ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

介護現場は大変だろうが・・・

2006年08月10日 | 時事ネタ関連
安倍参拝 我が巨人軍 50敗

昨日、移動中の車内で聞いていたラジオ番組で、リスナーから寄せられた川柳が紹介されていたのだが、中でも自分が一番気に入った一句で在る。最優秀作品に選ばれた「生きている 公約靖国 だけですか」も上手いなあと唸らされたが、こういうスマートな風刺センスを羨ましく思う。

さて今日は、気になった3つの事柄に付いて書いてみたい。

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① 言いたい放題

先日行なわれた亀田興毅選手の試合に対する反響は、未だに鎮まる気配が見られない。そんな中、東京MXテレビで放送された「談志・陳平の言いたい放だい」という番組でもこの件を取り上げたが、かなり辛辣な言葉が飛び交った。

出演していたのは、”落語立川流”家元の立川談志氏に経済評論家の野末陳平氏、そして経済学者の西部邁氏という一癖も二癖も在る人物達。これだけのメンツが揃えば不穏当な発言の嵐になるのは目に見えてはいるが・・・。

此処で内容を確認する限り、流石に言い過ぎかなあという気がする。自分もTBS協栄ボクシングジム等、亀田一家の周りに居る連中が八百長に加担した可能性は極めて濃厚と捉えている。でも、それはあくまでも周りの連中が仕組んだ事で在って、亀田一家が関与したとは思わないし、思いたくもない。亀田一家が試合前後に繰り出す、過ぎた”演技”には不快感を持っているが、でもボクシングそのものに対しての直向きな姿勢は評価している。だからこそ、そんな彼等が八百長に加担していたとは、長年のボクシング・ファンとして否定したい気持ちが強いのだ。


② 「新約『巨人の星』 花形」

昨日、「巨人の星」が新作漫画として35年ぶりに連載開始という話を紹介させて貰ったが、どうしても内容が気になり、帰宅途中にコンビニで立ち読みをして来た。

村上よしゆき氏という漫画家が描いているのだが、絵のタッチが「BOYS BE・・・」を思わせる今風なもの。ストーリーも含め、昔の「巨人の星」とは全く別物と考えた方が良いだろう。少なくとも自分は、もう読む事が無いと思う。


③ 特別養護老人ホーム内で

東京都東大和市の特別養護老人ホーム「さくら苑」で1月末、30歳と21歳の男性職員が90歳の女性入居者に対して、性的な暴言を吐いていた事実が明らかとなった。

認知症の症状が在り、寝たきりで言葉も不自由なこの女性の排泄介助を行なう際、性的な行為を要求する暴言が浴びせられていたという。女性の家族が隠し録りしたテープをニュースでは流していたが、余りにも下品でおぞましささえ感じる内容の為、一部音声を「ピー」といった音で消していた程だった。

そして、千葉県香取市の特別養護老人ホーム「杜の家」では、昨年10月に非常勤の男性職員(25歳)が、認知症の入居男性(93歳)の脇腹を3回殴り、怪我を負わせていたというニュースも・・・。

癌に侵された祖母が、病院から一時帰宅を許された時の話だ。非常勤として働いていた祖父との二人暮しだった為、祖父が不在の時には親族が交代で祖母の面倒を見に行っていたのだが、そう度々行く事も出来ず、時折家政婦に来て貰っていた。真面目に面倒を見てくれる人も居たのだが、中には暴言を吐くだけではなく、祖母が余り動けないのを良い事に、物品や金銭を盗むといったとんでもない人物も居た様だ。だからこそ、今回の酷い話が他人事とはどうしても思えない。

以前、飲み友達の看護士の女性から、介護現場の大変さを嫌と言う程聞かされた。労働条件や環境の悪さを考えると、かなり安いと思わざるを得ない介護の対価。単に金銭目的だけだったら、とても勤まらない厳しい仕事だと思っている。そんな中、一生懸命頑張っている介護関係者には心から敬意を表したい程。

相当なストレスが蓄積されるで在ろう事は、想像に難くない。ストレスの捌け口を何処かに求めてしまう気持ちは理解出来るが、それが介護される側に向かってしまうのは到底許される事では無い。

今回の加害者達には深い反省を求める一方、介護を必要とする老人が今後急増して行くのは明らかな状況で、介護する側の心身が病まない環境作りを、我々も真剣に考えていかなければならないだろう。
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2 コメント

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介護 (ロッソ)
2006-08-11 10:41:48
介護の事件は、最近増えているように感じます。

私も祖母が寝たきり状態で、祖父や私の両親が面倒を看てきたので良く解ります。血の繋がった家族でさえ、毎日繰り返される介護に愚痴や暴言を吐きたくなります。抱き抱えお風呂に入れ、食事も口まで運ぶ…。今考えれば、私自身も手伝ってあげればよかったと後悔しています。

これから、どんどん増える高齢者の方々に安心して介護が出来るように、人員確保や施設等の充実を願っています。



この間、親族が入院しお見舞いに行った時、若い男性の看護士の方がいらっしゃいました。その方は、親切に何でも笑顔で患者さんに対応していました。老人達のヒーローといった感じさえしました。

でも、彼もまたストレスを抱えているのかもしれません。介護という世界で生えた若い力を絶やさないようにして欲しいと感じます。
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見ました (かんさいや)
2006-08-15 11:25:33
談志師匠見ました。というか番組の出演者のラインナップあぶなすぎます。番組自体放送禁止スレスレでは;;

東京MXテレビって地上波あります?5年まえにはなかった気が…

花形は二回目見ない…別の名前にしたほうが売れるはず。



介護ですが、介護関係の方々の給料の安さには泣けるものがあります。

介護の資格あってもアルバイトと変わらない賃金。

同じ作業をやっても正看護師とは比べ物にならない。

なんとかならないのか気になるところです。

以前、入院したときのヘルパーさんはいい人たちばかりでした。

あの給料でいい人を続けられるのはすごいといつも感心していましたね。

でも医療行為に制限があるらしく「それは看護婦さんに言って」ってよく言われましたね。同じ制服着てるから区別つかないんだー



おとしよりに「性的行為を要求する暴言」って…逮捕したところでどうにもならなさそう。介護がつらいのかもしれないけど人としてだめでしょう。
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