MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



以前は定期的に購入していた「MAC POWER」ですが,ここ数年は ほとんど読むことはありませんでした。一度休刊した後,季刊誌として昨年から復刊したとの事で,2009年最新号の発売日はちょっと前の3月。普段なら買わないところですが,この号の表紙が「Macintosh Plus」だった事と,特集記事が「スティーブジョブズ伝説」だった事で なんだか無視できない気分になり(笑),数年ぶりの「MAC POWER」購入となりました。

特集記事は2部構成となっており 結構なボリューム。ヴィンテージマック好きが喜んで読みそうな内容です(嬉)。AppleII製作から始まり,Lisa,Macintosh へとつながるストーリーは 他の書籍で飽きるほど読んだものですが,筐体のデザインや,システムソフトウェアのユーザーインタフェイスに関する,自分が知らなかったネタの解説も多く盛り込まれていたため,あらためて読んでも非常に楽しめる記事内容となっていました。特に,アップル社において Mac開発プロジェクトを立ち上げた人物とされるジェフ・ラスキン氏が,アップル退社後に開発に携わった「Canon Cat」というワープロのインタフェイスには ちょっと興味がありますね・・・。

その他,ジョブズのアップル脱退と NeXT社設立の話題や,NeXTcube/station のハードウェアに関する話題,システムソフトウェアに関する話題なども盛り込みつつ,1996年のアップル復帰までのストーリで 特集記事の「第1部」がまとめられています。「第2部」以降はアップルに復帰したジョブズが活躍した Macworld Expo の12年分(1997~2008)のエピソードが中心。これも非常に面白い内容です。特に Microsoft との「歴史的な提携」の話題は,後のアップルの躍進具合を考えると 非常にドラマチックに読めてしまいます。

ヴィンテージマック好きなら「MAC POWER 2009 Vol.1」は買いですね。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )