姉さん、スギタニさんは今が見頃ですよ。
この水辺付近を流れる小川にマスを数匹見かけた。
種までは確認できなかったが、ニジマスかヤマメのような感じだった。
さすがに大型は期待できないが、もう少し下流では引きの楽しめるサイズがいるのかもしれない。
かつて汚染された川でマス類は姿を消したと思っていたが、いつの間にか回復しているようだった。
そう、わたしの火傷ように(?)
小さな河川に流れ込む水路
この周辺の河川にはあのウチダザリガニが生息している。
この場所は以前から狙っていた場所。
そう、今日決行するのだ。「ウチダザリガニ一網打尽計画(この場所だけ)」を!
まずは落ち込みの深場を覗いてみる。
オオコオイムシ Diplonychus major
なんでこんな流水域に?もっと適した環境が周辺にいくらでもあるのに。
オニヤンマのヤゴ
他にはフクドジョウやハナカジカの魚類がちらほら。
ん?
いたいた・・・ウチダザリガニ。
ハサミに白色班があるので、動くと目立つ。
では捕まえてみようかね。素手で。
ウチダザリガニ Pacifastacus leniusculus trowbridgii
この子は雄
まだまだ潜んでいそうなので、流れを遮っていたゴミや石を取り除き、一気に排水し、水位を半分以下にしてみた。
これで深くて近づけなかった落ち込みへ長靴でも入り込めるようになった。
巣穴らしき穴。
冬期はこのような場所に潜んでいるのだろう。
水位が減ると現れた側面部
積まれた石の隙間に沢山潜んでいるに違いないが、簡単に動かせる重さではないので断念。
水底部の石はなんとか持てそうなサイズだったので、どんどん取り除いていくと、出てくる出てくるヤツが・・・
網なし、トラップなし、素手のみで、結構捕獲できた。
サイズは様々10個体ほど。大型の成体は3個体。
捕獲の目的は、ヒルミミズの付着の確認。
ウチダザリガニにはウチダザリガニミミズ(環境省のRDBカテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定)が付着しているらしいのだが・・・
残念ながら、どの個体にも付着の確認できず。
さて、これからは三択。
「持ち帰って食べる」「大いなる慈悲で逃がす」「無慈悲に駆除する」
食べるなら殺して持ち帰る間に鮮度が落ちるし、面倒だし・・・
よし、食わぬなら殺してしまえホトトギス。駆除という名の虐殺行為。
あまり観察し過ぎると情が沸いてくるので、速やかに処理。
今思えば、自分が10個体ほど駆除したところで、生態系にはなんら影響がないのだよ。
おそらく100捕獲したところでも変わりないだろう。
良い事をしたとも思えず、かと言って悪い事をしたとも思えず、曖昧で虚無的。
今度、キャンプ用小型ガスバーナー持参して、その場で塩茹でにして食べてみようかな。
それがいい。
釣具屋に売っているカニ網を使って真の一網打尽というのも考えたが、そのためだけに購入するのもなぁ・・・
依頼があり、近場の水辺でガサ。
自宅周辺(旭川市周辺)は、エゾサンショウウオとエゾアカガエルの産卵場所に適した場所が多いにも関わらず、なぜか産卵されていない場所が多く、あっても産卵数は多くない。
ヤゴやゲンゴロウも同様に個体密度が低いのか、ほとんど採集できない。
だから札幌では苦もなく採集できたものが、ここでは意外と翻弄される。
おそらくまだこの辺りの環境を把握しきれていないからだろうと思うが・・・。
ゲームで転職すると、前職のスキルはある程度引き継がれても、新職業はレベル1からというのがよくあるが、今の自分の状態がそれなんだろうか?
旭川フィールドの経験値を上げなくては。
メススジゲンゴロウ♀ Acilius japonicus
近場でこれが得られるだけでも良しとするか。
ん?札幌でも近場で得られてたね・・・
geckoは経験値を100獲得した。
次のレベルまで400