グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

わかりにくさの社会問題

2023-08-24 14:33:43 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

8月18日〜20日に開催された「伝えるためのユニバーサルデザインフェア」に行ってきました。


▲8月18日〜20日までのプログラム


私が受講したのは、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会の常務理事・事務局長 三村 一夫氏のセミナー。
【お客様に「わかりやすい」情報発信をするために】
印象的だったのは「わかりにくさの社会問題」があるということ。いくつもの具体的な事例をお話しくださってとても参考になりました。

その一つが「新型コロナウイルス感染症対策」の10万円給付の申請。
ある自治体が発送した申請書には、受給対象者の名前が印字されていて「不要な人にチェックしてください」と書かれていたそうです。
ところが日頃のアンケートなどでは「必要なものにチェック」することが多いため、必要にもかかわらず「不要」にチェックされたものが多かったそうです。
結果として確認のための時間やコストがかかってしまったというお話。

もう一つはある保険の契約書。
「ご契約される前に必ずお読みいただきお申し込み下さいますようお願いいたします」
という文言があったそうです。よ〜く読めばわかるものの「え?つまり何?」と読み返してしまいます。
 ・2つのことを1つの文章で言っている
 ・敬語の使いすぎでかえって回りくどい
ということがわかりにくさの原因。
「ご契約前によくお読みください」
こう言い換えることでスッキリ伝わります。丁寧ならいいというものではないですね。

他にもさまざまな例を挙げて、デザイン会社として当社が心がけている「伝わるデザイン」の重要性をはっきり言語化してくださいました。
「わかりやすい情報発信」は「わかりにくさの社会問題」を解決できる。
「伝わるデザイン」は、お客さまのためだけでなく発信側のためにも非常に大事なこと。

グラフィックメイトでは原稿作成からデザインまで、トータルに「伝わるデザイン」をご提案します。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

音声コード Uni-Voice(ユニボイス)の無料トライアルを実施しています。当社webサイト「お問い合わせ」から「音声コードのご相談、無料トライアルの申込み」にチェックを入れてお申し込みください。XSサイズ、または Sサイズ の音声コードを無料で作成いたします。
詳細は当社Webサイトの「無料トライアル 実施中」をご覧ください。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。