MC68000 Maniacs!
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ジョグコン」は,1998年に ナムコが発売した PlayStationシリーズ向けのアナログコントローラ。主にレースゲームでの使用をターゲットにした製品で,本体中央には ステアリングを連想させる「ダイアル」が配置されています。このダイアル部分を 電気的にコントロールすることで,回転操作時に「反発力」を体感できるという 当時としては かなり画期的な機能を持つコントローラでした。(ちなみに,ナムコ製品である「RIDGE RACER TYPE 4」には,コントローラ同梱パッケージも存在しました。)

コントローラ自体は 妙に軽く華奢な外観なので,その機能を「疑問視」してしまいがちですが,実際に「R4」などで使用してみると,かなり強い「衝撃」と「反発感」が指先に伝わってきます。なめてかかるとダイアルが重さに負けて 最初のコーナーすら曲がれない程です(笑)。実際にレーシングカーで走った事がない以上,その「反発感」がどれだけリアルなものなのかはわかりませんが,「タイヤが地面にくっついてる」感覚だけは 確実に感じとる事ができると思います。

しかしながら,この「ジョグコン」。使いこなすには かなりの修練が必要です。

その操作性の特殊さから,最初は絶対に「ジグザグ」走行になってしまうはずです。とにかく「クラッシュせずに 1周まわってこれる」ようになるだけでも 並大抵の苦労ではありません。「R4」のマニュアルに従えば「両親指」でダイアルを操作するのが基本フォームとなりますが,そうなると親指でボタン操作ができませんから,L/Rボタン操作で アクセル/ブレーキをコントロールしなくてはなりません。また「R4」のデフォルト設定では シフトチェンジが「十字キーの上下」にアサインされており,普通の感覚なら「AT設定」でしか まともに走れないと思います。

自分も 馴れる前に挫折したクチなので 大きい事は言えませんが・・・。

結局のところ メジャーなコントローラにはなっていませんので,扱い難さが仇になったのは間違いなさそうです。対応しているソフトウェアがほとんどないのも 大きな要因のひとつでしょうか。「R4」が対応しているのは当然として,おまけに付いている「RIDGE RACER ハイスペック Ver.」も密かに対応しています。あと,公式対応の割に気付き難いのが PlayStation2 の「RIDGE RACER V」。これは穴ですね(笑)。実は「RIDGE RACER V」+「ジョグコン」の組み合わせは かなりのベストマッチなのです。路面のアンジュレーションで タイヤが浮いたとき「ダイアル」の反発力が フッと抜けるあたりがいいですね。たまに,凹凸感が「コツッ」とした 手応えとして感じ取れるのもいいです。
思わず,数時間(!)練習して「Sunny Beach」だけは,ノークラッシュで走れるようになりました(笑)。

フォースフィードバックの ステアリングコントローラに勝るものではありませんが,
小さなコントローラで ここまで遊べれば立派なものだと思いますよ。

練習は必須ですけどね。(≧∇≦)


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