1位は最下位の約４６．４倍

ＡＥＲＡ（７月１３日号）の「地震と豪雨の『現在地』」という記事は、データから見る“危険性”が記されていて、非常に興味深かった。

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「地震が多い都道府県（２０１１年１月１日～２０２０年６月２５日）」

１位：　福島県［東北地方］（７，３３７回）　
２位：　茨城県［関東地方］（６，６１４回）
３位：　宮城県［東北地方］（５，６１４回）
４位：　岩手県［東北地方］（４，９６２回）
５位：　熊本県［九州・沖縄地方］（４，７０６回）
６位：　千葉県［関東地方］（３，３６９回）
７位：　栃木県［関東地方］（３，１５３回）
８位：　北海道［北海道地方］（２，３７１回）
９位：　青森県［東北地方］（２，１８９回）
１０位：長野県［中部地方］（２，１４３回）
１１位：東京都［関東地方］（２，００３回）
１２位：埼玉県［関東地方］（１，９７０回）
１３位：群馬県［関東地方］（１，９２２回）
１４位：鹿児島県［九州・沖縄地方］（１，７２３回）
１５位：山形県［東北地方］（１，５３０回）
１６位：新潟県［中部地方］（１，４７２回）
１７位：秋田県［東北地方］（１，３１９回）
１８位：神奈川県［関東地方］（１，２２５回）
１９位：大分県［九州・沖縄地方］（１，１５４回）
２０位：静岡県［中部地方］（１，１００回）
２１位：岐阜県［中部地方］（９４４回）
２２位：宮崎県［九州・沖縄地方］（９０３回）
２３位：沖縄県［九州・沖縄地方］（７６７回）
２４位：山梨県［中部地方］（７０９回）
２５位：鳥取県［中国地方］（６７６回）
２６位：和歌山県［近畿地方］（６５１回）
２７位：福岡県［九州・沖縄地方］（５９７回）
２８位：長崎県［九州・沖縄地方］（５５６回）
２９位：愛媛県［四国地方］（３４２回）
３０位：広島県［中国地方］（３３７回）
３１位：岡山県［中国地方］（３２９回）
３２位：愛知県［中部地方］（３２８回）
３３位：兵庫県［近畿地方］（３２６回）
３４位：京都府［近畿地方］（３１０回）
３５位：高知県［四国地方］（３０３回）
３６位：島根県［中国地方］（２９９回）
３７位：佐賀県［九州・沖縄地方］（２９４回）
３８位：大阪府［近畿地方］（２７５回）
３９位：山口県［中国地方］（２５８回）
４０位：徳島県［四国地方］（２５７回）
４１位：石川県［中部地方］（２３６回）
４２位：滋賀県［近畿地方］（２２９回）
４３位：奈良県［近畿地方］（２２２回）
４４位：福井県［中部地方］（１９５回）
４５位：香川県［四国地方］（１６６回）
４６位：三重県［近畿地方］（１６５回）
４７位：富山県［中部地方］（１５８回）
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データの対象期間が２０１１年からという事で、「東日本大震災（２０１１年３月１１日発生）」の影響が強く出ていると思う。１位となった福島県もそんな感じで、平均「約２．１回／日」の割合で地震が発生している計算になる。

一方、最下位となったのは富山県（地震の発生する割合は、平均「約０．０４回／日」。）１位の福島県は、富山県の約４６．４倍も地震が発生している事になる。

で、今年に入ってからの地震発生件数に関し、上位１０位も紹介されているのだが、上記のランキングとは結構異なっている。

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「今年になって地震が多い都道府県（２０２０年１月１日～６月２５日）」

１位：　長野県［中部地方］（１６４回）
２位：　岐阜県［中部地方］（１６２回）
３位：　茨城県［関東地方］（１０４回）
４位：　北海道［北海道地方］／鹿児島県［九州・沖縄地方］（各９６回）
６位：　岩手県［東北地方］（８５回）
７位：　福島県［東北地方］（８４回）
８位：　千葉県［関東地方］（８１回）
９位：　宮城県［東北地方］（７９回）
１０位：沖縄県［九州・沖縄地方］（５９回）
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過去約９．５年では１０位の長野県が１位、そして２１位の岐阜県が２位と、中部地方の県が上位に並んでいる。４月２２日から始まった「長野上高地周辺群発地震」が、強く影響しているのだそうだ。大地震が起こらない事を、心から祈る。