MC68000 Maniacs!
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10月に発売が予定されている,WindowsXP/Vista/7向けアドベンチャーゲーム「シュタインズゲート8bit」の体験版がリリースされたので,早速プレイしてみました。あくまでも「体験版」ということで,プレイできるのは秋葉原駅でのちょっとしたエピソードのみ。ダウンロードファイルのサイズも僅か7MBと非常に小規模です。この時代に80年代風コマンド入力式アドベンチャーゲームが商品になるのか・・・と少々不安に思っていましたが,実際にプレイしてみると,これがなかなか興味深い仕上がりになっています。なんと・・・プレイしたい「8bitPC」の機種が選べるようになっているではないですか。体験版で選択できるのは「MEC PC-8081mk2SR」と「Sharbo NZ-2200」の2機種。微妙に名前を変えてありますが,当時のどのPCをモチーフにしているかは十分に判りますね。ちなみに,前者を選ぶと「デジタル8色表示,漢字表記,FM音源サウンド」のモードとなり,後者を選ぶと「グリーンモニタ表示,カタカナ表記,サウンドなし」モードとなります。製品版では「対応機種」が追加されるようなので,8bitPC世代の人間にとっては,なかなか楽しめるゲームかもしれません。

とりあえず「PC-8081mk2SR」モードでプレイ。オープニングの「GATE OF STEINER」はFM音源アレンジ版になってます。上手いアレンジ・・・というよりは,故意に古臭い音色を使って作っている感じですね。PC-8801mk2SRのデモディスクを思い出すような音色です(笑)。ゲーム中のBGMも総じてそんな感じ。なんだか「M88」あたりで昔のゲームをプレイしているような気分になってきます。肝心のゲーム内容も80年代のアドベンチャーゲームそのもの。入力するコマンドが判らない限りはまったく身動きがとれない不自由さは,当時のゲーム特有のシステムです。今回の体験版は使用するコマンドがだいたい想像できる範囲の英単語だったので,特に苦労する事はありませんでしたが,英単語探しもコマンド入力式アドベンチャーゲームの醍醐味ですので,製品版ではそれなりに難解(?)なコマンドも盛り込まれる事と思います。これは・・・是非,山下章氏に攻略記事を書いて頂きたいゲームですね。攻略本と称して「チャレアベ」復活なんて面白そう。

っていうか・・・絶対誰かやるんじゃないですかね。
誰も動かなかったら・・・志倉社長にみんなでお願いしよう(笑)。

非常に短いエピソードをクリアすると,エンディングでは「スカイクラッドの観測者」が流れます。オープニングとは違い,FM音源パートとPSGパートを上手く使ったアレンジで,個人的にはかなり好みな仕上がりになっています。予想以上に期待できそうなのでちょっと嬉しいです。これは・・・8bitPCオーナー(だった人)は絶対に買いですね。「新作」のアドベンチャーゲームが出てくるなんて,こんな機会はもうないかもしれませんよね。


【関連リンク】

 ・シュタインズゲート8bit ・・・ シュタゲ8bitの公式サイト


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