”鉄腕”と呼ばれた大投手が星となった。1958年の日本シリーズでジャイアンツが3連勝して王手をかけるも、西鉄ライオンズの若きエースとして4連投(第1戦及び第3戦にも投げているというのが凄い!)&4連勝を果たし、世紀の大逆転の原動力となった「神様、仏様、稲尾様」こと稲尾和久氏が悪性腫瘍で亡くなられたのだ。齢70歳という若さでの死出の旅立ち。
V9時代の記憶すら殆ど無い自分故、現役時代の稲尾投手の記憶を知りようが無い。そんな若輩が稲尾投手の事を語るのは痴がましい限りなのだが、彼に付いて書かれた書物は結構読んでいる。「デビューから7年目にして200勝を達成した事からも判る様に、全盛期は『2試合に1試合』程のペースで登板する凄まじさ。」、「父親が漁師だったので幼き頃より漁に付き合い、艪を漕ぐ事で肩のスタミナを、そして波に揺れる小船の上でバランス感覚を養った。」等々、スポ根を彷彿とさせる”伝説”は枚挙に遑が無い。
だが自分が知っている稲尾氏(ドラゴンズの投手コーチやオリオンズの監督、そして評論家を務めている姿。)は灰汁が強く「俺が、俺が。」というOBが多い中では珍しい、自身の実績を鼻に掛ける事の無い温厚さで、「球界で彼の悪口を言う者は居ない。」という話も頷ける人柄だった。”一匹狼”の落合博満監督が、球界で唯一心を開いていたのは稲尾氏というのも良く知られた話だ。
先月末に沢村賞の受賞者がダルビッシュ有投手に決定したという報道が為された際、選考委員の稲尾氏が欠席させれていた事を知り、その体調が気にはなっていた。唯、先月頭に元気な御姿をTVで拝見していたので、「一寸した体調不良なのだろう。」と軽く考えていたのだが・・・。
これで名球会*1の会員としては5人目の物故者という事になる。益々「昭和」という時代が歴史の彼方に追い遣られてしまった様な寂しさを禁じ得ない。偉大なる大投手の御霊よ安らかに。
閑話休題
移動時の車中でしばしば耳にしているTBSラジオの番組「ストリーム」。その1コーナーで在る「えびシャケ!」は特定のテーマに付いて二者択一の質問を聴取者に投げ掛け、どちらが多数を占めるかで”日本人のスタンダード”を決めるという内容なのだが、昨日の質問は「髪の毛は毎日洗う?洗わない?」という物だった。
入浴する事自体が非常に少なかった平安時代、湯を用いての洗髪という行為も無かったとなかったとされている。だからこそ、頭髪の匂いを誤魔化す為に香の文化が発展したとも言われている程。湯を用いての洗髪は江戸時代に入ってからとされるが、それでも女性の洗髪は月に1、2度という頻度だったとか。液体シャンプーを用いての洗髪が始まったのは昭和39年からという事で、我が国で”習慣的に”洗髪が為される様になってからの歴史は短い。自分が学生だった時分に”朝シャン”なる言葉が使われる様になったが、当時は1日に何度も洗髪する人間が少なからず居た。しかし「余り洗髪をすると脱毛が酷くなり、禿げる可能性が高まる。」という説が広まった事で、日に数度どころか毎日洗髪する人も減っている様に感じていた。だから、結果的に「毎日洗う:55%、毎日洗わない:45%」と”毎日洗髪派”が若干上回ったのは、2日に1度という頻度で洗髪している自分(風呂には毎日入っているが。)にとってやや意外。
同コーナーの中では、他にも意外な事実の紹介が。
****************************
・ 男性の頭髪部の皮脂量は手足のそれの10倍に当たり、女性の頭髪部の皮脂量はその半分しかない。
・ 一般的に頭髪は、日に50~100本程度が自然に抜け落ちる。洗髪を毎日する事で髪のキューティクルを傷める事は在っても、直接的に脱毛を促進させる事は無い。
・ 加齢と共に女性の皮脂量は減少するが、男性の場合は殆ど変わらない。
・ 清潔さを保つという意味に於いて、頭髪部の皮脂量が多い男性の場合は毎日の洗髪が、そして女性の場合は2日に1度程度の洗髪がベターではなかろうかとの事。
****************************
加齢臭に留意する様になった自分なぞは、毎日の洗髪が望ましいという事か。
*1 名球会と言えば、”名球会に名が無い男”は稲尾氏よりも1つ年上。打撃の天才と呼ばれた彼が野球から離れた状況に在るというのは、球界にとって実に勿体無い話だ。
V9時代の記憶すら殆ど無い自分故、現役時代の稲尾投手の記憶を知りようが無い。そんな若輩が稲尾投手の事を語るのは痴がましい限りなのだが、彼に付いて書かれた書物は結構読んでいる。「デビューから7年目にして200勝を達成した事からも判る様に、全盛期は『2試合に1試合』程のペースで登板する凄まじさ。」、「父親が漁師だったので幼き頃より漁に付き合い、艪を漕ぐ事で肩のスタミナを、そして波に揺れる小船の上でバランス感覚を養った。」等々、スポ根を彷彿とさせる”伝説”は枚挙に遑が無い。
だが自分が知っている稲尾氏(ドラゴンズの投手コーチやオリオンズの監督、そして評論家を務めている姿。)は灰汁が強く「俺が、俺が。」というOBが多い中では珍しい、自身の実績を鼻に掛ける事の無い温厚さで、「球界で彼の悪口を言う者は居ない。」という話も頷ける人柄だった。”一匹狼”の落合博満監督が、球界で唯一心を開いていたのは稲尾氏というのも良く知られた話だ。
先月末に沢村賞の受賞者がダルビッシュ有投手に決定したという報道が為された際、選考委員の稲尾氏が欠席させれていた事を知り、その体調が気にはなっていた。唯、先月頭に元気な御姿をTVで拝見していたので、「一寸した体調不良なのだろう。」と軽く考えていたのだが・・・。
これで名球会*1の会員としては5人目の物故者という事になる。益々「昭和」という時代が歴史の彼方に追い遣られてしまった様な寂しさを禁じ得ない。偉大なる大投手の御霊よ安らかに。
閑話休題
移動時の車中でしばしば耳にしているTBSラジオの番組「ストリーム」。その1コーナーで在る「えびシャケ!」は特定のテーマに付いて二者択一の質問を聴取者に投げ掛け、どちらが多数を占めるかで”日本人のスタンダード”を決めるという内容なのだが、昨日の質問は「髪の毛は毎日洗う?洗わない?」という物だった。
入浴する事自体が非常に少なかった平安時代、湯を用いての洗髪という行為も無かったとなかったとされている。だからこそ、頭髪の匂いを誤魔化す為に香の文化が発展したとも言われている程。湯を用いての洗髪は江戸時代に入ってからとされるが、それでも女性の洗髪は月に1、2度という頻度だったとか。液体シャンプーを用いての洗髪が始まったのは昭和39年からという事で、我が国で”習慣的に”洗髪が為される様になってからの歴史は短い。自分が学生だった時分に”朝シャン”なる言葉が使われる様になったが、当時は1日に何度も洗髪する人間が少なからず居た。しかし「余り洗髪をすると脱毛が酷くなり、禿げる可能性が高まる。」という説が広まった事で、日に数度どころか毎日洗髪する人も減っている様に感じていた。だから、結果的に「毎日洗う:55%、毎日洗わない:45%」と”毎日洗髪派”が若干上回ったのは、2日に1度という頻度で洗髪している自分(風呂には毎日入っているが。)にとってやや意外。
同コーナーの中では、他にも意外な事実の紹介が。
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・ 男性の頭髪部の皮脂量は手足のそれの10倍に当たり、女性の頭髪部の皮脂量はその半分しかない。
・ 一般的に頭髪は、日に50~100本程度が自然に抜け落ちる。洗髪を毎日する事で髪のキューティクルを傷める事は在っても、直接的に脱毛を促進させる事は無い。
・ 加齢と共に女性の皮脂量は減少するが、男性の場合は殆ど変わらない。
・ 清潔さを保つという意味に於いて、頭髪部の皮脂量が多い男性の場合は毎日の洗髪が、そして女性の場合は2日に1度程度の洗髪がベターではなかろうかとの事。
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加齢臭に留意する様になった自分なぞは、毎日の洗髪が望ましいという事か。
*1 名球会と言えば、”名球会に名が無い男”は稲尾氏よりも1つ年上。打撃の天才と呼ばれた彼が野球から離れた状況に在るというのは、球界にとって実に勿体無い話だ。
私もさすがに稲尾さんのご活躍はかすかな記憶なのですよ。昔は今ほど情報があるわけでないですからね。
いい人ほど…とはこのことでしょうか。(Kヤンみたいな山師は長生きしそうですが)
髪は毎日洗います。もともと汗っかきだったのでそういう習慣になりました。内風呂のない時代はそうも行きませんでしたが…。
ので、このデータは「内風呂が当たり前の年代」とそれ以外ではハッキリと分かれそうです。
40代以下であればだいたい毎日洗うのではないでしょうか。朝シャンというのが流行ったのは今の30代後半の人が高校生の頃でしょうか。
>余り洗髪をすると脱毛が酷くなり、禿げる可能性が高まる。」
そんな説あったのですか。
V9の頃はこの世に生を受けておりましたが、何分幼かった事も在ってその記憶は殆ど無いんです。ですから長嶋茂雄選手の記憶も薄ぼんやりという感じで、自分にとっては王貞治選手がヒーローでした。(文体等は普段の自分からはかなり乖離した感じを作っていますので(笑)。)
稲尾さんの笑顔が好きでした。人の良さを凝縮した様な感じで、年上の人に対しては失礼な言い方かもしれませんが子供の様な笑顔だった様に感じていました。”天皇”と迄呼ばれたカネやんは確かに長生きしそうな感じでは在りますが、そんな彼も以前御嬢さんと散歩中にふっと意識が無くなり、路上で倒れてしまったとか。御嬢さんが異変に気付いて抱え込んだので大事には到らなかったのですが、カネやん曰く「一人で散歩していたら、恐らく頭を路面に強打していてヤバかったろう。」と口にしていました。ONKもそういった年代に入って来たんですね。(それに対して”球界の森繁”ことドン川上氏の元気さは脅威的ですが。)
”朝シャン”なる言葉、自分の場合は学生時代の末期に流行った様に記憶しています。唯、朝にシャワーを浴びるという習慣自体は、それ以前より若い人の間で流行っていた様な気が。学生時代より朝シャンで髪をゴシゴシ洗い、ドライヤーをガンガン掛けていた友人は、「髪の毛を洗い過ぎたのがいけなかったのかも・・・。」と薄くなった頭に手をやり、良く嘆いていますし。
合成界面活性剤系のもの(所謂「シャンプー」)は皮膚や頭髪を傷めやすいんだとか。
少なくとも私の場合、普通のシャンプーから石鹸シャンプーに代えたら、アトピー体質のせいもあってひどかったフケが激減しました。
五木先生はそれに倣い、洗髪は年に数回だそうです。
ところで、中学か高校時代は男がリンスすると、バカにされていました。 髪がサラサラで天使の輪ができている男子がいまして、「こいつリンスやらしよろ、女みてえ」とからわかわれていました。 しかし、実際にはシャンプーの後に登場したリンスなるものも結構はやって男子でも使っているのは結構いたようです。 もちろん女の子にもてるためです。 それから「メリーに首ったけ」のあの整髪ジェルという言い訳と同じように、リンスという言い訳したのも結構いたようです。
たしか銭湯では「洗髪料金」を取っていた
ころもあったと。
>稲尾
年間42勝。
また近年のリリーフ投手に
抜かれてしまいましたが
「年間登板記録」。
時代が違うとはいえ
イニング数が全く違うんですね。
昭和がまた遠くなっていきます
マヌケ様は”毎日洗髪派”でしたか。昔から自身の頭髪には余り気が回らず、シャンプーでは無く石鹸で洗髪し、濡れた髪の毛もドライヤーでは無く乾いたタオルでゴシゴシと拭くだけで済ますという塩梅でした。
話は逸れますが、シャンプーと言えばライオンのエメロンシャンプーが印象深いです。今は亡き溝口泰男アナウンサーが街角で、後姿の女性に向かって「振り向いて下さい。」と声を掛けるあのCM。中で流れるハニー・ナイツの「ふりむかないで」(http://www.biwa.ne.jp/~kebuta/MIDI/MIDI-htm/Furimukanaide.htm)が好きでした。
でも一番、あの落合を使いこなしたのは稲尾氏だった様な気がします。
西鉄の黄金時代を共に築いた豊田氏は、もう10年くらい前から野球界から遠ざかって実業家として活躍していた稲尾氏に対しもっと表舞台に出てきてほしいとラブコールを送っていたのを、某雑誌で読んだことがあります。
でも実際には、少年野球の指導をしたり沢村賞の選考委員をしたり完全には野球から離れてはいませんでした。
できれば、落合がどんなコメントをしているか知りたいですね。
子供のときは無精で風呂嫌いでした。ところが5年生のときになぜかものすごくフケが出るようになり、それからは一日20分は頭を洗うようになりました。母親に「ガス代、水道代を考えろ」と叱責され、止めたらまたフケが。あれは悪夢でした。フケ用の薬用シャンプーを使うようになってからはなんとか治まったのですが。それ以来毎日洗っています。なぜフケが大量に出たのかは分かりませんが、体のバランスがおかしかったのだろうな、と思っています。
>朝シャン
憧れでした^^;。
残念ながらシャワーヘッドつきの洗面台がなく、憧れだけでした。
>カレー臭
若い男の「男臭さ」のようなものもたいがいですからね。まあ清潔にする、喫煙はしない、胃など内蔵を荒らさない、が鉄則でしょうかね。
Spa supernova様も”毎日洗髪派”ですか。件の結果にやや意外さを感じたのですが、こちらに寄せて戴いた書き込みでも”毎日洗髪派”の方ばかりですから、やはり多いのでしょうね。自分は嘗ての片岡鶴太郎氏の如く脂性なのですが、何故かフケは余り出ない体質なんです。それも在って毎日は洗髪していない訳ですが、フケが酷い様ならば好むと好まざるとにかかわらず毎日洗髪せざるを得ないですよね。