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・クローズド懸賞:懸賞への応募の条件として、検証を行う企業の商品購入や入会等の商取引が必要な懸賞を言い、一般懸賞、共同懸賞、総付の3つに分類される。
・一般懸賞:或る商品を購入した人を対象に、内部に当たり券が入っていたり、応募葉書に商品に貼付されている点数シールを貼ったり、購入レシートを貼ってメーカーや販売店に応募すると、抽選で賞金や商品が提供される方式。
・オープン懸賞:商品の購入等の条件無しに、誰でも応募する事が出来る懸賞。
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4年前の記事「歌詞付きのCMソング」の中で触れた様に、「ついつい口遊んでしまう"歌詞付きのCMソング"。」というのが結構在る。伊集院光氏がニッポン放送でパーソナリティーを務めているラジオ番組「伊集院光のタネ」を好んで聞いているのだが、21日の放送で伊集院氏が「彼のプレゼント・キャンペーンは大当たりだった。だって、50年以上も前のCMソングなのに、今でも歌詞を全部覚えてるんだから。」と言って口遊んだのが、ライオンがライオン油脂時代の1965年に発売開始した洗濯用洗剤「ブルーダイヤ」の「嬉しい『白』です ブルーダイヤ 金、銀、パール プレゼント♪」【動画】というCMソング。
「ブルーダイヤ」は縦長の紙容器に入った粉洗剤で、中に封入されているラッキー・カードが応募券(今回の記事を書くに当たって色々調べる迄、「ラッキー・カードなる物は"当たり券"と思い込んでいた。)と成っており、其れを送って当たると、金・銀・パールの何れかの宝飾ペンダントが貰える。」というのが、1966年3月から開始された「金・銀・パール プレゼント・キャンペーン」だった。此のキャンペーン自体は色々スタイルを変え、何と2008年3月迄行われていたそうだ。
自分も此のCMソングを空で歌えるし、そういう人は他にも、結構居るのではないだろうか。非常にインパクトの在るプレゼント・キャンペーンだったと思う。
「ブルーダイヤ」の此の懸賞は"クローズド懸賞"に当該するが、誰でも応募出来る"オープン懸賞″に関して言うと、自分の場合、実際に当選した高額商品は「ハワイ旅行」と「ニューヨーク旅行」に成るだろう。当選したのはハワイ旅行が30年以上前で、ニューヨーク旅行は10年前(旅行自体は9年前だが。)の事だった。
で、オープン懸賞で一番印象に残っているのは、「サントリーの『ペプシコーラ』が、1998年6月から展開した『2001 SPACE TOURS PEPSI』なるプレゼント・キャンペーン。」だ。
「2001年12月に予定されている世界初の宇宙旅行に、当選者5人を"優待"する。」という物で、自分も応募した。「当選したら、どうしよう?爆発事故等、地球に帰還出来ない可能性も在るしなあ・・・。」等と、当たってもいないのに色々心配したっけ。
飽く迄も「優待」で在り、「招待」では無い。と言うのも、当時は「オープン懸賞の上限金額」が決まっており、記憶違いで無ければ「オープン懸賞の上限金額が1千万円に引き上げられた事で、其の第1弾と成ったのが此の宇宙旅行プレゼント。」だった。なので、「費用9万8千ドルの内、宇宙旅行実施時の"為替レート"で1千万円分はサントリーが負担し、其れを超えた分は当選者が負担する。」という形。1998年当時の為替レートは「1ドル=約130円」だったので、此の段階だと「約274万円、当選者が負担する形。」だった訳だ。
結局、2001年12月の宇宙旅行は実施されず、"延期"という名前の"中止"と成り、キャンペーンの規約に「実施されなかった場合は、1千万円を支給する。」と記されていた事から、当選者には現金の支給と成った様だ。