MC68000 Maniacs!
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2018年2月22日に Sweep Recordより発売された「ナムコサウンドミュージアム from X68000」をゲット。往年の名機「X68000」にて製作されたナムコ作品のBGM群を収録したアルバムになります。X68000用ソフトウェアとしてリリースされた「ゼビウス」,「ドラゴンバスター」,「リブルラブル」,「ディグダグ」,「ディグダグII」,「バラデューク」,「ドラゴンスピリット」,「モトス」,「ボスコニアン」,「スターラスター」,「ギャラガ88」の11作品について,X68000のFM音源(YM2151)を駆使して製作されたBGMの他,様々なMIDI音源(Roland MT-32,Roland CM-64,KORG M1など)を使用したアレンジバージョンもすべて収録されています。また,当時「NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY Vol.1」として発売された書籍(楽譜集)の付録(5インチフロッピーディスク)に収録されていた,ナムコ往年のオールドゲーム,BOME BEE(1978)~SKY KID(1985)までの全30作品のBGM(もちろんX68000にて製作されたもの)もすべて収録されています。

「電波新聞社」によるナムコサウンドの集大成みたいなアルバムですね。
当時,X68000で電波新聞社の「移植版」をひたすら楽しんだ世代には,是非聴いてほしいところ。

個人的には「モトス」や「スターラスター」の MIDIアレンジバージョンは貴重だと思います。自分はやろうと思えば「実機環境」を構築できる状況にありますが,X68000の実機はもちろん,動作可能な Roland MT-32や CM-64が手元にないと聴くことができない音源ですからね・・・。もっと言えば,「NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY Vol.1」の付録ディスクには,磯田健一郎氏がアレンジした楽曲が何曲か含まれているので,こっちの方がよっぽど貴重な音源かもしれません。あとは・・・ドラスピの1面BGM「The Paleozoic Era」が,ちゃんと完全版になっていることも聴き逃せないポイント。アーケード版では楽曲が1周する直前,フレーズが抜けてバッキングだけになる瞬間があるのですが,X68000版ではちゃんと演奏されるべきフレーズが追加されています。これは,当時のアルバム「ビデオゲームグラフィティ Vol.2」にフレーズが補完されたバージョンが収録されていたものを参考に,耳コピーでプログラミングしたものなのだとか。

実際,PS3版「ナムコミュージアム.comm」のドラゴンスピリットには,そのフレーズはありませんでした。
聴き較べてみれば一発でわかりますよ。(`・ω・´)


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