「(渡辺)トモコとジェリー(藤尾) 仲良く離婚しな♪」という替え歌も出来た程、アニメ「トムとジェリー」の主題歌は余りにも有名。おっちょこちょいの猫・トムが、頭脳明晰な鼠・ジェリーを追い掛け回しては反撃を食らうというドタバタ喜劇だった。この様に猫が鼠を追い回すというのは、多くの人が思い浮かべるイメージで在ろう。そして鼠が猫を見て逃げ出すというのは、嘗て猫に出くわした際に追い掛けられる等恐ろしい目に遭った為、即ち後天的な要素と考えられていたのだが・・・。
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「嗅覚回路断ったマウス、ネコ君怖くないよ 東大など研究」 【11月8日付け朝日新聞】
匂いに関する特定の神経回路を断つと、マウスも猫を怖がらなくなる・・・そんな事が東京大学理学部の小早川高特任助教等の研究で判った。7日付の英科学誌「ネイチャー(電子版)」に掲載された。匂いを嗅いだ時にどの様な反応をするのかは、これ迄後天的に決まるものと考えられて来た。だが実際には、とっさの反応を決める先天的な神経回路が脳内に在り、これが断たれると匂いを検知しても正常な忌避行動を取れなくなるのだという。
小早川特任助教等は、マウスの遺伝子を組み換える事で、特定の神経回路を断つ方法を開発。鼻の穴の、嗅(きゅう)細胞という匂いを感知するセンサーから脳に信号が伝わる仕組みを制御し、反応や行動を調べた。
匂いの信号を受け取る脳の領域(嗅球)は、上下二つに分かれる。下の領域の働きを止めて上の回路だけにした場合、生まれてから一度も天敵を見た事が無くても、その匂いを嗅いだだけで逃げたり、竦んだりという忌避行動を示した。逆に下の回路だけにしたマウスでも天敵の匂いを認識は出来るが、痛み刺激を加えて学習させない限り忌避行動は起こらず、ストレスも上がらなかった。上側は先天的に逃避等の反応を決めており、下側は学習の中で反応や行動を決めると考えられるという。
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「嗅覚回路断ったマウス、ネコ君怖くないよ 東大など研究」 【11月8日付け朝日新聞】
匂いに関する特定の神経回路を断つと、マウスも猫を怖がらなくなる・・・そんな事が東京大学理学部の小早川高特任助教等の研究で判った。7日付の英科学誌「ネイチャー(電子版)」に掲載された。匂いを嗅いだ時にどの様な反応をするのかは、これ迄後天的に決まるものと考えられて来た。だが実際には、とっさの反応を決める先天的な神経回路が脳内に在り、これが断たれると匂いを検知しても正常な忌避行動を取れなくなるのだという。
小早川特任助教等は、マウスの遺伝子を組み換える事で、特定の神経回路を断つ方法を開発。鼻の穴の、嗅(きゅう)細胞という匂いを感知するセンサーから脳に信号が伝わる仕組みを制御し、反応や行動を調べた。
匂いの信号を受け取る脳の領域(嗅球)は、上下二つに分かれる。下の領域の働きを止めて上の回路だけにした場合、生まれてから一度も天敵を見た事が無くても、その匂いを嗅いだだけで逃げたり、竦んだりという忌避行動を示した。逆に下の回路だけにしたマウスでも天敵の匂いを認識は出来るが、痛み刺激を加えて学習させない限り忌避行動は起こらず、ストレスも上がらなかった。上側は先天的に逃避等の反応を決めており、下側は学習の中で反応や行動を決めると考えられるという。
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後輩から「風邪がぶり返してしまった。」とのメールを昨日貰ったばかりなのですが、マヌケ様も風邪を御召とは。インフルエンザが流行っているという話も在りますし、御身体には御自愛下さいませ。
ムスク(麝香)はジャコウジカの分泌物を原料としていますが、オリジナルは糞尿の匂いがする代物なのに、それを薄める事で他者を惹き付ける魅惑の香りになるのですから面白いですよね。ツーンと来る腋臭も本来はフェロモンの一種とも言われていますし、生物の体内から発せられる強烈な匂いは、方向性を変えると異性を惹き付ける香りになるんですね。
「青酸カリがアーモンド臭」というのを、自分はアガサ・クリスティー女史の作品で知りました。アーモンド臭って言われると「そんな香りなんだ。」と思うものの、じゃあ「具体的にアーモンド臭ってどんな感じ?」と聞かれると意外にパッと浮かばなかったりも。