和室の壁には、数年前に作ったダネラのタペストリーを飾っています。
今は、夏を感じさせる金魚のものを。
お教室に通っていた頃、アイディアが浮かばなかったり、気分が乗らなかったりすると、全然手を動かさないものだから、いつも先生にはっぱをかけられていたものです。
展示会用の大きな作品も作りました。
時間と労力をかけた大きなラグマットを作り上げた時の達成感は、とても大きい。
でもその反面、大作に挑んでいるという意識が働いてしまうようで、完成後”遊び”の部分が欠けているような気がすることも。
失敗を避けたいという思いのあらわれなのかもしれません。
その反動からか、小さいサイズのものも好んで作りました。
余りのキャンパス地が、”遊び場”。
この金魚のタペストリーもそのひとつ。
毛糸でどうやって”水”を表現しようかというのが、難しくて面白かったところです。
展示会で主役になれなかった作品達が、今の私の生活に彩りを加えてくれています。
*実家では金魚を飼っていて、息子はそれを眺めるのが好きです。