MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



メガドライブのローンチタイトルシリーズ。まずは「スーパーサンダーブレード」から。

「サンダーブレード」は,1987年にセガから大型筐体ゲームシリーズの第7弾として発売されたゲームで,操縦桿を左右に倒すと,座席部分が連動して左右に動くタイプの筐体を採用していて,可動方式は電動ではなく「人力」でした(笑)。自分の体重が操縦桿に伝わってきて,ヘリの挙動に結構な「慣性」がかかっているように感じる筐体でしたが,可動する座席部分の外側に足をつけてプレイすることで操作がかなり楽になるので,実際のところ真面目に座ってプレイしたことはほとんどありません。個人的にはベースがベキベキのBGMが好きだっただけでゲームの方はあまり好きではありませんでした。なので・・・メガドライブ版もプレイするのは初めて。まあ・・・だいぶグレードダウンされた出来になっているってことで散々言われまくっているソフトですが,アーケード版は多重スプライトと拡大縮小処理の権化みたいな存在なので,そもそもメガドライブでまともに作れるはずはないのです。

「メガドライブ」のローンチタイトルとして登場した「スーパーサンダーブレード」は,自社製品の移植としてかなり頑張った・・・のでしょうが,はっきり言って選択を誤っていると思います(笑)。前述のとおり「サンダーブレード」は(存在が地味でしたが)技術的には一級品のゲームだったので,いくら「16bit」なメガドライブでも,これを移植するのは到底無理な話・・・。メガドライブ上での高速擬似3Dシューティング最高峰はまぎれもなく「パノラマコットン」だと思いますが,これが発売されたのは1994年のこと。メガドラの発売は6年も前の話なんだから,もっと無難なタイトルを選ぶべきでしたね。

肝心のゲームの方は,メインのトップビューステージがほぼ全カットされて,いきなり3Dステージから開始。ステージに立ち並ぶはずのビル群はすべて「ビルの絵が描いてある板」のようになっていて,動きも少々ガクガク。慣性がついているせいで自機が重く感じるなか,敵弾だけが超高速&超正確にすっ飛んでくるという鬼仕様に少々愕然としました(笑)。途中,アーケード版にはない3Dステージでの中ボス戦があって,再び鬼の3Dステージへ。最後だけトップビューステージに切り替わってのボス戦となり,ボス撃破でステージクリア・・・といった流れ。1面だけでもえらい難しいゲームですね。これ。

攻撃は,A(またはC)ボタンでバルカンとミサイルを同時発射。ミサイルがある程度ホーミングしてくれるので,思ったよりもずっと楽です。Bボタンは「ホバリング」で,自機がその場で停止します。メガドライブ版には,3Dステージにおける速度調整の概念がありませんが「ホバリング」のみ実装されている形です。この「ホバリング」は,3Dステージだけではなくボス戦(トップビューステージ)でも使用可能。ステージ2の序盤にあたる「洞窟ステージ」にて,ホバリングで動きを止めて,前方の敵を一掃しながら慎重に進んでいくあたりは,非常に緊張感があって個人的には大好き。アーケード版とは「違う」ということをちゃんと認識してプレイすれば,なかなか楽しいゲームに仕上がっていると思いますよ。

アーケード版をプレイしたい人は素直に「3DS版」を買いましょう。(´・ω・`)
メガドライブ版はある種の「M」な人向けなので注意。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )