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「エジプトのピラミッドに『温度の異常』、内部に未知の空間か」(11月10日、AFP)
ピラミッドの秘密を解き明かす為、エジプトで2週間前から行われているサーモグラフィー調査で、クフ王のピラミッドを含む複数のピラミッドに「温度の異常」が見付かった。研究チームが9日、発表した。
先月25日に始まった調査プロジェクト「スキャン・ピラミッド」は、ピラミッド内部の未知の部屋の発見を目的としている。調査対象はギザの大ピラミッドとして知られる最も高いクフ王のピラミッドを含む4基のピラミッド。
エジプト、フランス、カナダ、日本の考古学者や科学者から成るチームが出した共同声明によると、サーモグラフィー調査の結果、「クフ王のピラミッドでは東側の地表の高さの部分で、一部の石灰岩のブロックの温度が、他よりも高い事が示された。」と言う。
研究チームは、「こうした異常を説明するには、ピラミッド内部の空間の存在や気流等、多くの仮説や可能性が考えられる。」としている。
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ミステリアスな事柄には強い興味が在り、ピラミッドも其の例外では無い。“世界七不思議”と称される物の中で、唯一現存しているギザの大ピラミッドには数多くの謎が指摘されているけれど、今回、新たな謎が浮かび上がった訳だ。
ピラミッド内部に、未知なる空間が存在しているのか?若し存在しているのならば、其の空間は何なのか?ギザの大ピラミッド内からは木乃伊が発見されていないという事だが、「空間に木乃伊や財宝が納められていたら。」と想像すると、心浮き立つ物が在る。内部から、「何が出るかな 何が出るかな♪」【曲】。
ギザの大ピラミッド内に(調査として)初めて足を踏み入れられたのは9世紀という事で、其れから1,200年近くが経つのに、未だ未だ謎が多いとは・・・本当に不思議な建造物。
ナポレオンも、予言を観た等、ピラミッドには縁が深いですが、時の権力者がかつてのエジプトの権威にすがり、開発なり、戦争なりをしたように思います。エジプトの統治者として、ピラミッドを保護する事は、権威を借りる事になると思うからです。
欧州の強国が、エジプトを欲するのは、陸地からのアジアへの玄関を欲するからだと思います。食糧は、国策であって、権力者の本音から言えば、欧州に覇権を確立した後の、次の大陸への布石であると思います。こうなると、海洋国であり、賢明なるウォッチャーであるイギリスの存在意義と、功績が見えて来ますね。
ピラミッドは、実に謎多き建造物ですよね。子供の頃より「ピラミッド=王の墓」と教えられて来たけれど、ギザのピラミッドからは木乃伊や副葬品が一切見付からない等、近年では「ピラミッドは、王の墓では無いのかも。」という説が台頭しているし。
彼だけの巨大な建造物ですから、権力の象徴として、ピラミッドを“支配”したいと目論む権力者は、大昔から少なく無かったでしょうね。