事から接続する拡張カード類についても,ある程度「薄く」,「縦長」な形状なものでないと周辺に干渉し接続できないという憂き目に遭ってしまいます。

自分が使用しているアクセラレータ「Daystar turbo040」も例外ではありません。

もともと最初に発売された turbo040は Macintosh II siの PDS専用であったため,ボードは横長で,キャッシュや CPUの搭載から結構な厚みもあり,SE/30の PDSの狭い差込口にはとうてい接続できそうにない形状をしています。後に SE/30でも使用可能な turbo040(REV3以降)が発売になりますが,ボード形状自体に変更はないうえ,増設キャッシュのドータボードや CPUのヒートシンクなどが追加されたため,余計に厚みが増し,SE/30での利用はさらに難しくなりました。

そこで活躍するのが「TwinSpark Adapter」です。

この「TwinSpark Adapter」は,狭くて接続し難い SE/30の PDSを上方に延長しつつ,さらに 1基しかない PDSを 2方向に分岐させ,拡張ボード類を複数搭載できるようしてくれるアイテムです。これを利用する事で形状的に不利な turbo040も周辺に干渉することなく装着する事ができます。対応デバイスに制限はあるものの,アクセラレータとビデオカード,ネットワークカードを組み合わせた環境を容易に構築する事ができるのも魅力のひとつです。

 【動作可能デバイス一覧】

  ・DayStar社Turbo040
  ・DayStar社PowerCache Universal
  ・Diimo Tech社Diimo Cache
  ・InterWare社Vimageシリーズ
  ・Xceed社Color30シリーズ*注1
  ・Radius社DirectColor30
  ・Asante MacCON30シリーズ
  ・Dayna PORT SI30シリーズ
  ・Falleron EtherPORT SE/30
  ・Sonic SE/30 EtherCard

一部のアクセラレータ(DiiMO 030など)にはパススルーコネクタを搭載しているものもあるので,こういった製品を利用すれば TwinSparkと同様の効果を期待できますが,MC68040アクセラレータの代表格である turbo040の搭載を考える場合 TwinSparkは必須のアイテムであると言えます。

決して安いアイテムではありませんが,
現在でも「ARTMIX.COM」にて復刻版の取り扱いを行っているので,入手に対する心配はありません。

(2005/2/13修正)


【関連リンク】

 ・ARTMIX.COM ・・・ TwinSparkアダプタの情報など


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