
似た様な内容の放送許りなので、地上波放送を見る機会が可成り減った。其の分、BS放送やらCS放送等の地上波放送以外の媒体で、TV番組を見る機会が年々増えている。歴史関連の番組が好きで、「THEナンバー2~歴史を動かした陰の主役たち~」や「にっぽん歴史街道」、「百年名家~築100年の家を訪ねる旅~」等は毎週見ているのだが、幼少時に見ていた懐かしい番組も良く見ている。
映画チャンネルNECOで先月から再放送開始となった「水もれ甲介」(動画)も其の1つで、見ていて仄々とさせられるし、石立鉄男氏や森繁久彌氏、名古屋章氏、伴淳三郎氏、谷村昌彦氏等、今は亡き名優達の姿に思わず頬が緩んでしまう。又、今回の再放送を見ていて初めて気付いたのだが、「此のドラマに出演していた岸ユキさんに、当時の自分は(実際には存在しない)『姉』のイメージを重ね合わせていた。」という事実。「健康的で、爽やかな女性が好き。」という自分のタイプは、恐らく彼女から始まって、志穂美悦子さんや田中好子さん、ミー(現在は「未唯mie」)さんを経て、今に到っているのだと思う。
岸ユキさんと言えば「ケンちゃんシリーズ」(曲)や「赤い疑惑」(動画)での姿も忘れられないが、何と言っても強く印象に残っているのは「サインはV」(曲)での松原かおり役。此の「サインはV」が4月10日より、TBSチャンネル(地上波では無く、CS放送の方。)で再放送開始というから堪らない。
「サインはV」、自分は再放送を見た世代だが、OP曲の出出し「V・I・C・T・O・R・Y サインはV♪」で、「victory」の綴りを覚えたもの。(「Vacation」という曲で「vacation」の綴りを覚えたり、アニメ「天才バカボン」のOP曲【曲】の出出しに「西から昇ったおひさまが 東へ沈む♪」となっている事から、「バカボンのパパは馬鹿だから、逆に覚えている。故に太陽は東から昇って、西へ沈むのが正しいのだ。」と覚えたりと、昔はドラマやアニメから自然と覚えてしまった事が結構在ったっけ。)今でも口遊むと、元気が出て来る。
男性が主人公という事で在れば「柔道一直線」(曲)が、そして女性ならば「サインはV」が、所謂“スポ根ドラマ”では魁的な存在だったと思う。普通では在り得ない様な「技」を繰り出す女子バレーボール選手達の姿に夢中となり、范文雀さんが演じるジュン・サンダースが骨肉腫で亡くなった際には大泣きしたりもした。
岸ユキさんとの“再会”も楽しみだが、ストーリーがややうろ覚えに成りつつ在る事から、しっかりと再放送を見て行きたい。