グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

PTA広報委員の撮影術

2020-09-21 16:42:38 | PTA広報委員の覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今年はコロナ禍のため、学校行事も軒並み中止となっていましたが、ようやく人数を制限しながらのイベントやスポーツ大会が行われるようになってきました。例年なら見学に行けるはずなのに今年は見られない…。そんな保護者に代わって取材し紹介するPTA広報誌、今年は例年以上に責任重大ですね。
取材には撮影がつきものですが、望遠レンズ付きの一眼レフカメラを持っている人ばかりではありません。「持ってるけど使いこなせない〜」という声もよく耳にします。
だったらスマホで大丈夫!ちょっとしたことに気をつければ十分広報誌に使える写真が撮れますよ♪

・ズームし過ぎない
・被写体の周囲に余白を取って撮影する
・縦、横両方の写真を撮る
・連写や動画も活用する
・後ろ姿や「雰囲気もの」も撮影しておく


ズームし過ぎない
最近のスマホは5倍、10倍のズームができるものもありますが、ズームしすぎは画質が落ちるとのこと(Apple Store スタッフ談)。印刷用ならズームはせいぜい2倍まで。被写体に近づいて撮るのがベターですが、それが難しい状況ならそのまま撮ってください。画質が良ければ後から画像加工ソフトでアップにすることも可能です。

被写体の周囲に余白を取って撮影する
近づいて撮るのばベターといっても、被写体が見切れるほどアップで撮影するのは考えもの。後からのアレンジがしにくくなります。被写体だけでなく周りも入れて撮影しておくと、後からのトリミングでアップにすることも可能なうえ、他の写真とのバランスも見ながらアレンジしやすくなります。

縦、横両方の写真を撮る
複数写真を同じように並べたいとき、逆に動きを付けたいとき。縦写真、横写真があるとレイアウトの選択肢が広がります。

連写や動画も活用する
運動会やダンスなど、動きの速いもの(人)を撮影する場合は、普通に撮影したのではブレブレになりがち。連写モードや動画での撮影もお試しください。動画を静止画として使うにはスクリーンショットなどで切り取ることになります。画質の良いPCなどで切り取ればかなり使えます。



後ろ姿や「雰囲気もの」も撮影しておく
PTA広報誌だと掲載不可の生徒・児童がいたりします。企業広報誌でも一般のお客さんの顔を出してはマズい、ということもしばしば。そんなときのために後ろからの写真を撮っておくと重宝します。
また「雰囲気もの」ともいうべき小物などを撮っておくのもおすすめです。例えば運動会なら入場門や看板、得点表など。人が写っていなくても大いに雰囲気を伝えてくれます。


最後に!
こうして撮影した写真は「サイズを落とさず写真を送る 」方法で集めたりデザイナーに提供したりしてくださいね!

*これはあくまでも広報誌制作のデザイナーの立場としてご提案する撮影術です。

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