先だって書いた記事「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。」にて、「セブン40周年応援ブログ」というブログの「メビウス36話とクライマックスに向けての大予想」という記事を紹介させて貰った。かなりショッキングな”推測”が記されていたので、後々の楽しみが奪われてしまう可能性も在り、読むor読まないは個々人の判断に委ねさせて貰ったのだが、同様の推測がネット上でかなり取り沙汰されて来た事も在って、今回この推測を取り上げる事とした。
「メビウス36話とクライマックスに向けての大予想」では、「GUYSのメンバー全員がウルトラ兄弟の”新たな人間体”になるのではないか。」という推測が為されている。例えばGUYSのメンバー全員が外敵との戦闘で命を落とし、”これ迄のウルトラマン兄弟の人間体”が自らの存在を投げ打ってメンバー全員と同化するのではないかというのだ。そして、同化する内訳が次の様に予想されていた。
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ゾフィー = サコミズ隊長(田中実氏)
ウルトラマン = テッペイ隊員
ウルトラセブン = コノミ隊員(平田弥里さん)
ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン) = ジョージ隊員(渡辺大輔氏)
ウルトラマンA = マリナ隊員(斉川あいさん)
ウルトラマンタロウ = リュウ隊員
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こういった推測が生じた根底には、「ウルトラ・シリーズを今後も受け継いで行くとした場合、人間体の世代交代を遅かれ早かれしなければならない。」という制作スタッフの思いが在るのではなかろうかという考えが在る。ウルトラ兄弟の人間体を演じて来られたオリジナル・メンバーが既に高齢の域に達している以上、演ずるのが困難な状態になる事や、想像したくは無いのだが御亡くなりになる事も想定し、御元気な内に世代交代を図りたいという考えが在るのではないだろうかと。
特撮物という範疇に留まらず、我が国の放送文化の中でもエポックメーキングなシリーズ故、「脈々と作品を作り続けて行く為には人間体の世代交代を図らなければ。」と考える制作スタッフが居たとしてもおかしくはないと思う。しかしリアル・タイムでこのシリーズを見続けて来た自分にとっては、少なくとも「ウルトラマン=ハヤタ=黒部進氏、ウルトラセブン=モロボシ・ダン=森次晃嗣氏、ウルトラマンジャック=郷秀樹=団時朗氏、ウルトラマンA=北斗星司=高峰圭二氏&南夕子=星光子さん、ウルトラマンタロウ=東光太郎=篠田三郎氏、そしてウルトラマンレオ=おゝとり・ゲン=真夏竜氏」が不変の真理なのだ。*1理屈とかでは無く、感情面で世代交代は受け入れ難いというのが正直な所。懐古趣味だ、感傷主義だと言われてしまうかもしれないが、こればかりは自らの宝物を奪い取られてしまう様な思いがしてしまう。
以前見た作品「仮面ライダー THE FIRST」では、”おやっさん”こと立花藤兵衛役を「仮面ライダーV3」で風見志郎役を務めていた宮内洋氏が演じていたのは嬉しかった。しかし、その嬉しさと同時に「おやっさん役は小林昭二氏の他に在り得ない。」という強い思いが在ったのも事実。某ブログで「ウルトラマン=黒部進氏、仮面ライダー=藤岡弘、氏、ドラえもん=大山のぶ代さんという様に、人には固定化されたイメージが在るもので、それを変えちゃうのはどうかという思いが在る。」という御意見が書かれていたが、これはその通りだと思う。ウルトラマン達の地球での姿が人間で在る以上、万が一オリジナル・メンバーに何か在った場合には、もうその人間体も生を終えたという設定にして、以後は人間体そのものを登場させないという考えも在りなのではないか。どうしても世代交代には、抵抗を覚えてしまう。
唯、「果たして本当に世代交代をさせるのだろうか?」という思いも湧いて来ている。オリジナル・メンバーの方々はその役どころにとても誇りを持っておられると思うし、だからこそ制作スタッフから「世代交代を図りたい。」と言われたとしても、「はい、判りました。」と全員が納得されるとは思えないのだ。40周年記念の作品にオリジナル・メンバー達が生き生きとした姿で登場されている以上、嘗ての「ウルトラマンタロウ」でZATの隊員達にウルトラ5兄弟が”一時憑依”した際(動画)の様に、GUYSのメンバー達にウルトラ兄弟が一時憑依する可能性は在っても、世代交代は無いのではないだろうか。
GUYSのメンバー数を考えるとゾフィーからウルトラマンタロウ迄の人間体の数と合致するが、制作スタッフが単純に年齢面を考慮して世代交代を考えていたとするならば、団時朗氏とは1歳しか年齢が違わない真夏竜氏や、同じく6歳しか違わない長谷川初範氏(ウルトラマン80の人間体・矢的猛役。)の世代交代が含まれていないというのも不自然な気がする。「世代交代は誤った推測だった。」と笑って振り返られる最終回を期待したい。
*1 以前にも書かせて貰ったが、自分の場合「ウルトラマン80」はリアル・タイムで見ていなかったので、敢えて「ウルトラマン80=矢的猛=長谷川初範氏」というのを此処では記さなかった。
「メビウス36話とクライマックスに向けての大予想」では、「GUYSのメンバー全員がウルトラ兄弟の”新たな人間体”になるのではないか。」という推測が為されている。例えばGUYSのメンバー全員が外敵との戦闘で命を落とし、”これ迄のウルトラマン兄弟の人間体”が自らの存在を投げ打ってメンバー全員と同化するのではないかというのだ。そして、同化する内訳が次の様に予想されていた。
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ゾフィー = サコミズ隊長(田中実氏)
ウルトラマン = テッペイ隊員
ウルトラセブン = コノミ隊員(平田弥里さん)
ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン) = ジョージ隊員(渡辺大輔氏)
ウルトラマンA = マリナ隊員(斉川あいさん)
ウルトラマンタロウ = リュウ隊員
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こういった推測が生じた根底には、「ウルトラ・シリーズを今後も受け継いで行くとした場合、人間体の世代交代を遅かれ早かれしなければならない。」という制作スタッフの思いが在るのではなかろうかという考えが在る。ウルトラ兄弟の人間体を演じて来られたオリジナル・メンバーが既に高齢の域に達している以上、演ずるのが困難な状態になる事や、想像したくは無いのだが御亡くなりになる事も想定し、御元気な内に世代交代を図りたいという考えが在るのではないだろうかと。
特撮物という範疇に留まらず、我が国の放送文化の中でもエポックメーキングなシリーズ故、「脈々と作品を作り続けて行く為には人間体の世代交代を図らなければ。」と考える制作スタッフが居たとしてもおかしくはないと思う。しかしリアル・タイムでこのシリーズを見続けて来た自分にとっては、少なくとも「ウルトラマン=ハヤタ=黒部進氏、ウルトラセブン=モロボシ・ダン=森次晃嗣氏、ウルトラマンジャック=郷秀樹=団時朗氏、ウルトラマンA=北斗星司=高峰圭二氏&南夕子=星光子さん、ウルトラマンタロウ=東光太郎=篠田三郎氏、そしてウルトラマンレオ=おゝとり・ゲン=真夏竜氏」が不変の真理なのだ。*1理屈とかでは無く、感情面で世代交代は受け入れ難いというのが正直な所。懐古趣味だ、感傷主義だと言われてしまうかもしれないが、こればかりは自らの宝物を奪い取られてしまう様な思いがしてしまう。
以前見た作品「仮面ライダー THE FIRST」では、”おやっさん”こと立花藤兵衛役を「仮面ライダーV3」で風見志郎役を務めていた宮内洋氏が演じていたのは嬉しかった。しかし、その嬉しさと同時に「おやっさん役は小林昭二氏の他に在り得ない。」という強い思いが在ったのも事実。某ブログで「ウルトラマン=黒部進氏、仮面ライダー=藤岡弘、氏、ドラえもん=大山のぶ代さんという様に、人には固定化されたイメージが在るもので、それを変えちゃうのはどうかという思いが在る。」という御意見が書かれていたが、これはその通りだと思う。ウルトラマン達の地球での姿が人間で在る以上、万が一オリジナル・メンバーに何か在った場合には、もうその人間体も生を終えたという設定にして、以後は人間体そのものを登場させないという考えも在りなのではないか。どうしても世代交代には、抵抗を覚えてしまう。
唯、「果たして本当に世代交代をさせるのだろうか?」という思いも湧いて来ている。オリジナル・メンバーの方々はその役どころにとても誇りを持っておられると思うし、だからこそ制作スタッフから「世代交代を図りたい。」と言われたとしても、「はい、判りました。」と全員が納得されるとは思えないのだ。40周年記念の作品にオリジナル・メンバー達が生き生きとした姿で登場されている以上、嘗ての「ウルトラマンタロウ」でZATの隊員達にウルトラ5兄弟が”一時憑依”した際(動画)の様に、GUYSのメンバー達にウルトラ兄弟が一時憑依する可能性は在っても、世代交代は無いのではないだろうか。
GUYSのメンバー数を考えるとゾフィーからウルトラマンタロウ迄の人間体の数と合致するが、制作スタッフが単純に年齢面を考慮して世代交代を考えていたとするならば、団時朗氏とは1歳しか年齢が違わない真夏竜氏や、同じく6歳しか違わない長谷川初範氏(ウルトラマン80の人間体・矢的猛役。)の世代交代が含まれていないというのも不自然な気がする。「世代交代は誤った推測だった。」と笑って振り返られる最終回を期待したい。
*1 以前にも書かせて貰ったが、自分の場合「ウルトラマン80」はリアル・タイムで見ていなかったので、敢えて「ウルトラマン80=矢的猛=長谷川初範氏」というのを此処では記さなかった。
メフィラス星人の光線攻撃をよけずに敢て胸板で受けて跳ね返した
あれは鳥肌ものでしたよ~貫禄勝ちでしたね。
そしてメビウスと並ぶとあのマンのデザインの秀逸さがよくわかりました。シンプルで無駄が無くその存在の偉大さを表現して有り余るものがあります。
円谷側が考える人間体の世代交代かぁ、たしかに製作側の思案もあるかもしれませんね。でもアタシも元祖の人間体のまんまの方がいいです。というよりか今回登場したウルトラ兄弟に頼ることなく新時代のウルトラマンシリーズをクリエイトするためにもその辺は別問題と考えてほしいですね。
テレビでちょこっと最後の方をみました。いつも夜の仕事なので、新声優陣のを見るのがはじめてでして・・。なんか別もんを見てる感覚でした。絵柄も変わっていました。むすめに色々と解説してもらいながら、自分がドッサリ年を重ねた事を実感!!
ウルトラマンの人間体については、永遠の命なんてほんとは無いのですから、後継ぎを作る必要があるのかどうかチト疑問。落語家や歌舞伎の襲名じゃあるまい・・とか。
ライダーと戦隊物はその辺上手く「全くの別もん」で再生してる気がします。
先日の金八もそうですが、いつかは引退・退職の時はくるのでしょうね。ウルトラマンも・・・。ねぇ?
ショックでした・・・
>ハヤタがウルトラマンに変身するシーンでは、右斜め上(約50度)にビシッと腕が伸びたポーズが実に美しい!
まさに様式美ですね。そして初代ウルトラマンの出現シーンはオリジナルだったのがうれしいです。いってみればウルトラマンシリーズの変身シーンは時代劇で言うと水戸黄門の葵の御紋の印籠、遠山の金さんの桜吹雪の刺青、早乙女主水之介の天下御免の向う傷に匹敵しますな。(古い)
>世代交代
無理にしなくともいいんじゃないですかね。
映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」はいわゆるダンディー4の方々が出演したからこそ成り立つ作品でしたからねえ。世代交代よりもまったく新しいヒーローを作るほうがいいような・・ウルトラマンを超えるヒーローを。なかなか難しいとは思いますが。
あとメビウスも残り三回、しっかり見させてもらいます。
今回の放送分迄で人間体としてのウルトラ兄弟は「ハヤタ、モロボシ・ダン、郷秀樹、北斗星司の所謂”ダンディー4”とおゝとりゲン、矢的猛」の6名が登場。「ウルトラQ」の主役の一人で在る万城目淳も客演されたのですから、これでウルトラ・シリーズの第1期~3期(「ウルトラQ」~「ウルトラマン80」)のアニメ作品(「ザ☆ウルトラマン」)を除く主役で登場されていないのはもう東光太郎だけになってしまいました。果たして巷間言われている様なサプライズ・ゲストとして彼が登場するのか、非常に気になる所です。
憧れのウルトラ兄弟(人間体)に順位付けをしてしまうのはとてもおこがましくは在るのですが、メビウスの中での印象度の強さを挙げるならば、やはり北斗星司&南夕子の回がダントツでした。メビウス&GUYSのメンバー達との関り方も然る事乍ら、北斗&南の”35年ぶりの再会シーン”には感激度Max.で、唯々滂沱するだけでした。おゝとりゲンの回で彼が過去を語るシーンも良かったですね。
メフィラス星人のあの慇懃無礼とも言える物言いが、逆に彼の狡猾な部分を感じさせて良かったです。何でも皇帝の声は「Dr.スランプ アラレちゃん」で則巻千兵衛の声を担当された内海賢二氏(「新造人間キャシャーン」でのブライキングボスの声でも御馴染みですが。)が受け持たれているのだとか。これも楽しみです。
ウルトラ・シリーズや仮面ライダー・シリーズの魅力は幾つも在りますが、変身ポーズというのはかなり重要な位置を占めていると思います。ガキんちょの頃はウルトラマンAや仮面ライダーV3の変身ポーズを良く真似たものですが、本当に時代劇の決め台詞(姿)と同じで、あれが在ると映えるんですよね。
先日のメビウス、未だ観てないのですが
メビウスも気になるけど(というかメフィラスの方が)
人間体の世代交代がもし本当だったら残念ですね。
残念っていう言い方も失礼なのかもしれませんけど
やっぱり古くからのファンはダンディ4の登場が嬉しいものなんですよね。
そうなるとウルトラシリーズは今後どうなってしまうんでしょうね。
大袈裟に言うと全く別物になるような気がします。
だって女性がセブンやエース(まあ、エースは男女合体でしたが)なんて受け入れ難いです。
エースは南夕子さんならOKかも・・
一時的な憑依だけで済みますように
私も懐古趣味 感傷主義なのかも・・
これぞ円谷プロの御家芸、十八番!間違いない!
起龍です
僕も気になってましたのでお返事遅れました
マンが「光の国に帰らなきゃいけない」と言っていたので、一回限りの代打かもしれませんね
それか、ハヤタとかダンごと転生する(戦闘中に脳内でハヤタがテッペイに指示する)かもしれません
実相寺監督などがお亡くなりになられていることも考えまして、あらためてメビウスはこのタイミングで出してよかったと思います
…できれば、今の子どもたちにも続けて新たなウルトラ兄弟シリーズを見せてあげたいですね
ウルトラマン達の人間体の世代交代に関しては、無いと予想しております。
「仮面ライダー THE FIRST」のような例や、水戸黄門等の時代劇や金田一耕助等の探偵キャラ、ドラえもん(大山のぶ代女史以前に、日本テレビ版では富田耕生氏と野沢雅子女史がドラえもんを演じていた)やルパン三世(山田康雄氏死去による交代以前に不二子と五右衛門のキャスト交代があった)等のアニメではキャスト引継ぎとかありますが、その引き継いだ俳優さんがそのキャラの歴史を理解し大切に出来るかわからないだけに、軽々しく行えるものではないと思っています。
それよりも、黒部進氏をはじめとする人間体を演じてきた皆様も円谷プロも、ここまでハヤタ達が人々の心に長く生き続けるとは思いもよらなかったでしょう(これは、藤岡弘、氏をはじめとする仮面ライダーを演じてきた皆様にも言える事かも)。何せ、黒部氏達はウルトラマンだけでいるわけにはいかないと、時代劇で悪役を演じる等、様々な顔を持とうと必死だったのですから。
それにしても、数万歳単位というウルトラマンや改造人間という昭和の仮面ライダーといった「不死身のキャラクター」は、人々の心の中でも不死身であるけれど、命や形に限りがある物理的世界というか現実では無理があるのかもしれませんね。
モロボシ・ダンを演じた森次晃嗣氏は嘗て、「自分は一生モロボシ・ダンから抜け出せない。」と語ったそうです。ヒーロー物を演じた役者はどうしても一つのイメージが出来上がってしまい、そのイメージから脱却するのが極めて難しいと言いますよね。ですから概してヒーローを演じていた役者が、その後は全く逆の悪役を中心にこなしていく事で、何とかイメージを変えて行きたいとするのでしょう。特にウルトラ・シリーズや仮面ライダー・シリーズの様に伝統在るヒーロー物だと、余計にイメージを変えるというのは困難だろうなと思います。
しかしイメージを変えようともがき苦しんだ結果到達するのは、「それだけ皆から愛されているヒーローを演じていたという誇り」というのもヒーロー物で主演を張って来た俳優の多くが口にする言葉。これはファンの一人としてとても嬉しい言葉です。
自ブログで取り上げていながら何なのですが、最終回が近付くにつれて「世代交代は無いのではないか。」という思いが強くなっています。確固たる根拠は全く無いのですが、やはり40年間積み上げて来た歴史がそれを許さないのではないかと感じるのです。ウルトラ・シリーズ制作に関って来た歴代のスタッフ及び番組を見続けて来た多くのファンと、そしてヒーローを務めて来た役者との”固い絆”とでも言いましょうか。そんな気がしています。