MC68000 Maniacs!
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「サンダーフォースII」は,1988年10月にテクノソフトより発売された8方向任意スクロールと横スクロールが混在するゲームシステムを採用したシューティングゲーム。原作である「サンダーフォース」は,8方向任意スクロールによるトップビュー型のシューティングゲームとして往年の国内8bitPCたちに軒並み移植されましたが「II」はもともとX68000向けのタイトルとして開発されたものです。前述したゲームシステムに加え,美麗なグラフィックと派手なサウンドがユーザーに支持され,X68000の黎明期を牽引するヒット作となりました。メガドライブ版である「サンダーフォースII MD」は,1989年6月に同社より発売されており,ステージ構成や一部グラフィックに仕様変更があったものの概ね忠実な移植と言ってよい仕上がりになっています。X68000で激ムズだった難易度もメガドライブ版ではかなり緩和されました。

8方向任意スクロール面は,ディフェンサーと呼ばれる地上物を全て破壊する事でクリアとなり,そのまま横スクロール面へ移行。横スクロール面は,エリア最後に登場するボスを撃破することでクリアとなります。自機のパワーアップについては,ゲーム中に出現するアイテムにて取得が可能。新規の武器が追加され,ボタン操作で任意に切り替えることができるようになります。ただし,自機が撃破されてしまった場合,使用中だった装備はロストしてしまいます。「II」で初登場となった自機パワーアップの仕様は,以降のサンダーフォースシリーズのスタンダードになりました。また,前述のとおりもともとトップビュー型のシューティングゲームだったサンダーフォースが横スクロール型に変貌したのは,「II」の横スクロールステージが非常に人気だった事に起因します。

メガドライブ版ではかなりの難易度緩和が成されているとはいえ,相変わらずの難しさ(笑)。個人的にはトップビューステージが凄く苦手です。トップビューステージは「複数のエリア」に壁で区切られていて,ターゲットの地上物を破壊する事でエリア移動が可能になる仕組みなのですが,油断しているとエリアを区切っている「壁」に激突してしまうのです・・・。敵空中物と交戦中に勢い余って壁に突っ込む事もしばしば。何度やっても「壁際」は緊張しますね。横スクロールステージについては,敵の出現パターンをしっかり覚えておかないと簡単に撃破されてしまうようなバランスになっていますが,トップビューステージと比較すると圧倒的に遊びやすい感じがします。あらためてプレイしてみると,当時,横スクロールステージだけを連続でプレイしたい・・・と思った人の気持ちが良く解りますね。

自分はX68000ユーザーだったので「II」はX68000版をさんざんプレイしました。
次作の「III」はメガドライブ向けとなったため,当時まだメガドライブユーザーではなかった自分は,
せっかく実現した横スクロールのサンダーフォースをほとんどプレイしませんでした。

X68000向けに出ていれば,死ぬほどプレイしていたでしょうね。(´・ω・`)


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