「中国南西部・雲南省の牟定県で、狂犬病の流行防止を目的として、大量の犬が処分された。」と、中国各紙が報道している。時期は7月25~30日の間で、警察犬や軍警備犬を除いた県内の犬全てが処分対象となり、その数は約5万匹に上るそうだ。処分方法の多くは撲殺という事で、飼い主と一緒に散歩していた犬が、その場で叩き殺されたという事例も。
人口約20万人の牟定県では、今年に入って約360人が犬に噛まれ、その内3人が狂犬病で死亡しているそうで、同県保健当局者は「狂犬病の流行を防ぐ為、犬の処分を決めた。」としている。しかし有無を言わせぬ処分、それも撲殺という事に、中国国内でも非難の声が上がっており、中国共産党の機関紙等も「行政の疫病対策としては非常に残忍で冷血、且つ怠慢な遣り方。」と批判しているそうだ。
「文化大革命では数千万人(億という説在り。)、天安門事件では319人(こちらは数千人という説在り。)もの自国民を虐殺した中国共産党が、良くぞ残忍で冷血なぞと批判出来たものだなあ。」という思いは在るが、それは別にしても約5万匹もの犬を撲殺等の形で処分したというのは、犬が大好きな自分としてはかなりショックな話。
日本では1956年以降発生していない狂犬病だが、アジア地域では現在も発病し、大流行の兆しを見せている事や、狂犬病ウイルスに感染した動物に噛まれ、潜伏期間を経て発症した場合、ほぼ100%の確率で死亡する恐ろしい病気だというのは理解している。自国民を守る為に犬の処分を決めたとする考えも、100%否定出来るものでは無いし、「撲殺=残酷」と決め付けてしまうのも、「だったら、ガスで殺害すれば残酷ではないのか?」という話にもなってしまうだろう。唯、飼い犬に到る迄、全ての犬を殺してしまうというのはどうにかならなかったものか。
狂犬病は、犬だけが感染する病気では無い。「人間を含む全ての哺乳類が感染する。」と本には書かれていた。それならば猫や狐等全ての哺乳類を、同様に全て有無を言わせず処分するとでも言うのだろうか?人間の叡智を以ってすれば、もっと別の方法は採れないものか?
山東省の済寧市でも犬の処分が始まったというニュースが今日報じられていた・・・。
人口約20万人の牟定県では、今年に入って約360人が犬に噛まれ、その内3人が狂犬病で死亡しているそうで、同県保健当局者は「狂犬病の流行を防ぐ為、犬の処分を決めた。」としている。しかし有無を言わせぬ処分、それも撲殺という事に、中国国内でも非難の声が上がっており、中国共産党の機関紙等も「行政の疫病対策としては非常に残忍で冷血、且つ怠慢な遣り方。」と批判しているそうだ。
「文化大革命では数千万人(億という説在り。)、天安門事件では319人(こちらは数千人という説在り。)もの自国民を虐殺した中国共産党が、良くぞ残忍で冷血なぞと批判出来たものだなあ。」という思いは在るが、それは別にしても約5万匹もの犬を撲殺等の形で処分したというのは、犬が大好きな自分としてはかなりショックな話。
日本では1956年以降発生していない狂犬病だが、アジア地域では現在も発病し、大流行の兆しを見せている事や、狂犬病ウイルスに感染した動物に噛まれ、潜伏期間を経て発症した場合、ほぼ100%の確率で死亡する恐ろしい病気だというのは理解している。自国民を守る為に犬の処分を決めたとする考えも、100%否定出来るものでは無いし、「撲殺=残酷」と決め付けてしまうのも、「だったら、ガスで殺害すれば残酷ではないのか?」という話にもなってしまうだろう。唯、飼い犬に到る迄、全ての犬を殺してしまうというのはどうにかならなかったものか。
狂犬病は、犬だけが感染する病気では無い。「人間を含む全ての哺乳類が感染する。」と本には書かれていた。それならば猫や狐等全ての哺乳類を、同様に全て有無を言わせず処分するとでも言うのだろうか?人間の叡智を以ってすれば、もっと別の方法は採れないものか?
山東省の済寧市でも犬の処分が始まったというニュースが今日報じられていた・・・。
ぁたしも、犬、猫ともに飼っている人間として、悲しい記事です。
狂犬病に対応するワクチンはないのでしょうか。
名前自体は知っている病気ですが症状など詳しいことはまったく知りません。
犬が大好きな自分としては、どういう方法&状況で在れ犬を殺すというのは哀しいです。唯、今回の話は別にしても、人間に被害が出るからという事で、”現場で”処分に当たっている人達を一括りにして残酷だとしてしまうのも一寸違う様に思うんです。
経済発展の著しい中国では、貧富の差が途轍もなく大きくなっていると言われます。富める人達の中には、富の象徴として犬を飼い始めたものの、飽きてしまって捨ててしまう者も少なくないそうで、それが野犬の増加に繋がっているとも。人間のエゴで野犬が増え、その結果狂犬病も流行の兆しを見せている”としたら”、これは処分対象者を責めるよりも、そういった好い加減な元飼い主達を責めるべきでしょうね。勿論、日本でも同じ事が言えますが。
狂犬病を発症した際の治療法は、残念ながら無い様です。唯、発症前で在れば、抗ウイルス抗体の投与により、発症を素子出来るとか。又、犬に対して予防注射を定期的に行なう事で、犬が罹患するのを防ぐ事は出来るのですが、昔記事(http://964.jp/Z3XC)にした様に我が家では或る時期から(理由が在ってなのですが。)、狂犬病の予防注射を取り止めていますので、この点に関しては偉そうな事は書けません。
一般市民がペットとして犬を飼うという文化が、中国では近年広がり始めたばかりという背景も在って、飼い主に予防注射を徹底して行なわせるというのも、一寸難しい面は在るかもしれませんね。