遊asobu☆による保育士向上委員会

子育て中の方や、これからの保育士の方々のためになる、発達や保育ブログ、他バドミントン練習日記など。

将来がちょっと気になる子どもって、どんな子ども?!

2024年08月28日 | 保育士の向上

こんにちは。いつも保育士向上委員会ブログをお読みいただき、ありがとうございます!!

 

これまで多くのいろいろなタイプの子どもを見てきて、


将来、どうなるんだろう?!ってちょっと気になる子ってどんな子かなって考えると、、



親の前で自分を出せていない子どもなんです。



やんちゃで、手がかかって、


暴言や時には手が出てしまうような子どもは、


実はそんなに心配ではなかったり。


そういう問題行動に保育者が普通にというか、


きちんと対応して支援していれば、


将来、そんなにはね。



なぜかというと、、



その時は本当に大変でトラブルも多く、


保護者の方に何度も謝罪をしないといけなかったような子どもだったとしたら、


もし将来、少し道を外れるようなことがあったとしても、


心の持ち方も人との付き合い方も、子どもの頃にぶつかりながらも経験を積んで支援もされている分、


いつか教えられたことの本当の意味に気付いて、自分で元に戻っていく力を発揮できるんじゃないかなって思えて、



要するに、誰にでも支援が必要とわかりやすいタイプなんです。


もっと自分を見て!、自分の話を聞いて!っていう注意喚起行動に対して、保育者や教育者が対応をきちんとすればいい。

 

理由も聞かず、頭ごなしに押さえつけることだけしなければ。




でも、、


表面的にはいい子で、隠れて問題行動をするタイプって居て、


それは大人の顔色を窺うようになってしまっている子どもで、


保護者や先生の前ではあいさつもして礼儀正しくふるまって、


友達同士では口も悪く、ひどいいじわるを思いついて実行してしまうようなで、、


そういう子どもって、表立って問題がないので、対応することも少なく、


本当はいろいろ抱えていて、問題はあるのに保育者の影響力というか、大人の支援を受けにくくなっている。



スルーされてそのままになっていることが多くて、、


時々その子どもに問題があると発覚したりするわけだけど、


わからないところで起きてることが多く、発見もしにくいっていう、、


私の知ってるケースでは、


その子どもは、両親共教育者で、


礼儀正しく、勉強も含めて厳しく育てられていて、


お迎えに来られた時なんかにお母さんからよく、


『ごめんなさいって言いなさい!』って意見も聞かずに叱られていたり、


そんな子どもって、家に帰って自分を素直に出せているのか、居場所はあるのか、落ち着いて安心して過ごせているのかって。


とても心配になる。


そんな子どもの本当の自分を見てほしい、話を聞いてほしいって想いが、


大人の前では顔色を窺って、いい子ちゃんをして、


本当の心の内を、影での問題行動で現わしてしまう。


それに気づいて、保育者はできる限りのことをするんだけども、、

 

本当は一般的な保育者では太刀打ちできないくらい深刻で、保護者含めて、相談支援の専門家に繋ぐ必要があるようなケースだと思うんだけど。


そういう子どもが将来、不満を抱えたまま、自分と他者や社会とのバランスが取れないまま大人になって、


どうなっていくんだろうって、、


なので、外ではある程度きちんとしていても、親の前で、時にはわがままで、手のかかる子どもっていうのは、家が安全地帯になっていて、


外でのストレスを家でしっかりバランスをとることが出来ているってことで、、

 

保護者の方は、外では問題もあまり無くて、ちゃんとしているのに、なぜ家で荒れるの?!と思うみたいですが、

 

その場合は、子どもは外でとても頑張っているってことで、保護者も子どもの本音に寄り添い、適切な支援をする必要はありますが、


子どものうちは、どこかで素の自分を思い切り出せる!って大切なことなんですよね。

 

 

〈関連記事:子どもは自分の力以上のことを自分の意思に反して要求され続けるとどうなる?!〉

 

【保育のねらい(自己肯定感①)】子どもは、自分の持っている力以上の能力を意思に反して要求され続けると、どうなる?!

自己肯定感について、考えてみました。自己肯定感が上がる時と下がる時は、どのようなケースなのでしょうか。

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最後まで将来がちょっと気になる子どもって、どんな子ども?!をお読みいただき、誠にありがとうございました。

もし、ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しいです☺


子どもの想いと親や支援者の想いの違い

2024年08月24日 | 保育士の向上

こんにちは☺ 保育士の地位と保育の向上がしたい!保育士向上委員会ブログです!

 

 

子どもが思っていることと、親や支援者が思っていることって違うんじゃないかなって、、

 

当たり前かな、、?!

 

こうありたいって思うことって言ってもいいけども、

 

親や支援者は今の子どもを見たり、将来のことを思って

 

ここが課題だとか、将来にこれが必要だとか考えるよね。

 

それ自体は当然だと思う。

 

でも、、

 

その子が持っている課題が10あるとしたら、

 

親や支援者があれこれ考えて支援して、

 

その子の持っている力を引き出したとして、

 

課題が5くらいになった。

 

でも残った5はその子自身なんだよね。

 

 

変えようのないもの、、

 

物心ついて大人になっても、

 

まだそこを克服しなきゃって思う?!

 

何が言いたいのかっていうと、

 

子どもの支援者はどこかで、そのままでもいいよ!

 

課題に見えることだけど、

 

絶対に克服しないといけないことじゃないよ!って

 

そんな余裕じゃないけど、

 

その子ども自身として生まれてきたことをまるごと認めるみたいな。

 

良い所も悪い所、長所も短所も。

 

 

子どもを不完全な大人として見るのではなくてね。

 

大人や支援者が課題や克服すべきところを探す視点ばかりだと、

 

子ども自身も辛いんじゃないかなって。

 

変わらなくてもいいんだよ!って、

 

思いつつ支援する視点を持っていたいなってね。

 


 

最後まで子どもの想いと親や支援者の想いの違いをお読みいただき、ありがとうございました!

もしご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しいです!!

 

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自己肯定感が低くなる子どもって?!

2024年08月23日 | 保育士の向上

こんにちは☺ いつも保育士の地位や保育の向上がしたい!、保育士向上委員会ブログをお読みいただき、ありがとうございます!

 

 

今回のお話は、自己肯定感って大切だよね!ってことについてです。




まず、生まれてきてこの世の中のことを肯定的に捉えるには、




ありのままの自分を思い切り出せる経験をするってことが必要で、




そのために始めはギャー!って泣くしかない笑




それが唯一のコミュニケーション手段であって、




空腹や気温、トイレ、体調、不快感、眠気、、などなど




欲求はいろいろあるけれども、




それに何度も応えてもらうことで、




この世の中は自分の気持ちを素直に表現してもいいんだ!ってね。




それも、お腹の中で栄養や血液を共有して、においも同じである、





母親に叶えてもらうことが安心ではあるけれども、

 

 

それ以外の大人でも、ありのままを受け入れてくれる基本的信頼関係が築かれた大人だったらね。




人生のスタート時点から自己肯定感を持つことができるんだって思うし、、




その後も、みんなと合わせることができるってことに重きを置いて、




様々なダメ出しをされるような育てられ方をするとやっぱり、




自己の評価が低くなってしまうんでしょうね。。




順調に基本的信頼感が定着した後は、

 


集団の中で相手にも気持ちというものがあるんだって、

 

 

保育士などのサポートは受けながらも、自然に意識出来るようになり、




互いを認め合うようになっていく、、




それが、

 

 

個人として尊重されないまま、みんな同じがいい!って教えられると、

 

 

異質なものを排除するっていう、いじめにも繋がったりで、

 

 

それはそれで問題で、



それがみんな自己肯定感が低い原因なんじゃないだろうか。。





また、しつけが厳しかったり、虐待をされる子どもは、親が悪いんではなくて、、




自分が悪いと考えてしまったりで、




その場合も、不幸にも自己肯定感が定着しなくて、、




そういう子どもに気付いたら、保育士としてはそれを特に意識して保育をする必要があるなって、、




また、発達凸凹など、支援が必要な子どもも同じで、




ダメ出しが、どうしても定型発達と言われる子どもよりも多くなるので、




自分の評価が低くなり、




自信が持てない、挑戦しようという意欲が持てない、失敗を恐れるということにもなりで、




支援する側としては、適切な支援をするとともに、積極的に褒める機会を作ったり、そういう機会を見逃さないようにするってことも大切になるかなって、、




あと過干渉というか、




子どもに選択権を与えないタイプの保護者ってたまにいて、、




こちらの質問に対して『~だよね、~が好きだよね』とか




割り込んできて、子どもの言葉を待てないで先に答えを言ってしまう、というようなこともね、、




そういうタイプの親の元で育つ子どもも、自己評価が低くなりで、、




そうすると、自分を知るためにも、約束をした結果は受け入れる必要はあるけれど、やっぱり子ども時代には失敗しても間違ってもいいから、自分を思い切り出す経験をする!ってことが、



ありのままの自分を受け入れる自己肯定感に繋がり、



他人も世の中も、そして自分のことも信頼して、

 

 

人の中で幸せを感じつつ、人生を送っていけるようになるんじゃないかなって、、、




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最後まで自己肯定感が低くなる子どもって?!をお読みいただき、誠にありがとうございました!

もしよろしければ、ご意見ご感想などコメントで頂けたら、とても嬉し限りです!!

 


講義6 なぜ障害のある子どもの支援が保育の原点と言えるのか

2024年08月22日 | 保育士の向上

こんにちは☺ いつも保育士向上委員会ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます!

 

 

今回のテーマは【保育講座 子ども主体の保育への道!】 講義6 なぜ障害のある子どもの支援が保育の原点と言えるのか、です。

 

保育の本質や保育士の役割りについて、あらためて考えてみました。

(最後に新たに編集を加えた動画版まとめがあります。)

〈本編記事〉

【子ども主体の保育への道!】講義6なぜ障害のある子どもの支援が保育の原点と言えるのか?!

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保育士には、困っていたり、不安に感じている子どもに気付き、適切な支援をするという役割りがあります。そのことから、障害のある子どもの支援と保育の原点について考えて...

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理想の保護者支援ってどんなの?!

2024年08月19日 | 保育士の向上

こんにちは☺ 保育士向上委員会ブログです!!

 

 

今回は、理想の保護者対応について考えてみようと思います。





子どもは大好きだけど、保護者が苦手って人、きっと多いですよね汗





特に年が離れているような、若い保育者だと、話を合わせにくいし、





若い保育者を下にみる保護者の方も中にはいたり、、





そんな時は心の中で、





『子育て経験はないけれど、あなたよりいろんなタイプの子どもをたくさんみているんです!』





って叫べばいい笑

 

告知
〈「ここま」は、困っている子どもたちを支援するための保育投稿サイトです。わからなかったり、参加出来なかったりして困っている子どもが放置され、それが引きこもりや非行に繋がることがあります。保育者の皆さんの実践や成功体験を共有し、困っている子どもたちの成長を支援します。共に、困っている子どもの未来を育てましょう。〉

 

子どもの支援方法 | ここま(子どもが困らない世界)

子どもが困らない世界を広げるためのサイトここまです!子どもの支援方法を集めています!子どもの支援者一人一人の手が頼りです!!子どもがより活き活きとした子ども時...

(子どもが困らない世界)ここま

 

 

 

 

私も正解というか、何が正しいのか未だにわからないけれども、





心がけてることは、





上から目線にならない!ってことと、




保護者には保護者の私たちが想像もつかない想いがあったりするってことくらいで、、





24時間のうちの、9時間なら9時間保育をするけれども、





保護者の方が基本は長い時間、子どもと向き合っていて、


(今の延長保育は長すぎだとは思うけれども、、)




子どものことでもそれ以外でも、いろんな想いや大変なこともあるんだろうなってね。





ただ、こちらから背中を押すくらいは必要ってこともあって、、





言われ続けられないと出来ないタイプの保護者の方も居たりね。





保護者の方には、この仕事をしていると必ず、





怪我や子ども同士のトラブルなど、ネガティブなことも伝えなきゃならない。





経験値ってことでいうと、子どもにとってはすべてマイナスってことはないにしても、、





保護者の方からするとね。。





その日のために、普段から1日の様子をポジティブに一言二言、朝やお迎えの時なんかに直接お話するってことが大切で、





連絡帳だけではなくてね。





『今日はこんなことをしたのですが、こういうところを頑張りました!』とか、





『こんな成長したところがみられて、感動でした!』とかね





保護者としては、ほんの小さなことでも自分の子どもを褒められり、成長を感じられたら嫌な気はしないんだしって、、





それを継続していたら、怪我やトラブルを伝えたとしても、、





普段からよくみてくれていても、そういうこともあるよね!って思ってくれたり、、





もちろん、誰も見ていなかったとか、保育者が危険予知が全然出来ていなかったとかは別としてね。





そんな時は当然ひたすら謝るしかない、、





そして今後の対策をお話したりも必要、、





こんな時に下手な言い訳をすると、それこそ不信感を持たれて、信頼関係が崩れてしまうってこともあるかもで、、





一番最悪なのは、普段コミュニケーションをあまり取っていなくて、





トラブルがあったときだけ、伝えてくるみたいなね。





そんな時の保護者の気持ちって、





いつも子どものことしっかり見てくれてるの?





自分の子どものこと理解してくれてるの?ってなるのも不思議じゃない。





私の場合は普段から世間話をしたりなんかして、ある程度仲良くなってしまう。





年も割合近かったりすると話が合う苦笑





そうすると、マイナスのことも伝えやすいし、受け止めてくれやすくなったり、、




これってずるいのかも?!

 

でも、注意したいのは、仲良くなりすぎて、子どもの成長のために必要なことまで言いにくくなるのは、ちょっと気を付けた方がいいかなって。



あと、家庭事情や保護者の方個人の課題で、複雑な支援が必要な場合があったり。そんな時は、専門職として相談支援員を保育所にも置いてほしいなって思うことも。

 

参考

〈はじめまして。 子どもの発達と保育と生きる力です!!このアカウントの目的は、4つあります。〉

・見るだけで、子どもの発達や保育の理解が深まる動画です。

・発達を理解することで、不適切な保育を防ぐ、子ども主体の保育講座も行っています。

・保育現場の課題や現状を発信して、問題の解決を考えます。

・子育ての参考にしていただける内容でもあります。

 

 

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