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「保護観察少年を雇用=中央官庁で初-法務省」(5月10日、時事通信)
法務省は、保護観察中の少年を、事務補助等に従事する非常勤職員として雇用する取り組みを今月から始めた。谷垣禎一法相が10日午前の記者会見で発表した。地方自治体による同様の例は在るが、中央省庁では初の試み。保護観察対象者を実際に雇う事で、更生に協力している民間企業の努力に対する省内の理解を深め、今後の就労支援策の充実に生かす狙いが在る。
雇用は当面1人で、期間は最長で6ヶ月。出勤日数は相談して決めるが週4日以内とし、給与は最高で月額10万円程度となる。
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「犯罪を犯した者が罪を償った後、正業に就くのは非常に厳しい。」と言われている。「更生し、真面に生きて行こうと思っていても、正業に中々就けない事から、結局は再び犯罪に手を染めてしまう。」という悪循環の構図も指摘されており、そういう意味では今回の取り組みは良い事だと思う。(「実は、当該少年が大物の身内だったから特別に・・・。」なんて事は無いと思うが。)
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「首相夫人フェイスブックに批判=韓流公演を鑑賞」(5月10日、時事通信社)
安倍晋三首相の昭恵夫人が9日夜、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」で韓国のミュージカルを鑑賞した事を紹介すると、批判的なコメントが殺到。夫人は10日、FB上で「全ての人や国と仲良くしたいというのが私の思いです。」と理解を求めた。
夫人が鑑賞したのは、男女の恋愛を題材に東京都内で公演中の「カフェイン」。FBに「楽しかった。」と書き込むと、10日午前迄に70件を超えるコメントが寄せられ、多くが「首相夫人として、軽はずみな行動は謹むべきだ。」といった批判的な物だった。夫人は「批判覚悟で載せました。理想に向かっている私形のアクションの1つだと、御理解下さい。」と訴えた。
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理不尽な言動を見せる「韓国」という国の体質には自分も腹が立つけれど、だからと言って韓国人を十把一絡げにして野卑な言葉を投げ掛けたり、人としてどうかと思う様な差別をする様な連中には、同じ日本人として恥ずかしさしか感じ得ない。「相手がしたから、自分も同じ事をしているだけ。」と言うので在れば、其れは同じ穴の貉で在る。
所謂“ネット右翼”にとって安倍首相は、「憎き中韓を完膚無き迄に叩き潰してくれる英雄。」という存在なのだろう。安倍首相自身も其の辺は充分理解していて、ネットを使って彼等を散々“利用”して来た様な面が見受けられる。
今回の件、「安倍首相は、憎き中韓を完膚無き迄に叩き潰してくれる英雄の筈なのに、何故其の夫人が韓国のミュージカルを鑑賞したのか?売国行為だ!」という思考からの反発なのだろうけれど、もしそうならば実に「浅い」と言わざるを得ない。「韓国」に反発するのは判るが、だからと言って「『韓国に繋がる物全て』を排除せよ!」というのは、短絡的で狭量な思考としか思えない。こういう人達は、焼き肉やキムチを一切口にしていないのだろうか?
昭恵夫人の「全ての人や国と仲良くしたいというのが私の思いです。」、「判覚悟で載せました。理想に向かっている私形のアクションの1つだと、御理解下さい。」という文章“自体”は立派だと思うし、評価出来る。
「自体」と但し書きをしたのには訳が在る。“以前ならば”バイアスを掛ける事無く受け止められた昭恵夫人の言動だけれど、夫が首相に返り咲いて以降の其れには作為的な物、ハッキリ言ってしまえば「計算」を強く感じてしまうのだ。
安倍首相が原発稼働に積極的な姿勢を見せれば、昭恵夫人は脱原発の姿勢を見せる。安倍首相が超タカ派的な言動をすれば、昭恵夫人は自らが女将を務める居酒屋を開店し、庶民派をアピールする。そして安倍首相が中韓に対して強硬姿勢を見せれば、昭恵夫人は韓流ファンで在るというのを打ち出す。
こういった「夫と妻の対立姿勢」を一部メディアでは「余りに偏ったスタンスの安倍首相に対して、昭恵夫人が反対のスタンスを取る事で、ブレーキ役になろうとしている。」とプラス評価をしていたりする。自分も最初は「そうなのかなあ。」と思っていたのだが、安倍政権のイメージアップ戦略の露骨さ、そしてあまりにも「夫と妻の対立姿勢」が打ち出される事から、「此れって、非常に偏った言動をする事でネット右翼等の支持を夫がガッチリと取り付ける一方、妻が反対のスタンスを打ち出す事により、『安倍首相の言動には抵抗を感じるけれど、昭恵夫人が(夫の姿勢に)反対しているのだから大丈夫だろう。』と、(安倍首相の言動に反発して)“逃げる筈の票”を逃がさず、結果として安倍政権に幅広い支持集めるという計算じゃないの?」という気がして来た。
先日、自民党支持者の知人と飲んだ際、そんな話をした所、彼は「やっぱり、そう感じてたかあ。」と苦笑交じりに答えた。「計算も程々なら良いけれど、遣り過ぎてしまうと逆効果なんだけどね。」とも。実際はどうなのか判らないけれど、自民党支持者の彼だけに「そんな馬鹿な。」と一笑に付されると思っていたので、意外な反応だった。
安倍首相にしたらこれを切っ掛けに18歳以上20未満の犯罪者(凶悪犯罪者以外)に施設で完全管理されて満期まで過ごすか施設で半分の期間を完全管理されて残りの半分を自衛隊に入隊(ある程度の自由有り)するの方向に持って行きたいのかも(自分の知らない所でこんなに俺の想像で語られる晋ちゃんもかわいそうですな・・・でも今波に乗ってるタカ派の晋ちゃんだからこそ心を鬼にして厳しく叱咤激励して日本を正しい道に導いてもらわなければ(^_^ゞ
旦那は保守派をがっちり掴み婦人は無党派をがっちり掴む
良い夫婦ですな
安倍夫妻のマスコミや大衆への対応や発信は今回の海外訪問に同行した元NTTの人が一枚噛んでるかも
内心「全て計算どおり」です、と笑ってるかも
安倍政権のイメージアップ戦略に“元NTTの人”も間違い無く噛んでいると思いますが、“元小泉首相の大物秘書”も噛んでいるでしょうね。非常に遣り過ぎの感は在るものの、世論誘導の上手さは認めざるを得ない。同時に其れは、如何に民主党政権のイメージアップ戦略が稚拙だったかの証明でも在るのですが。
今回の「保護観察中の少年の雇用」を始めとして、安倍政権のアクションの速さは、其れが参院選の集票を意識してとはいえ、「凄いなあ。」と思う。と同時に、此れだけ早く決められるのに、「解散に際しての国民との約束」だった筈の「議員定数の大幅削減」が“実質的に”手付かずの儘というのが際立つ。「0増5減」と5人だけの削減で御茶を濁す積りなのが見え見えで、「ふざけるな!」と言いたい。
自分自身に“持たぬ者”の僻みというのが在るのは認めますが、株価が上がったという“だけ”で欣喜雀躍しているのは、果たして日本人の中で何れだけ居るのか?何時の時代にも“濡れ手に粟”というのは在りますし、「マウスをクリックするだけで大儲け出来る様なビジネス。」が存在するのも、此れは致し方無い(決して好ましくは思いませんが。)のだろうけれど、少なくとも必死で頑張っている人がもう少し報われる社会で在って欲しい。
安倍首相は昨夜、みのもんた氏と夕食を共にしたとか。其の席で「衆参ダブル選挙を行う積りは無い。」という“御土産”をみの氏に与え、其れをみの氏が得意気に番組内で口にしたとか。新聞に載っている「首相の動静」を見ていると、兎に角マスメディアのトップや影響力の在る著名人との面談&会食が目立つ。そういう連中をガッチリ抑えている為か、殆どのメディアでは「アベノミクス万歳!」といった過度な褒め言葉が垂れ流されている現実。
又、安倍首相をコアに支えているネット右翼と呼ばれる人達の中には、ネット上の極右情報のみを精査する事無く、其の儘事実として受け容れて、「安倍首相に対する批判は、一切許さじ!」と紅衛兵の如き“排除活動”に勤しんでいる。
「本当に此の国は大丈夫なのだろうか?」と、不安を感じる日々です。
マスコミのえらいさんがお食事会してちゃんとした報道がなされない。
保育所の規制緩和や待機児ゼロとの報道にも同じようなことがあるのでしょうかね??
昔から、新聞に載っている「首相の動静」欄を見るのが好きなのですが、昨年に安倍氏が首相に返り咲いて以降、マスメディアのトップや影響力の在る著名人との会食等が非常に多い様に感じていました。で、今月初めだったか、夕刊紙に其の事が取り上げられており、“具体的に”一覧が紹介されているのを見て、「矢張り、気のせいではなかったか。」と思った次第です。
マスメディアは“国民との窓口”で在り、「国民が何を望んでいるのか?」等を知る為に、其のトップや著名人達と接する機会を持つ事自体は否定しないけれど、安倍首相の場合は「マスメディアや著名人を“抱き込んで”、自分に都合の良い情報を発信させる。」という意図が露骨に感じられるのが不愉快。
昨日も南こうせつ氏のコンサートでデュエットをする等、兎に角パフォーマンスには余念の無い彼ですが、著名人の候補増産といい、参院選に勝つ事“だけ”しか念頭に無いのでしょうね。国民も全く馬鹿にされたものです。
夫人に対する批判が殺到したこのケースに限らず、世の中には「自分が特定の人・集団・国家に対して抱いているのと同じ感情を、自分の推しメンやその関係者も抱いていると思い込み、彼らがそれにそぐわない行動を取ると、たちまち手のひらを返したように叩く」人物が少なくないなあと感じます。
私もかの国の理不尽な言動には腹が立ちますし、初代大統領である李承晩氏が内政をおろそかにして反共に明け暮れ、失政から国民の目をそらすために激しい反日教育を行い、それが現在でも韓国社会に多大な影響を与えていることには憤りを感じます。しかし、韓国にかかわるものを十把一絡げにして否定する連中は、同じ日本人として恥ずかしい。野球で例えるなら、「巨人およびナベツネは嫌いだが、巨人の中に良い選手が少なくないことは認めるし、好きな選手もいる」のようなスタンスでいいじゃないかと思います(私自身はジャイアンツに対して中立ですが)。
件の自民党支持の友人ですが、是々非々で物事を論じられる面が在り、其れ故に「政治的なスタンス」は異なるものの、長きに亘って付き合って来られた所以でも在ります。
普段、自民党に対して懐疑的な話をすると、「其れは一寸考え過ぎだろう。」と言われる事も在り、時には「確かにそうかもなあ。」と反省したり、又、時には「否、矢張りおかしいよ。」と自分の考えに自信を持ったりするのですが、今回の場合は「確実に『深読みし過ぎ。』と一笑に付される物と思った上で、敢えて軽いノリで話しました。しかし、本文で書いた様な反応だったので、「自民党支持者でも、そう考えてしまうんだ。」と驚いた次第。
「民主党政権が余りに御粗末で、国民の多くが大幻滅を感じた。」、「中国や韓国、北朝鮮等、近隣の“問題児達”が強い圧力を掛けて来て、国民の間に不安が高まっている。」、「経済がずっと冷え込んだ儘の状態で、『少しでも景気の良い話が欲しい。』という思いが、国民の間に潜在的に在った。」等々、政権再奪取した自民党にとっては、強い“追い風”を起こし得る環境に在ったのは確か。先日、或る主婦が新聞紙上で、「今の首相は、非常に楽。対外的な不安を煽り、目を其方に反らす。一方、ばら撒きで一時的にでも株価を上げれば、『おー、凄い!』という事になる。一時的でも実績を残せば良いので在って、其の結果として莫大な借金が積み上がっても構わない。で、国民栄誉賞の授与だ何だとパフォーマンスを繰り広げれば、国民の支持は鰻登りなのだから。」といった趣旨の事を書いていましたが、其の通りでしょうね。