MC68000 Maniacs!
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Rez」の公式サウンドトラック「Gamer's Guide to ...」を入手。

「Rez」とは,2001年に セガ初の PS2参入ソフトとして注目された作品で,ポリゴンとワイアフレームが織り成す デジタルな世界観が特徴のシューティングゲームです。その美麗なグラフィクスが 当時のテクノシーンを代表したアーティスト達によって造られた音楽と融合し,まるで音に「反応」するかのように,その様相を変化させていく様は まさに圧巻の一言。シューティングゲームとしても もちろん素晴らしいのですが,音楽性を前面に押し出した 数多くのゲーム作品の中において,「音楽を奏でるためにゲームをしている」と思わせてくれる,本当に貴重なゲームだと思います。

ある意味,某音ゲーよりも「音ゲー」らしいと思いますよ(笑)。

今回の「Gamer's Guide to ...」には,Rez に参加したサウンドクリエイター達の「オリジナルMIXバージョン」が収録されています。Rez の音楽には「固定形」が存在せず,ゲームシステムそのものが 音楽を生み出していると言っても過言ではありません。公式サイトからの抜粋によれば・・・「Rez はロックオンした音,レーザーを発射した音など,すべてがバックに流れるサウンドとマッチしている。例えば,プレイヤーが適当に押したボタン入力も,すべてサウンドにシンクロしたものとしてフィードバックされる。つまり,プレイヤーの入力にあわせて曲調やリズムがダイナミックに変化していくため,独自のリミックスを構築している感覚が味わえるのである。」・・・とあります。つまりユーザーの操作もビートの一部だと言う事です。

普通に考えると「そんなの滅茶苦茶な音楽になるんじゃないか・・・」と考える方も多いと思いますが,実際にゲームをプレイしてみると ものの見事にビートが生成され,むしろゲーム中の音楽の方が 高揚感を感じてしまうほどです。自分的にも ゲーム中の「ノリ」が好みですが,「Gamer's Guide to ...」の出来が悪いわけでは決してありません。1曲目の「Buggie Running Beeps 01」や 5曲目の「Fear」,7曲目の「F6 G5」などは,ゲーム中のグルーヴを殺す事なく 見事にミックスされています。特に「Fear」は 珠玉の出来と言えます。一聴の価値はありますよ。

一部の楽曲については「MUSIC MINE」にて試聴可能となっているようです。
Rez の アナログ盤サウンドトラック が欲しいな。(≧∇≦)


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