⑥御笑い第6世代
2010年代前半から中頃に、TVのヴァラエティ番組から生まれたブーム。「サンドウィッチマン、東京03、ナイツ、オードリー、NON STYLE、U字工事、パンクブーブー、はんにゃ、フルーツポンチ、しずる、狩野英孝氏、我が家、ロッチ、ジャルジャル、フォーリンラブ、モンスターエンジン、ピース、平成ノブシコブシ、ハライチ、渡辺直美さん、スリムクラブ、Wコロン、2700、ハマカーン、ウーマンラッシュアワー、バイきんぐ、どぶろっく、流れ星、バンビーノ、三四郎、トレンディエンジェル、メイプル超合金、タイムマシーン3号、千鳥、野性爆弾、ダイアン、スーパーマラドーナ、銀シャリ、和牛、ジャングルポケット、かまいたち、パンサー、さらば青春の光、とろサーモン、チョコレートプラネット、佐久間一行氏、三浦マイルド氏、AMEMIYA氏、スギちゃん氏、永野氏、アキラ100%氏、サンシャイン池崎氏、あばれる君氏、アイクぬわら氏、ハリウッドザコシショウ氏、じゅんいちダビッドソン氏、厚切りジェイソン氏、エハラマサヒロ氏、梅小鉢、福田彩乃さん、やしろ優さん、桜・稲垣早希さん、キングオブコメディ、ラバーガール、かもめんたる、シソンヌ、ライス、GAG、ニューヨーク、ネルソンズ、ジェラードン、THE GEESE、アルコ&ピース、ANZEN漫才、クマムシ、完熟フレッシュ、アイデンティティ、トム・ブラウン、アインシュタイン、ミルクボーイ、ぺこぱ、鬼越トマホーク、たんぽぽ、阿佐ヶ谷姉妹、ニッチェ、キンタロー。さん、おかずクラブ、尼神インター、横澤夏子さん、平野ノラさん、日本エレキテル連合。」等。
⑦御笑い第7世代
2010年代後半、TVのバラエディ番組から生まれたブーム。1987年(昭和62年)以降に生まれたデジタル・ネイティヴで在る「ゆとり世代」や平成生まれの若手を指す。「霜降り明星、ハナコ、ゆりやんレトリィバァさん、濱田祐太郎氏、ミキ、納言、宮下草薙、EXIT、四千頭身、ガンバレルーヤ、かが屋、ティモンディ、オズワルド、からし蓮根、まんじゅう大帝国、レインボー、3時のヒロイン、エイトブリッジ、フワちゃんさん、パーパー、スタンダップコーギー、ゾフィー、空気階段、コウテイ、ネイビーズアフロ、ファイヤーサンダー。」等。
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先ずは名前の列挙お疲れさまでした(笑)。
こうして年代順に整理してもらえると、初めの頃は「しゃべくり芸」が目立っていたのに、次第に一発芸や体を使ってのギャグに移行しているんだなというのを感じます。
落語家の名前が次第に少なくなり消えてしまうのも、その辺の事情があるのでしょう。
一発芸やギャグ芸に「芸」の面白さを感じず、素人芸の延長やサークルのノリのような、身内のウケとみてしまう私は、そもそも最近のお笑い番組はうるさいばかりで、すぐチャンネルを変えてしまうし、名前を見ても誰が誰だかよく分かりません(苦笑)。
ところで、「海原千里・万里」の名前がないのはなぜでしょう?
第1世代と第2世代の間に約10年の空白があるようなので、その間に人気のあった芸人の名前は抜け落ちることになるのでしょうか?
彼女たちのしゃべくり漫才は割と好きだったので気になりました。
若い世代にも、“笑わせる腕”を持った芸人は存在すると思うんです。最初は際物的に思っていたけれど、御笑い第7世代に属する四千頭身なんぞは一発芸に頼らず、じわじわと笑いを増幅させる感じで、個人的には好きです。
「昔の喜劇の様に、“喜怒哀楽を上手く挟み込んだ笑い”をしたい。」と思う人も御笑いの世界には居る様なのですが、残念な事に“客の側”がそういうのに耐えられないという現実も在る様です。「短い時間で笑いたいけれど、長い時間は集中力が続かない。」という人が増えていて、どうしても一発芸に頼ってしまうというジレンマも在るのだとか。
海原千里・万理、言われてみれば抜け落ちてましたね。女性漫才師としては抜群に上手かったし、歌も良かった。調べてみた所、彼女達のデビューは1971年で、1977年に妹の千里さん(現在の上沼恵美子さん)が結婚した事でコンビを解散。そうなると第1世代と第2世代の丁度狭間に活躍していた事になる訳で、だから名前が抜け落ちているんでしょうね。
時代を席巻した彼女達が、活躍期間は7年程だったという短さに、意外さを感じました。もっと長く活躍していた様に思っていたので。