MC68000 Maniacs!
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「イノセンサー」とは,某ニコニコ動画に公開された「Innocense」という曲の3DPVで描かれる「架空の楽器」の正式名称(?)です。以前から「あの楽器」と称されていたヤツですね。実物の製作にトライしている人もいるようですが,先行しているのはソフトウェア開発の部分。タッチパネル構造を持っている「iPod Touch」や「Nintendo DS」などをプラットフォームにして,いくつかのスピンオフ作品が登場しています。

今まで登場していたモノ(芸者東京の「あのがっき」や,comic-stream の「Rayz-Type C」など)は,実際に演奏できるものの 機能的には若干簡易でしたが,今回登場した「イノセンサー」は かなり作り込まれています。演奏モードは「鍵盤モード」と「コードモード」の2つ。コードモードはワンタッチでコード演奏ができるモードです。鍵盤は2オクターブのものと3オクターブのものが用意されていて 任意に切り替える事が可能。同時出力音数は4音ポリフォニック。また,1~7段階の範囲で音階を上下にトランスポーズする事が可能なので,音色毎に相性の良い音階で演奏する事ができます。

これだけでも,すでに「ミニキーボード」としては十分な機能だと思いますが,
「イノセンサー」は,なんと音色エディットも可能なのです。

4オペレータFM音源に近い(というかそのもの)インタフェイスで操作できる音色エディタが装備されていて,4つのオペレータに対するキャリアとモジュレータの役割分担を決めるアルゴリズムの選択から始まり,波形タイプ(サイン波,矩形波,のこぎり波),周波数比(マルチプル),出力レベル(トータルレベル),エンベロープ(アタック,ディケイ,サスティン,リリース)などのパラメータをオペレータ毎に指定する事ができます。この機能によりかなり自在に音色作成ができるため,ちょっとしたシンセサイザーとして利用できる可能性がありますね。ライバルは・・・「DS-10」でしょうか(笑)。

音色エディタは,パラメータ設定用のスライダーの反応がいまいち悪いので,
今後のアップデートに期待したいところです。(≧∇≦)


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