ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

思考の柔軟さ

2025年01月27日 | 其の他

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鷹派相手と妥協せず、自分の主張を貫くに、強硬に事を運ぼうとする立場に立つ人。又、武力解決をし様とする強硬派。

鳩派強硬手段を用いず、穏健に問題を解決し様とする立場の人達。

青嵐会:1973年7月17日に、自民党の派閥横断的に結成された、両若手議員31名(公称)から成る鷹派政策集団。主な所属議員として中川一郎氏、渡辺美智雄氏、浜田幸一氏、森喜朗氏、石原慎太郎氏、山崎拓氏がた。

・渡辺美智雄氏:日本政治家。元衆議院議員鷹派として知られ、自民党政調会長厚生大臣農林水産大臣大蔵大臣通商産業大臣副総理外務大臣等を歴任中曽根派継承し、渡辺派率いた歯に衣を着せない"ミッチー"で人気を博すも、問題発言も多かった。
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政治家の渡辺喜美氏の名前を知らない若い人も多い事だろうから、其の父親の渡辺美智雄氏と成ると、一定年齢以上で無いと、知らない人も珍しく無いだろう。人としての"の大きさ"等、全く異なる部分は結構在るが、キャラクター的には河村たかし議員(前名古屋市長)とイメージが被ったりはする。

「鷹派か?鳩派か?」と問われれば、自分の場合は「鳩派に属する。」だろう。と言って、"べったり鳩派"という訳でも無いけれど。そんな自分だが、鷹派として知られた渡辺美智雄氏が嫌いでは無く、何とも憎めないキャラクターを愛していた部分が在る。鷹派=異論反論一切受け容れず、柔軟性の全く無い、排他的思考の持ち主。(鳩派の中にも、そういうタイプは存在するが。)というイメージが在るけれど、渡辺美智雄氏の場合は「柔軟性の在る、現実的な思考の持ち主。」という面が在り、だからこそ嫌いには成れなかったのだ。

鷹派・・・というよりも今は「ネトウヨ」と置き換えても良いが、自分が彼等を全く受け容れられないのは「『異論&反論を一切受け容れず、柔軟性の全く無い、排他的思考の持ち主。』が余りにも多い。」というのに加え、「自分にとって"都合の良い事"は、全く中身を検証する事無く"事実"と受け容れるのに、逆に"不都合な事"は、全く中身を検証する事無く"デマ"や"捏造"と断じる。」所に在る。「アウシュビッツでの虐殺は全く事実では無く、捏造だ!」と主張した、大の"構ってちゃん"(常に構って欲しがる人。)で在るネトウヨ気質男性著名人なんぞもそんな1人だが、「現実を全く直視する事無く、自身の主張を無根拠且つ一方的に押し通すだけ。」では、何等説得力を持ちないと思う。

鷹派と言えば、「日本国憲法アメリカの"一方的な押し付け"によって生まれた物だから、1日も早く改正しなければいけない!」と主張する人が殆ど(ネトウヨも同様)だったが、渡辺美智雄氏は鷹派で在り乍ら、思考の柔軟さを持った、実に現実的な政治家だった。其れを最初に感じたのは、(以前にも書いた事が在るけれど)1985年の自民党綱領(新綱領)を制定する過程で、渡辺美智雄氏が口にし『気が進まない女房を、親や周りに押し付けられた。何時か代え様、何時か代え様と思っている内に、40年も経ってしまった。見直してみると、こんな女房でも良い所は在る。第一、40年大過無く遣って来たし、良い子も作ってくれた。何よりも40年間に、自分も馴染んでしまった。昔、代え様と思っていた気持ちも、段々変わって来る。』という言葉。によってだった。

「親や周りに押し付けられて、気が進まない状態で結婚した女房。」というのは「日本国憲法」を、そして「良い子」というのは「経済発展し、平和な日本。」を譬えているのだろう。「日本国憲法はアメリカの"一方的な押し付け"によって生まれた物だから、1日も早く改正しなければいけない!」と、丸で"御題目"の様に主張しているだけの人よりも、遥かに説得力の在る主張だと思う。

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太平洋戦争は『侵略悪夢』 鷹派の渡辺氏、中国贖罪意識」(1月25日、東京新聞

1993年2月、渡辺美智雄外相が米国を訪れて要人会談した際、太平洋戦争は亜細亜諸国にとって、日本による「侵略の悪夢」だったと表現していた事が、昨年12月26日公開の外交文書で判った。中国に付いては、「日本は攻め込み、半分以上を支配し、多大の人的物的損害を与えた。」と述べていた。専門家は「鷹派で知られる渡辺氏だが、中国に贖罪意識が在ったのではないか。」と指摘する。

1991年のソ連崩壊後、日米両国内では「冷戦時の安全保障体制を、其の儘維持して行く。」事に疑問の声が上がっており、両政府同盟の在り方を模索していた。

渡辺氏は、2ヶ月後に控えた日米首脳会談下準備として訪米。クリストファー国務長官と会談し、「(亜細亜諸国には)50年前の侵略の悪夢が在り、日本が米国に取って代わる事は出来ず、米国がた方が、皆安心だ。」と語っていた。

アスピン国防長官との会談では、「日本は経済的に軍備拡張能力が無い訳では無いが、亜細亜諸国の不安を招く。」とも述べていた。
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「明らかに事実で無い事は、認める必要が全く無い。」のは言うも無いけれど、「事実ならば、事実として潔く認めるべき。」で在り、ネトウヨ気質の某女性著名人の様に、「日本軍は海外で、"1人も"民間人を殺してはいない!」といった"荒唐無稽な嘘"は慎むべきだ。そうじゃないと、真面な人は誰1人として、相手にしてくれなくなる。


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