「相手が嫌いな人間だから、何から何迄イチャモンを付けているのでは?」と言われるのも癪なので先に明言しておくが、所謂”亀田三兄弟”のキャラクターは決して嫌いな方では無い。元々ヤンチャ系のキャラクターは好きだし、「あしたのジョー」等のイメージも在って、ボクシング自体に御行儀の良さを自分は求めていないからだ。
唯、最近は三兄弟揃ってキャラを過度に”演じ過ぎ”て、相手選手に対して最低限守らなければならないマナーを逸脱してしまっているのは残念に思っていた。そして何より残念なのは、良い素質を持ちながら、強い相手に向かって行くというよりも、”噛ませ犬”の様な弱い対戦相手ばかりをピックアップし、当然の様に勝ち上がって行く姿ばかり見せ続けられている事。先日の記事でも書いた様に、古くからボクシングの試合に夢中になって来た身としては、「弱い者虐めばかりで勝ち上がっても意味無い。」という思いがどうしても湧いてしまい、彼等の試合を見ても今一つ夢中になれなかった。
昨夜、亀田三兄弟の長男・興毅選手が、WBAライトフライ級1位で元WBAミニマム級暫定王者でも在るファン・ランダエタ選手との王座決定戦に挑んだ。1ラウンドでランダエタ選手がダウンを奪い、その後も彼が優勢に試合運びをしていた様に見えた。結局12ラウンドを闘って決着が付かず、勝敗は判定に持ち越される事となった。判定結果がなかなか発表されない。試合前からの懸念が現実となってしまうのではないか・・・そんな嫌な思いが徐々に膨らんで行き・・・。
判定は2対1で興毅選手に軍配が上がり、彼が世界王者となった訳だが、残念ながら感動よりも「やっぱりな・・・。」という落胆の思いしか自分には無かった。興毅選手が12ラウンドを闘い抜いた事は高く評価したい。でも、対戦内容は終始ランダエタ選手が主導権を握っており、勝者はランダエタ選手だったと断言出来る。
試合前からの懸念というのは、様々な思惑から興毅選手を世界王者に仕立て上げるのではないかというもの。ボクシング界には世界王者誕生でボクシング・ブームを盛り上げて行きたいという思惑が在ったろう。そして、亀田三兄弟を”異常な迄に”バックアップしているTBSに、妙な思惑が在るのではないかと非常に気になっていた。
嘗ては視聴率が50.7%を記録する等、大晦日の同局の看板番組「輝く!日本レコード大賞」。しかし近年は低視聴率が続き、昨年には過去最低の10.0%となってしまった。その事も在ってか、「今年は大晦日では無く、30日の放送に変更する。」と先日発表されたばかりだが、「”レコ大”の放送を30日に動かしたのは、大晦日に格闘技の試合を長時間放送する為で、そのメインは興毅選手の初防衛戦ではないか。」というのが専らの噂。この噂が事実かどうかは追って判る事だろうが、確実に言えるのは、昨日の対戦で興毅選手が世界王者になれなければ、初防衛戦も夢の又夢だったという事。TBSとしては、何が何でも世界王者になって貰わなければならなかった事になる。
興毅選手サイドが、判定に手心を加えて貰う為に動いたとは思わないし、そう思いたくもない。彼は唯勝つ為に一心不乱で闘ったと信じたい。それよりも、TBSサイドが何等かの動きを見せた様な気がしてならない。何しろTBSにはそう疑われても仕方の無い”前科”が在るからだ。今回と同様に、過去TBSが局を挙げてバックアップしたボクシング選手に鬼塚勝也選手が居る。彼の対戦には、疑惑を感じさせるものが幾つか在った。そして、その度にTBSの影を見てしまうボクシング・ファンは少なくなかったと思う。
興毅選手が世界王者となった事で、ボクシング界が活況を呈して行くのは確かだろう。しかし、昨日の様な不可解極まりない形での世界王者誕生で在れば、その活況が一時的な徒花になってしまう可能性も否定出来ない。興毅選手の才能に非凡さを感じるからこそ、昨日の八百長とも言える様な判定での勝利が本当に残念だ。
唯、最近は三兄弟揃ってキャラを過度に”演じ過ぎ”て、相手選手に対して最低限守らなければならないマナーを逸脱してしまっているのは残念に思っていた。そして何より残念なのは、良い素質を持ちながら、強い相手に向かって行くというよりも、”噛ませ犬”の様な弱い対戦相手ばかりをピックアップし、当然の様に勝ち上がって行く姿ばかり見せ続けられている事。先日の記事でも書いた様に、古くからボクシングの試合に夢中になって来た身としては、「弱い者虐めばかりで勝ち上がっても意味無い。」という思いがどうしても湧いてしまい、彼等の試合を見ても今一つ夢中になれなかった。
昨夜、亀田三兄弟の長男・興毅選手が、WBAライトフライ級1位で元WBAミニマム級暫定王者でも在るファン・ランダエタ選手との王座決定戦に挑んだ。1ラウンドでランダエタ選手がダウンを奪い、その後も彼が優勢に試合運びをしていた様に見えた。結局12ラウンドを闘って決着が付かず、勝敗は判定に持ち越される事となった。判定結果がなかなか発表されない。試合前からの懸念が現実となってしまうのではないか・・・そんな嫌な思いが徐々に膨らんで行き・・・。
判定は2対1で興毅選手に軍配が上がり、彼が世界王者となった訳だが、残念ながら感動よりも「やっぱりな・・・。」という落胆の思いしか自分には無かった。興毅選手が12ラウンドを闘い抜いた事は高く評価したい。でも、対戦内容は終始ランダエタ選手が主導権を握っており、勝者はランダエタ選手だったと断言出来る。
試合前からの懸念というのは、様々な思惑から興毅選手を世界王者に仕立て上げるのではないかというもの。ボクシング界には世界王者誕生でボクシング・ブームを盛り上げて行きたいという思惑が在ったろう。そして、亀田三兄弟を”異常な迄に”バックアップしているTBSに、妙な思惑が在るのではないかと非常に気になっていた。
嘗ては視聴率が50.7%を記録する等、大晦日の同局の看板番組「輝く!日本レコード大賞」。しかし近年は低視聴率が続き、昨年には過去最低の10.0%となってしまった。その事も在ってか、「今年は大晦日では無く、30日の放送に変更する。」と先日発表されたばかりだが、「”レコ大”の放送を30日に動かしたのは、大晦日に格闘技の試合を長時間放送する為で、そのメインは興毅選手の初防衛戦ではないか。」というのが専らの噂。この噂が事実かどうかは追って判る事だろうが、確実に言えるのは、昨日の対戦で興毅選手が世界王者になれなければ、初防衛戦も夢の又夢だったという事。TBSとしては、何が何でも世界王者になって貰わなければならなかった事になる。
興毅選手サイドが、判定に手心を加えて貰う為に動いたとは思わないし、そう思いたくもない。彼は唯勝つ為に一心不乱で闘ったと信じたい。それよりも、TBSサイドが何等かの動きを見せた様な気がしてならない。何しろTBSにはそう疑われても仕方の無い”前科”が在るからだ。今回と同様に、過去TBSが局を挙げてバックアップしたボクシング選手に鬼塚勝也選手が居る。彼の対戦には、疑惑を感じさせるものが幾つか在った。そして、その度にTBSの影を見てしまうボクシング・ファンは少なくなかったと思う。
興毅選手が世界王者となった事で、ボクシング界が活況を呈して行くのは確かだろう。しかし、昨日の様な不可解極まりない形での世界王者誕生で在れば、その活況が一時的な徒花になってしまう可能性も否定出来ない。興毅選手の才能に非凡さを感じるからこそ、昨日の八百長とも言える様な判定での勝利が本当に残念だ。
ずばり「TVのチカラ」です(笑)
鬼塚の判定もひどかったですが、今回のはそれを
軽く上回りましたね。
どうも来週あたりから週刊誌が以前に対戦した
タイ人選手に取材にいった内容をそろそろ流す
らしいですから、こちらがまたお楽しみかも。
だったし、亀田本人も負けを自覚してたような
ボクシング大好き人間ですが、批判を覚悟で敢えて言うならば、ボクシングって或る程度のショー性と、ボクサーの”不良性”がスパイスに為り得るスポーツだと思うんです。勿論、その大前提には真剣勝負で在るというのは在りますが。ですから、必ずしも亀田三兄弟的な”演じ方&売り出し方”を否定出来ないでいます。唯、最近の余りに相手に対する礼を失した言動はどうかと思いますけれども(苦笑)。
解説者の”擁護”は見苦しかったです。そして、TVに映り込まんが為に会場を訪れた様な腐れタレント連中が、嬉々としてインタビューに応じながらも、「判定に疑問を感じませんか?」という質問に対しては一転して、「私はボクシングの事は詳しくないので良く判りません。」と逃げていたのはもっと見苦しかったかと。今後、小判鮫の様に亀田三兄弟にくっ付いて行く為には、無下に亀田批判が出来ないという事情が在るのでしょうが。
酷い試合でしたね。彼の実力が世界レベルではないという事がはっきりしましたね。
今後は指名試合の前に楽な相手と戦いそうな気がしますので指名試合が楽しみです。
この試合前までは、ある程度の力はあるのかなと思っていましたが期待はずれでした。
ブログ、拝見させていただきました。私は東野圭吾のファンなのですが「赤い指」をまだ読んでおりません、記事を読んで読みたくなりました。
今後ともよろしくお願い致します。
一夜明けた今日も、相変わらずの強気の発言。
結果的にあんな試合になってしまったのに、なんとも哀れというか
滑稽にしか映りません。
自分の弱さを素直に認め、相手の強さを讃える気持ちがなければ、
きっと進歩しませんね。残念。
よく引き合いに出される辰吉丈一郎ですが、彼は(賛否両論あろうと思いますが)
ボクシング、殊ガードは下手だったと思います。
しかし、そこに”男”をみていた私としては、亀田ごときに辰吉が
引き合いに出されるのは、不愉快であります。
また、辰吉のビッグマウスと亀田のビッグマウスは、似て非なるもの。
亀田は、単なる非礼な発言だと感じます。
今後も、giants-55さんの吼えた記事に期待しています。
抗議が殺到したようですが、試合そのものはどうでもよくて視聴率さえ稼げればいいと考えているTV局にとっては、ますます注目を浴びる結果となり、大晦日の初防衛戦に向けて「思うツボ」ってところでしょうか。
足は止まりっぱなしだし、ボディー以外のパンチで有効打があまりなかったように素人目には見えました。
往々にしてインファイターは不器用に見えますけれどそれとは違う印象です。アタシのフェイバリッドは輪島功一ですからね(笑)彼はカエル跳びなど使うテクニシャンでもありました(苦笑)
抽象的な言い方ですが美しくはなかったと思うのですが如何でしょうか。
TBSと協栄というと、鬼塚の時、古くは渡嘉敷など微妙な判定結果が物議を醸す伝統がありますね。まさか21世紀に引き継がれるとは(笑)
理不尽なことが多い世の中、せめてスポーツだけはフェアに!と思っているんですがね~
彼のファイトは今回初めて見ましたが、子供の頃見ていた、具志堅、大場、ガッツ、輪島などと比べて見劣りするのは一目瞭然でした。
ただ、もし彼が本気でボクシングをやっていたのなら一番辛いのは本人でしょうし、年もまだ若いので暖かく見守ってやることも必要かと思います。
ただ、行き過ぎた言動については、はっきりとたしなめてやる必要はあると思います。
あと、次の防衛戦は未定、ひょっとすると防衛戦なしで返上する可能性もあるとのことです。