今日はK編集さんと次回撮影の打ち合わせ件食事。新高円寺の駅からほど近いベトナム料理屋へ。ベトナム人シェフと中国人の女性がやってるお店。中央線的な雰囲気。生春巻と鶏肉のフォーがおいしかった。
よく一緒に仕事をしているKさん。撮影にまつわる失敗談はつきない。特に最近はデジタルへの端境期。データトラブルはそんなに珍しい話ではないようだ。他人事ではない。「そんなにチャチいのか」とがっくりした話は、キャノンのカメラでの事故。電源を入れた状態でのメディアの取り出しで、メディアが破損してしまい撮影データが御陀仏になったそうだ。ニコンではその点あまりシビアではないらしいが、キャノンは繊細なのか・・・、恐ろしい。あとは、データの整理をしている時、誤って上書きして何万というストックを消してしまった事故。これはデータの管理に問題がありそうだが、ほんの僅かな操作ミスで取り返しのつかないことになってしまうのがデジタルの恐ろしさ。
とはいえ、フィルムだって事故は起きる。私も一度海外撮影の際、荷物検査のX線で、1ロールの中の数コマに光のラインが入ってしまったことがある。アメリカ発着便は要注意。以下は聞いた話だが、かなり恐ろしい。
<事故1>フィルムに何も写っていなかった:海外取材中、現場ではポラは正常、シャッターもちゃんと動いていたのに帰国して現像してみてびっくり、何も写っていなかったそうだ。これについては全く理由がわからない。スーツケースに入れて預け荷物で出したならありうるかもしれないが、全く何も写っていないというのは謎。結局カメラマンさんは自腹で再撮したそうだ。
<事故2>フィルムの巻き上げが誤作動、全部のコマに次のコマが半分ずつ被っていた:1ロール終わった時点で気が付きそうだが・・・。これは単純にカメラの問題だからメンテすれば解消されるので恐ろしさは感じない。
<事故3>カメラにフィルムが入っていなかった:プロでもそんな間違いがあるのかと身の毛もよだつ話。
<事故4>これは私自身。撮影中カメラと共に噴水に転落、カメラが御陀仏に。しかし現場が大阪だったので、背中びしょぬれのままヨドバシに走ってカメラを購入、その場を凌ぐことが出来た。水没したのはコンタックスNシリーズ。ハッセルはカメラバッグに入っていて無事だったのは不幸中の幸い。キューキューいうカメラの断末魔が次第に小さくなっていき、切ない気分に。どうにもならないコンタックスを、ヨドバシが下取りとして5000円で買い取ってくれたことが嬉しかった。捨てる神あらば拾う神あり。
<事故5>イタリア取材班の話。撮影後カフェで一服していたら、撮影済みの全フィルムが入った機材バッグが盗難に。:カメラは仕方ないが、撮影したフィルムが盗まれるのは痛過ぎる。これでプロダクションが潰れたというが真相は定かではない。
<事故(?)6>私自身の話。実は単なる勘違いだったのだが、ドイツに作品撮りに出かけて帰京し荷物を整理していた時のこと。撮影済みのフィルムが見当たらず大パニックに。思い当たるのは空港の荷物検査場。この時は荷物チェックが厳しくてカメラバッグの中身を全て出すという面倒臭いことをミュンヘンとCDGでさせられたので、うっかりそこに忘れてきたと早合点。空港に電話してみたところ、ミュンヘンの空港はとても親切に対応してくれたが、一方のCDGはまず電話番号がHP上で見当たらない。散々探してもフランス語の案内のみ。それらしきものにかけてみると、フランス語しか話さない。結局遺失物の相談は受け付けていないような状況。自己責任ということか?ドイツとフランスのお国柄を垣間見た気分。この時は、ルーマニアのシビウという都市からミュンヘンに入る空路でもトラブった。せいぜい30人乗りの小さな飛行機に乗り込み、いざ出発、そして到着し荷物を待っていたら、なんと搭乗客全員の荷物がシビウに置き去りに。たった21個の荷物、なぜ忘れる?と憤懣やる方ない気分が込み上げてくる。しかも、その荷物が個別の番号になっておらず、21分の1という大雑把な扱い。荷物タグがないのに、どうやって乗客と荷物を繋ぎあわせるのだろうと心配だったが、空港職員の冷静沈着でいわゆるドイツ的な真面目な対応が安心感をもたらしてくれた。荷物はちゃんと翌日の便でホテルに届けられた。ある意味大きな荷物を運ぶ手間が省けてよかった。
よく一緒に仕事をしているKさん。撮影にまつわる失敗談はつきない。特に最近はデジタルへの端境期。データトラブルはそんなに珍しい話ではないようだ。他人事ではない。「そんなにチャチいのか」とがっくりした話は、キャノンのカメラでの事故。電源を入れた状態でのメディアの取り出しで、メディアが破損してしまい撮影データが御陀仏になったそうだ。ニコンではその点あまりシビアではないらしいが、キャノンは繊細なのか・・・、恐ろしい。あとは、データの整理をしている時、誤って上書きして何万というストックを消してしまった事故。これはデータの管理に問題がありそうだが、ほんの僅かな操作ミスで取り返しのつかないことになってしまうのがデジタルの恐ろしさ。
とはいえ、フィルムだって事故は起きる。私も一度海外撮影の際、荷物検査のX線で、1ロールの中の数コマに光のラインが入ってしまったことがある。アメリカ発着便は要注意。以下は聞いた話だが、かなり恐ろしい。
<事故1>フィルムに何も写っていなかった:海外取材中、現場ではポラは正常、シャッターもちゃんと動いていたのに帰国して現像してみてびっくり、何も写っていなかったそうだ。これについては全く理由がわからない。スーツケースに入れて預け荷物で出したならありうるかもしれないが、全く何も写っていないというのは謎。結局カメラマンさんは自腹で再撮したそうだ。
<事故2>フィルムの巻き上げが誤作動、全部のコマに次のコマが半分ずつ被っていた:1ロール終わった時点で気が付きそうだが・・・。これは単純にカメラの問題だからメンテすれば解消されるので恐ろしさは感じない。
<事故3>カメラにフィルムが入っていなかった:プロでもそんな間違いがあるのかと身の毛もよだつ話。
<事故4>これは私自身。撮影中カメラと共に噴水に転落、カメラが御陀仏に。しかし現場が大阪だったので、背中びしょぬれのままヨドバシに走ってカメラを購入、その場を凌ぐことが出来た。水没したのはコンタックスNシリーズ。ハッセルはカメラバッグに入っていて無事だったのは不幸中の幸い。キューキューいうカメラの断末魔が次第に小さくなっていき、切ない気分に。どうにもならないコンタックスを、ヨドバシが下取りとして5000円で買い取ってくれたことが嬉しかった。捨てる神あらば拾う神あり。
<事故5>イタリア取材班の話。撮影後カフェで一服していたら、撮影済みの全フィルムが入った機材バッグが盗難に。:カメラは仕方ないが、撮影したフィルムが盗まれるのは痛過ぎる。これでプロダクションが潰れたというが真相は定かではない。
<事故(?)6>私自身の話。実は単なる勘違いだったのだが、ドイツに作品撮りに出かけて帰京し荷物を整理していた時のこと。撮影済みのフィルムが見当たらず大パニックに。思い当たるのは空港の荷物検査場。この時は荷物チェックが厳しくてカメラバッグの中身を全て出すという面倒臭いことをミュンヘンとCDGでさせられたので、うっかりそこに忘れてきたと早合点。空港に電話してみたところ、ミュンヘンの空港はとても親切に対応してくれたが、一方のCDGはまず電話番号がHP上で見当たらない。散々探してもフランス語の案内のみ。それらしきものにかけてみると、フランス語しか話さない。結局遺失物の相談は受け付けていないような状況。自己責任ということか?ドイツとフランスのお国柄を垣間見た気分。この時は、ルーマニアのシビウという都市からミュンヘンに入る空路でもトラブった。せいぜい30人乗りの小さな飛行機に乗り込み、いざ出発、そして到着し荷物を待っていたら、なんと搭乗客全員の荷物がシビウに置き去りに。たった21個の荷物、なぜ忘れる?と憤懣やる方ない気分が込み上げてくる。しかも、その荷物が個別の番号になっておらず、21分の1という大雑把な扱い。荷物タグがないのに、どうやって乗客と荷物を繋ぎあわせるのだろうと心配だったが、空港職員の冷静沈着でいわゆるドイツ的な真面目な対応が安心感をもたらしてくれた。荷物はちゃんと翌日の便でホテルに届けられた。ある意味大きな荷物を運ぶ手間が省けてよかった。