MC68000 Maniacs!
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80年代のゲーセンで脚光を浴びた「セガの体感ゲームシリーズ」でありながら妙に陰が薄く,ひたすらB級路線を疾走し続けたのが「エンデューロレーサー」であります。オフロードバイクをモチーフにしたゲームで,ハンドルを「手前に引く」と バイクがジャンプするアクションが特徴のゲームでしたが,馴れるまでは(馴れても)非常に難易度が高く,BGMの前奏部分しか聴いた事のない人も多いのではないでしょうか。たまに「手を滑らせたプレイヤーが落ちてくる」事でも有名なゲームです(笑)。

間違っても「セガを代表するゲーム」とは言えないゲームですが,
こと音楽性に関して言えば,セガ随一と言っても過言ではありません。

曲の好き嫌いは あくまでも「個人の主観」なので,無理に薦めはしませんが,この「エンデューロレーサー」の楽曲の完成度は,「アウトラン」や「アフターバーナー」と同等(かそれ以上)のレベルにまとまっていると思っています。ゲームが難しすぎて気付き難いですが,なんと 4分40秒の長編楽曲。中盤のソロに 1分30秒近く費やしているのが凄いです(笑)。ベースソロからシンセソロ,間奏をはさんで エレピソロと続くソロパートが この曲のキモです。「Magical Sound Shower 1996 arrange version」での HIRO×光吉 のパフォーマンスに匹敵する完成度だと言えます。(まあ・・・HIRO氏自身の作曲なんですから,完成度が高くて当然なのですが。)惜しむらくは「使用した音源が悪かった」ことでしょうか・・・。

加えて言うなら エンディングがフェードアウト処理ではなく,キチンと終わっているところも特筆すべき点。ライブで「サンダーブレード」をやるくらいなら,何故「エンデューロレーサー」をやってくれなかったのか。以前もちょっと書きましたが,アウトランなんかより よっぽど「フュージョン」していると思うんですがね・・・。この楽曲が「脚光を浴び」,いつしかスーパーなアレンジバージョンが登場する・・・ような事は ほとんど期待できないだけに,残念でならないのが正直なところです。

やっぱ,ゲームが良くなかったのが 敗因なんですよね。(≧∇≦)
アウトランがクソゲームだったら,楽曲もここまで注目されなかっただろうし。

間違っても「ファミコン版」の話だと思わないでね(笑)。

(2008/5/1修正)


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