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旬の時期を大きく外していますが「特攻空母ベルーガ for PS Vita」の話題。

「特攻空母ベルーガ」は,もともと「PC-6001 ローレゾ25周年記念」作品として,PC-6001の伝説的プログラマー「松島徹」氏が開発したゲームです。2008年に某所で公開後,松島氏自身が「転載しないの禁止」としたためプログラムが各所に出回った・・・とされています。うちのblogも,この「転載しないの禁止」を受け,いまだにダウンロード可能な状態を維持しております(笑)。ゲーム内容は,ロボット形態の自機を操り,バリバリと敵を撃破していく横スクロールシューティングゲーム。PC-6001の「4色グラフィック」を再現した独特の色彩となっており,慣れないと目が痛くなること間違いなし。ワンボタン+方向キーの組み合わせで多彩な攻撃を繰り出せるのが特徴で,ステージ最後には味方の空母が敵要塞に突っ込んで大爆発する・・・という破天荒な展開が待っています。予想以上に遊べてしまう内容になっているので,見た目で判断しないことをお薦めします。Windows8でも普通に動いたので,気になる方は是非。

といった感じの「特攻空母ベルーガ」が,
なぜか「PlayStation Vita」用のソフトになって再登場しました。(`・ω・´)

正確には「龍が如く0」内でプレイ可能な有料の追加コンテンツとして発売されたものです。開発元である「M2」のサイトに,開発のいきさつがインタビュー記事として掲載されているので,詳細が知りたい人はそちらをどうぞ。「特攻空母ベルーガ」には,未発表の「16bit版」が存在していたとの事で,もともとメガドラのゲームを入れようと思っていた枠に,16bit版が採用された・・・というお話のようです。よくぞ許可がおりたものですね(笑)。Vitaユーザーの誰もが松島氏を知っている訳ではないでしょうし,「ベルーガ」自体が何なのか全然判らない人の方が多いと思いますし。

まあ・・・レトロな雰囲気のニューゲームとして考えれば・・・何も問題はないんでしょうけど(笑)。

いずれにせよ,メガドラライクに仕上がった「特攻空母ベルーガ」はなかなかの出来。やっている事は基本的に同じですが,背景を含めたグラフィックのレベルが格段にアップ。また,原作には無かった演出があったり,中ボス的なヤツが出てきたりと,ゲーム自体も確実にパワーアップしています。最後の「特攻」の演出などは,もう無駄すぎるくらいに派手になっていて,最初に見た時は笑いしか出ませんでした。PC-6001からコンシューマ機への移植なんて,二度と見る事はできないような気がします。

難易度もそこそこ高くて良い感じ。これが500円で遊べるのなら大満足です。
セガM2&松島さん。ありがとうございます。(≧∇≦)


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