フリースクールやすづか学園物語

新潟県にある不登校生の居場所「やすづか学園」での毎日がここに・・・。
すたっふ・ひろたが綴ります♪

校舎のまわりで・・・。

2016年11月29日 17時10分22秒 | Weblog


今日の午後、
窓ガラスを雪から守る『羽目板(はめいた)』をとりつけました。

この作業をすると
いつ雪が降ってきても大丈夫という気持ちになります。
みんなで軍手をつけて、板をとりつけました。
途中で雨が降ってきて、寮のほうはまた明日することになりましたが・・・。

Eさん取り付けお疲れさんだね。
「春に外すのをやったけど、そっちの方が楽だった・・・。
ジョロウグモがいっぱいいた・・・。」
Tくんはどう?
「ナンシーもいっぱいいたし・・・。」
(ナンシーとは、カメムシのことです。学園では昔からそう呼ばれています。)
Sさん
「そうそう、板と板の間に挟まれて、めっちゃペッタンコやったし!
手からナンシーのニオイが・・・。」
Sくん
「うわっ、そんで泥つくし・・・」
Kくん
「寮の羽目板付けするくらいなら、学園にオレ住むわ~」


虫が嫌いな子が多いです。
たしかに、カメムシ(ナンシー)を好きな人にはなかなか会ったことありませんが、
お山を背負っている校舎ですから、虫が多いのはどうしようもありません。
ちなみにカメムシの大きくて細長いバージョンの奴はドロシーと呼ばれています。
これは、くさい臭いではなく、バナナの臭いがします。
イイ匂いです。
是非一度お試しください。

そして、そんな羽目板作業とは全く関係ない話をいきなりブッコんじゃいますが、
『今までの人生を振り返って恥ずかしい話を教えて!』というコーナー!!!

Rさん
「昔、小学3年くらいの時かな。
映画『もののけ姫』を見たあとでね、無性に槍がカッコよく見えて、
家にあった木を振り回して、マネをしてたのよ~。
そしたら、それを同級生(下校中の男子4人)に見られてね。
とっても恥ずかしかったの~」(爆)

 すたっふ まるた


収穫感謝祭 無事終了!!

2016年11月24日 18時20分48秒 | Weblog

というわけで、これは中2Eさんの作品ですが、収穫感謝祭が無事終了しました。

こんな料理を調理員さんは手作りしてくださって
おもちも別パックでついていてボリューム満点!
食べきれません!
食材はなるべく、寄付していただいたものを使っています。
コンニャクは支援委員会の春谷さんから教えていただいて、子ども達が手作りしたものです。
下は子ども達が手作りしたかぼちゃケーキです。
参加者の皆さんに一つずつプレゼントしました。



さて、子ども達に「収穫感謝祭どうだった?」という投げかけをしたところ

Sさん「フランス人になれた?」
Rさん「難しいね・・・(苦笑)」
Tくん「なれてた気がします。」
S「お客さんにうけてたよね?!」
R「しーんとしてなかった!」
まるた「T、最後に撃ってくれたね~」
S「そうだよ、ちゃんと撃たれてあげたでしょ!」
T「ちょっと、ためてみた。みたいな」
※以上の会話は、観客にしかわかりません。
MCでフランス語を披露する場面があったということと、メンバー紹介で効果音で発砲音を鳴らす場面があったということなのです。ごめんなさい。

S「MCは自分が自分じゃないみたいな変な感覚だった」
R「その場のノリでやっちゃって・・・」
S「そうとう恥ずかしいこと言ってた・・・」
R「ノリって怖い・・・」
S「アンコール来たときパニクった。」
T「いろんな意味で、うわー!!」
R「アンコールで、『もう一曲行きますかー!』と『もういっちょ行きますかー!』が一緒になって
もういっちょくって言ってたし」
全員(笑)

 とにかくお疲れ!お客さんよろこんでたよ。
 大人はね。子どもが元気なら、それだけで涙が出そうになるのよ。
 それだけで、幸せな気持ちになれるのよ。
 次は世界を驚かせないといかんね。
 なんかね、オリジナル作りたいね。
 今はそんな気持ちよ。
 ありがとう。
 
 すたっふ まるた




明日が来る。

2016年11月21日 18時15分23秒 | Weblog

学園の廊下にたくさんの野菜が並んでいます。
これは地域の皆さんが寄付してくれたものです。
毎年、ホントにありがたいです。



明日のライブ会場の様子。
修学旅行の発表をしたあとに、バンド演奏しまっす。

生徒にライブをひかえた今の気持ちを聞いてみました。
入学したばかりで、10日も練習していないSくん(中2)
「ベース、弾きにくいっすね~。なんであんな弾きにくい楽器が存在しているんですかー。」
いや、っそれは、まだ慣れていないだけだからよ・・・。
Rくん(中2)はどう?
「いやー、ベースになりたい」
うーん、ずいぶん上達したけどベースになるか~?!
Kくん(中2)は?
「僕は、ドラムになりたい」
だから、それはちょっと難しいな~!
Tくん(中2)は?
「神になりたい」
ちょっと、違う話になっちゃってるようで、なっていないような・・・。

今回、フランス語や英語の曲をやるのですが
Rさん(中3)はいかが?
「やっぱり、フランス人になりたいです。」
Sさん(中3)は?
「私は、通訳に」
翻訳のMCあるもんね。
Eさん(中2)は?
「私は観客になりたい」
あーそれは分かる。
自分たちの演奏を客観的に聞けるようになったら、もっとみんな上手になると思うよ。

今日は、調理員さん(3名)を観客にリハーサルやりました。
手拍子をして喜んでくれる姿に勇気をもらいますね。
「明日は、料理の準備で見れないから、見れてよかったわー」
と言いながら、再び夕食作りに戻る後が美しいですね。

「明日が来る!!」

 すたっふ まるた





収穫感謝祭ライブ!

2016年11月18日 18時24分25秒 | Weblog
先日の絵をかざり、ステージが完成。
そして、今日の練習はなかなかいい感じで終了。


実は、毎年「今年が今までで一番の出来だな~」と思いながら
子ども達とバンドを組んでいる。
毎年、カラーが変わるのが面白い。
その面子に合わせて、曲を選択することや、担当楽器を決めてバンドを結成する過程が面白い。
そして、音がまとまって、ライブをするときがもっと楽しい。
聞いてくれているお客さんが、喜んでくれる姿を見れたら最高だ。
そう、ただの自己満足で終わらせたくない。
聞いてくれる人の存在を常に意識していたい。
聞いてくれる人が喜んでくれるように、演奏するのだ。

私は、高校二年の時に仲間とバンドを組み始めた。
誰にも何も教わらずに、ドラムを始めた。
中学の時に吹奏楽部でホルンを担当していたので、なんとなく楽譜が理解できたのかもしれない。
バンドスコアを参考にしつつ、自分なりの、自分ができることをやっていた。
あの頃、演奏を聴いた高校の同級生が喜んでくれた姿が、今の私を作ったのかもしれない。
人前で演奏する楽しさを、自分の演奏で喜ぶ人の笑顔を生涯、自分のものにしたいと思ったのだ。

えー、儚い夢でしたが・・・。(苦笑)

そんな私が、子ども達とバンドを組んで、年間4,5回ステージに立っているのは
実は自分のためなのだ。
誰よりも、自分が楽しみたいのだ。
だけど自分が楽しむために、子ども達が楽しいと思ってくれなくちゃ
子ども達が楽しいと思い、上手になりたいと思ってくれなくちゃ
誰より自分が楽しくない
メンバーと心が通い合わないと
誰より自分が楽しくない
バンド仲間がいい奴らじゃないと
演奏してても楽しくない

いつしか、音がピタリと合って
呼吸がそろう
気持ちがそろう
演奏中に目と目が合う
そして「ニヤリ」とする
言葉はいらない
音という共通語が私たちをつなぐ
年齢も性別も関係ない

そして国境も宗教も政治も
すべて越えて・・・

そんなライブを収穫感謝祭でみせたい。
そして、子ども達自身が「これからもカッコいい人生を歩みたい」と感じくれたら・・・。

もう何もいうことはない。


 すたっふ まるた









昨日の画像の答え

2016年11月17日 18時57分40秒 | Weblog
子ども達が昨日鍋の中で混ぜていたのはこれです。
この中央のもじゃもじゃした作物です。
こいつの皮をむいて、ミキサーにかけたものを混ぜ混ぜしてたんです。
今日の昼食で、刺身醤油でいただきましたよ。
これって、いったい・・・?!

さて今日は、地域の方から寄付していただいた野菜にからめた5・7・5の作品を作りました。


今年は、野菜があまりとれなくて、だけどしっかり育った大根を見て中3のSさんの作品でした。
次が、


シンプルに感謝の気持ちを表してくれた中3Rさんの作品でした。

その他には

これは、おもちのパックの表紙絵です。
中2Kくんの超素朴な絵です。

私はいつもドラゴンボールの悟空とクリリンを書いています。マンガ本を見ながら描くのは好きなんです。
下書きをして筆ペンで描くのね。
子ども達への願いもこめて。


おっと、忘れていました。
例の食べ物は・・・、「コンニャク」でした!
コンニャクって、生(なま?)を素手で触ると手がピリピリするんですよ~。
収穫感謝祭に来れば、子ども達が作った刺身コンニャクが食べられますよ!!

すたっふ まるた