MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



少々遅くなりましたが「耳をすませば」のBDをゲット。「耳をすませば」は,自分が今まで最もハマッたと言えるアニメ作品です。以前も書きましたが,映画館で観た訳ではなくテレビ放送を録画したものを観てハマりました。ビデオテープを12~13周くらいは繰り返し観ましたね(笑)。その後DVDを購入して,それも4~5回は確実に観ています。シーンも台詞もすっかり覚えてしまった感じですが,何度観ても楽しさが変わらないのが不思議。BDも既に2周しました・・・。よっぽど好きなんですね。俺。

なかなか言葉で表しづらいのですが,作品全体の雰囲気や,シーンとシーンをつなぐリズムが好きなんだと思います。今でも大好きなのがオープニングのシーン。舞台となる街並みを遠景で見下ろすシーンから主人公の「雫」が買い物を終えて自宅まで帰ってくるところ。ジブリは,物語の舞台となる「街の情景」を描くのが抜群に上手いです。電車や車や通行人。ストーリーに直接関係しない部分を緻密に描いているのが凄いと思います。そこにさりげなく「地球屋」や「ムーン」を登場させていたりする。BGMに流れる「Take Me Home Country Roads」のグルーブにのせた映像作りもさすがです。ちゃんと曲の抑揚にあわせた映像になっていると思いませんか?

気に入ったシーンを挙げ始めたらきりがありません(笑)。あえて挙げるとすれば・・・序盤では,雫が電車に乗って図書館へ向かうシーン。「ムーン」を追いかけて「地球屋」に遭遇するあたりです。「時計」のシーンも良いですね。中盤では,聖司と雫が地球屋で再会し,バイオリンと歌でセッションするシーン。途中参加のジジイ連中が良い味を出しまくりです。このシーンを観て「本名陽子」のアルバムも買いました。終盤では,聖司に負けないよう「物語を書く」と決意した雫が,地球屋の主人に完成を「報告」に行くシーン。地球屋の主人の回想話が泣かせてくれます。ラストシーンでの聖司と雫の再会部分がもっとドラマチックだったら,今よりももっとハマり込んでいたかもしれません。

情景の描写が非常に綺麗な作品なので,BDを買う価値は十分にあります。
今となっては貴重な,近藤喜文氏の監督作品でもありますしね。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )