ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

伊集院さん、どうも間違っていたようですよ

2007年03月12日 | 其の他
日曜日の13時~17時にかけてTBSラジオで放送されている番組「伊集院光 日曜日の秘密基地」。パーソナリティーを務めている伊集院光氏の軽妙洒脱な喋くりに魅せられ、良く聴かせて貰っている事は以前の記事でも書いた。特に16時頃から放送されるコーナー「秘密キッチの穴」は、「リスナーが長年疑問に思っている事柄を、皆で解決する。」というコンセプトが己が心の琴線にビンビン触れ、「そうそう、そんな事(物)在ったよなあ。」とか、「うんうん、自分もそれはずっと不思議に思ってた。」等と独り言ちながら聞き入っている。

ここ暫くは所用で聞き逃していたこの「秘密キッチの穴」を、昨日は久し振りに耳にする事が出来たのだが、個人的に「へー!」と思わせる話題が2つ在った。今日は、それに付いて記してみたいと思う。

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① サンドイッチ語源

「サンドイッチの語源を知ってる?」と問われれば、殆どの人は次の様に答えるだろう。「イギリス貴族のサンドウィッチ伯爵日がな一日トランプに興じる程の無類のトランプ好きで、食事でトランプの時間が奪われてしまうのを惜しみ、片手で食べられる様にパンに食材を挟んだ物を用意させたのが発端。」と。自分もずっとその”説”を信じて来たのだが・・・。

【斬新なサンドイッチの語源】 (38歳男性・ブラックモンブランさんの穴)
凡そ25年モノの穴です。或る漫画に、全く新しいサンドイッチの語源が載っていました。その語源とはサンドウィッチ伯爵が作ったというのは俗説で、本当は砂の”サンド”と魔女の”ウィッチ”、この2つ以外は何でも挟んで食べられるから。というものでした。僕はこの新しい説をすっかり信じていたのですが、その後この説を聞いた事が在りません。この斬新な語源が書かれていたのは、何という漫画だったのでしょうか?御存知の方は教えて下さい。

結論から言うと、この説が載っていた漫画は魔夜峰央氏の「パタリロ!」。「誰が殺したクックロビン♪」というギャグ(台詞)でも有名な、あのギャグ漫画で在る。その中で「sand(砂)とwitch(魔女)以外は何でも挟んで食べられるからサンドイッチと呼ばれる様になった。」と確かに記されているそうだが、サンドイッチの綴りはsandwichとsandは入っているものの、その後がwi”t”chでは無くwichな事から、どうやらこの説は俗説との事だった。
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② ライオネスコーヒーキャンディー♪

【ひいおばあちゃんの飴】 (20歳女性・やまりさんの穴)
凡そ15年モノの穴です。私は幼い頃、毎年御婆ちゃんから、御年玉と一緒に大きな飴を貰っていました。その飴はオレンジ色で、子供の口にはかなり大きく、商品名か会社名に「ライオン」と書かれていた気がします。先日、曾御婆ちゃんは101歳で亡くなってしまいました。今考えると、この飴が曾御婆ちゃんとの唯一の思い出の様な気がして、もう一度舐めたいと思っています。これは何という飴だったのでしょうか?御存知の方は教えて下さい。

この依頼は今回提出されたもので調査結果は次回以降に出される事となるのだが、自分の頭を過ぎったのは「それってカンロ飴じゃないの?」という思い。しかし、これはカンロ株式会社の商品で在り、「ライオン」という名称は無関係と思われるので依頼者が捜しておられる物とは異なるだろう。その正体が何なのか気になる所だ。

そして興味深い話は、この依頼が読み上げられた後に伊集院氏の口から飛び出した。何でも彼の父親は大手医薬品企業ライオンの社員(こちらに詳細が載っているが、なかなかの経歴の方の様だ。)で、昔その父親から伊集院氏は「うちの会社ライオンの系列には、『ライオネスコーヒーキャンディー』を製造&販売しているライオン菓子が在る。」という話を聞かされたというのだ。*1あのライオンの系列会社に菓子メーカーが在ったというのも意外な話だったが、何よりも「ライオネスコーヒーキャンディー」の製造&販売会社が系列だったとはビックリ。

一定年齢以上の方で在れば、リスがキャンディーを舐めているシーンに合わせて、ライオネスコーヒーキャンディー、ライオネスコーヒーキャンディー♪ 本場のコーヒーの味♪ ライオネスコーヒーキャンディー♪ 広がる味はコーヒー♪ ライオネスコーヒーキャンディー、ラララ、ライオネスコーヒーキャンディー♪ コーヒー♪という歌が流れるCMを記憶しておられると思う。*2あのキャンディーを製造&販売していた会社がライオン菓子という名称で、ライオンの系列に在ったとは・・・。

「でも、あのキャンディーを製造&販売していた会社は、確か『篠崎製菓株式会社』という名前だったのでは?」ふとそんな記憶が蘇り早速検索した所、Wikipediaで「ライオン菓子株式会社」が取り上げられていた。此処の情報によると、やはり「ライオネスコーヒーキャンディー」を製造&販売していたのは篠崎製菓株式会社”だった”。しかしこの篠崎製菓株式会社という社名は、経営権が移り変わった事も在り、1995年5月に「ライオン菓子株式会社」へと社名変更されている。*3確かに伊集院氏の言っていた通り、あのキャンディーの製造&販売元はライオン菓子”でも”在った訳だ。

だがしかし、大手家庭用品メーカーのライオンとは、一切の資本・人材関係を持っていない。という但し書きが記されている。念の為、ライオン菓子のHPにて「会社概要」を確認してみたが、やはりあのライオンとは無関係の様だ。

伊集院さん、どうも間違っていたようですよ。
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*1 3月18日放送の「秘密キッチの穴」を聞いていた所、どうやら自分が聞き間違いをしていた事が判明。正しくは、「幼少時の伊集院氏が『ライオネスコーヒーキャンディー』を製造&販売しているライオン菓子をライオンの系列だと思い込んでおり、その事をライオンに勤務していた彼の父親に確認した所、『全く無関係。』と言われた。」というものだった。とんだ勘違いをしてしまい、伊集院氏には非常に失礼な記事になってしまった事を此処に御詫び申し上げると共に、付記という形で訂正させて貰う。

*2 懐かしのテレビCMの数々がこちらで取り上げられている。南利明氏の「オリエンタルスナックカレー」のCMが、元名古屋人の自分としては何とも懐かしい。(動画

*3 あの「野村トーイ」が消滅していたというのもそうだったが、篠崎製菓の社名が変更されていたというのも個人的には感慨深い話だ。

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2 コメント

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ライオンバターボールもね。 (さのかづみ)
2007-03-12 18:20:04
こんばんは。

オレンジ色の飴玉は、バターボールでしょうか…? あの、コーヒーキャンディーのついでに宣伝されてた…。時々買って来ます。

ところで“ライオン製菓(旧篠崎製菓)が歯磨のライオンの系列会社”っていう話を、途中まで信じてしまいました…。古くはママプリン、現在も調味料やハーブの“マコーミック”ブランドといった食品を販売して居るゆえ、あながち有り得ない話では無いなと…。



追記

伊集院光氏の番組、東京都江戸川区辺りだとTBSラジオの受信状況が悪く、特に昼12時を過ぎると雑音が酷くなり、昨日も途中で不届きにもうたた寝をしてしまいました…。
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サンドウィッチ伯爵 (アラメイン伯)
2007-03-12 21:31:05
サンドウィッチ伯爵って人物はアメリカ独立戦争の本を読んでたらよくでてきます。当時の英国の海軍大臣。サンドウィッチの語源になった人物と同一人物かどうかは解りませんが語源の話が本当なら何らかの関係はあるかな?


伊集院光とえば昔、「芳賀ゆい」って架空のアイドルの企画がありましたね。懐かしい。
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