去年のネット記事を読んでいて、「そうだったんだ。」と気付かされた事が在る。「昨季の日本プロ野球(NPB)では、2014年以来5年振りで、“名球会”入り選手が零だった。」とか。「そうだったっけ?」と思って調べてみた所、投手の入会者は2016年の黒田博樹投手が最後となっているが、野手に関しては2015年以降、「和田一浩氏(2015年)、新井貴浩氏(2016年)、福留孝介選手(2016年)、荒木雅博氏(2017年)、青木宣親選手(2017年)、阿部慎之助氏(2017年)、鳥谷敬選手(2017年)、内川聖一選手(2018年)、福浦和也氏(2018年)」と一昨年迄、確かに途切れる事無く入会者が続いていた。
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「名球会入会資格」
① 日本プロ野球(NPB)の選手、又は元選手で在る事。
② 昭和生まれ以降の者。
③ NPBでの記録をスタート地点として、日米通算(NPBとMLBの合算)「通算200勝以上」、「通算250セーヴ以上」、「通算2,000安打以上」の何れかを達成した者。
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名球界入りが近い選手として紹介されているのは、次の通り。
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[投手]
田中将大投手:174勝78敗3セーヴ(残り26勝)
石川雅規投手:171勝163敗0セーヴ(残り29勝)
岩隈久志投手:170勝108敗2セーヴ(残り30勝)
松坂大輔投手:170勝108敗2セーヴ(残り30勝)
ダルビッシュ有投手:156勝91敗0セーヴ(残り44勝)
藤川球児投手:60勝36敗243セーヴ(残り7セーヴ)
デニス・サファテ投手:32勝24敗234セーヴ(残り16セーヴ)
平野佳寿投手:57勝77敗160セーヴ(残り90セーヴ)
[野手]
坂本勇人選手:1,884安打(残り116安打)
栗山巧選手:1,825安打(残り175安打)
中島宏之選手:1,767安打(残り233安打)
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“現実的な数字”で言えば、今季中に入会資格をクリア出来そうなのは藤川投手、サファテ投手、そして坂本選手の3人だろうが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延び延びとなり、最悪の場合、「今季の開催は見送り。」なんて可能性も在るのだから、どうなる事やら。
坂本選手に関しては、「7月13日迄に2千本安打を達成すれば、2千本安打達成の史上最年少記録更新。(榎本喜八氏が1968年達成した、「31歳7ヶ月」が現在の記録。)」が期待されていたけれど、現実的にはもう無理だろう。
今季達成されそうな記録が、此方に列挙されている。「新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ。」という仕方無い理由では在るけれど、“引退”というのが遠い出来事では無い選手達にとっては特に、「今季の開催がどうなるか?」は非常に気になる事に違い無い。