MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
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「レトロフリーク」を入手して以来,手持ちのゲームボーイタイトルも徐々に増えてきていて,現在全部で24本あります。アーケード移植ものやオリジナルのアクションゲーム,シューティングゲームを中心に買い集めていますが,中古品を探すときは「NEMESIS」や「SAGAIA」のように目立つタイトルを探しがち。地元に残っている中古品のラインナップも,どの店でも同じようなソフトばかりなので,コレクションがなかなか増えません。かといって,数千円以上の超レアソフトを購入するくらい収集にハマッている訳でもないので,1,000円~2,000円程度の微レアソフト程度を目指してゆったりと収集したいと思っています。

無理矢理移植されたアーケードゲームをプレイするのも非常に楽しいのですが,シンプルな作りで面白いゲームもたくさんあります。個人的にお薦めなのが以下に紹介している2本。どちらも古いアーケードゲームの移植版で,モノクロ低解像度の環境がめちゃめちゃしっくりきます。ゲームボーイカラーでプレイすると,一部の表示が勝手にカラー化されちゃったりして少々雰囲気が崩れる感じなので,最近は「初代ゲームボーイ」を手に入れようかと本気で思っていたり(笑)。

○平安京エイリアン
平安京に侵入したエイリアンを待ち構え,地面に穴を掘って,エイリアンを落として埋めることで倒します。1980年に電気音響株式会社より発売されたアーケードゲームの移植作品。NEWバージョンとOLDバージョンの2種類が入っています。NEWバージョンはちゃんとドット絵でデザインされたキャラクターと背景が用意されていてBGMも流れます。ゲームの難易度はOLDバージョンに対してかなり低めです。OLDバージョンはアーケード版にかなり近い再現度になっていて,難易度は結構シビア。Wiki曰くですが・・・開発にはなんと中潟憲雄氏が加わっていて,氏の奥様の親族にオリジナルの開発者がいた(!)ことから,オリジナルのソースコードが提供され,移植の際の参考にされたとのこと。これはなかなか貴重なソフトですよ。

○QIX(クイックス)
1981年にタイトーが発売したアーケードゲームの移植作品。画面内を徘徊する線状の生物「QIX」に触れないように,マーカー(自機)を操って画面内にラインを引き,四角く囲うことでエリアを占有していきます。占有したエリアには「QIX」は侵入できません。エリアの占有率が75%を超えればステージクリア。ラインを引いている最中(エリアを囲む前)に「QIX」がマーカーまたは引いているラインに触れるとミスになります。後に発売された「ヴォルフィード」の基になったゲームです。非常にシンプルな「陣取り」ゲームですが,デザインがえらくクールでいかにも8bitという雰囲気が個人的には大好き。発売は任天堂で,ゲームオーバー時の得点に応じて任天堂キャラがパフォーマンスする演出がありますが,この部分だけクールじゃないので見なかったことにしています(笑)。


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「HALLEY WARS(ハレーウォーズ)」は,1986年にタイトーから発売されたアーケード用縦スクロールシューティング「HALLEY'S COMET」のゲームギア向け移植版です。アーケード版は・・・ハレー大彗星から飛来する謎の敵機を撃破しつつ,彗星本体へ突入し,敵の本体を破壊して太陽系の各惑星をハレー大彗星の脅威から救う・・・といった内容になっていて,画面前方をほとんどカバーしてしまうド派手なパワーアップシステムと,敵を後方に逃してしまうと「地球のダメージが蓄積」し,ダメージ100%でゲームオーバーになる独特のシステムがウリでした。太陽系の各惑星から出撃し,宇宙空間での戦闘~彗星表面での戦闘~彗星内部での戦闘 といった感じでステージが進みます。彗星内部の敵本体を破壊すると「惑星防衛成功」となり,間髪入れずに次の惑星の防衛へ出撃です(笑)。太陽系の惑星をすべて防衛すると1周クリア。自機を撃破されるとパワーアップが初期段階に戻されるので,1度ミスしたらゲームオーバーくらいのつもりでやらないとダメなゲームでしたね。

で,ゲームギア版の方はというと,アーケード版をベースにかなりアレンジされています。宇宙空間での戦闘~彗星表面での戦闘~彗星内部での戦闘という基本的な展開は同じですが,彗星内部での戦闘後,防衛する惑星へ戻り「敵ボス」を撃破するという演出が加えられています。また,防衛する惑星は地球のみで,防衛成功まで全7ステージでゲームクリアとなります。パワーアップもアーケード版ほどの派手さがなく若干おとなしい感じ。画面が狭く,ドットも粗い・・・なんだか悪い点ばかりですが,プレイしてみるとこれがなかなか面白く遊べる仕上がりだったりします。BGMも追加されていますし,ステージ毎にボス戦が用意されていますし,なんといっても一番嬉しいのは「ミスしてもパワーアップが全部奪われない」こと。もちろん若干弱体化はしますが,1~2回ミスってもまだまだ復活可能なレベルなのは非常にありがたいところ。シールドアイテムが頻繁に出るので,敵の出現パターンさえ覚えてしまえばそれほど難しく感じないと思います。

とはいえ,やっぱり画面の狭さが最大の敵ですね。(´・ω・`)
ちなみに自分は基本的に「レトロフリーク」プレイですが,実機でプレイすると液晶の残像がすごいです(笑)。
そのかわり,PSGサウンドがゲームギア本体に反響してすごく味のある音を出してくれます。

ゲームギア本体を持っている人は,是非実機でプレイしてみて下さい。


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